サボテンはどうやってふやす?失敗しない挿し木や胴切りの方法。

栽培
栽培花菜類

サボテンはサボテン科に属する原産地が南米・メキシコの多肉植物で別名仙人掌とも呼ばれます。メキシコや西部劇ではサボテンが自生している独特のイメージがあります。また多くの交配種があり2000種以上が知られている多肉植物の代表格です。葉がトゲに変化しているものが多いですが、トゲのない種類もあり、シャコバサボテンや月下美人のように花が咲くものも多数あります。

100円ショップや、インテリアショップでも見かけることの多いサボテンの苗ですが、実は以外と簡単に増やすことができるのも魅力の一つです。

この記事ではサボテンのふやし方について、初心者の方でもわかりやすく説明します。

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サボテンふやし方の時期と方法

多肉植物は、種まきから増やす実生、葉挿し、挿し木、株分けで増やすことができます。多肉植物の1種であるサボテンは、「挿し木」と「実生」で増やします。挿し木は初心者の方でも簡単にふやすことが

初心者でも簡単に増やせる挿し木ですが、いつどのように行えば失敗なくふやせるのでしょうか。ここではサボテンの挿し木と実生のやり方と時期について、基本的な考え方を説明します。

挿し木の種類と時期

多肉植物は春秋型、夏型、冬型の3タイプに別れ、それぞれ生育期と休眠期が異なります。サボテンは、ほとんどが「夏型」に 該当します。夏型は夏に盛んに生育し、春と秋はゆっくり生育し、冬は休眠します。

サボテンの挿し木の時期は、生育が盛んな3月から4月もしくは、9月~10月が適期です。できれば晴れた午前中に行いましょう。サボテンは多湿が苦手なため、湿度の高い梅雨時や雨の多い時、また真夏は避けた方がよいでしょう。

挿し木は、株元や株中にできた子株を切り取ってふやす方法と、柱サボテンなどの子吹きしにくい品種は、サボテンを横に切りとる胴切りでふやす方法があります。また異なる種類のサボテンを台木として、接ぎ木で増やす方法もあります。

挿し木① 子株

準備するもの 鉢・用土・ピンセット・カッター

①親株から、子吹きした小さな茎の節近くをピンセットで挟み、前後にゆっくり茎を倒して、節をはずします。ピンセットで簡単に外せない茎は、カッターで子株を切り離します。

②切り離した子株は、半日陰において2~3日切り口を乾かします。切り口が大きいときはさらに2~3日乾かしましょう。

③鉢に、新しい用土を入れ乾いた子株を植えつけます。

④水やりは植え付け後、1週間から2週間後に行います。その間は半日陰に置いて根が出るのをまってから、新しい環境にならしていきます。

挿し木② 胴切り

準備するもの 鉢・用土・ピンセット・カッター

①元気な株を選んで、下から半分より上の先端をカッターで横方向に切り取ります。カッターはライターなどで火であぶって消毒したものを使います。

②切った先端は、1週間から2週間ほどしっかり乾燥させます。

③切った先端の断面から芽が生えるので、切断面を下にして鉢に、新しい用土をいれて植えつけます。

④ 水やりは植え付け後、1週間から2週間後に行います。その間は半日陰に置いて根が出るのをまってから、新しい環境にならしていきます。

タネから育てる実生

サボテンを増やすには、挿し木が簡単ですがタネからでもふやすことができます。種から育てるのは少し難しいですが、一度に多くふやすことができ、珍しい品種などに出会える可能性もあります。

種をまく時期は、5月から6月、気温が20℃から30℃のころが適期です。

底の浅い平鉢に小豆台の小石と川砂をいれて、等間隔になるように種をまきます。まき土はせず、水やりは、鉢ごと水につけて鉢底から十分吸わせます。その後皿の水は少なめにしておきます。ガラスやビニール袋などで鉢を覆い、保湿しましょう。10~15日位で発芽します。発芽後は少しずつ通常の環境にならして大きく育ててから植え替えます。

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その他 サボテンの栽培で気をつけたいポイント

栽培環境・水やり

生育期の春から梅雨までは日当たりのよい、風通しのよい屋外で管理します。梅雨明けからは直射日光のあたらない半日陰で管理しましょう。場所を移せない場合などには寒冷紗などで遮光します。真夏の直射日光は葉焼けの原因にもなるので、気をつけましょう。

日が当たらないと、サボテンはヒョロヒョロと弱って徒長して枯れてしまうこともあります。屋内で育てる場合もできるだけ窓辺などに置き、日当たりには十分注意して、なるべく庭やベランダにだして、日に当ててあげましょう。

寒さは苦手ですので、霜の降りる前には室内で管理しましょう

多肉植物は、雨が少ない場所や岩場などに生育するものが多い植物で、乾燥した過酷な環境を生き抜くために、根や茎、葉などを肉厚にして水分を蓄えるようになっています。だからといって、水やりが必要ではないわけではありません。

サボテンの水やりのポイントは、生育期と休眠期で水やりの方法を変えることです。サボテンは多肉植物の夏型なので、基本的には生育期の3月〜9月は、土が乾いたら水をやり、休眠期にはいる10月〜2月は水は徐々に水を減らし、冬は断水気味にします。

サボテンの水のやり方についての記事もありますので、水やりに興味のある方は読んでみてください。

用土

一般の観葉植物では、鉢植えの場合は、赤玉土と鹿沼土を基本用土として、ピートモス、バーミキュライト、パーライトやココヤシチップといった改良用の土を基本用土にプラスして使います。

しかし、多肉植物は休眠を伴うものが多く、休眠中の多肉植物は、根もほとんど給水しないので、根腐れを防ぐために鉢土を完全に乾燥させる必要があります。このため、一般の観葉植物と異なり、パーライト1割や砂土2割を混ぜた排水性の高い配合土にし、水はけの良い状態にしましょう。

市販のサボテンや多肉用の培養土も便利です。

また、ハイドロカルチャーで栽培する場合は、土を用いず、ハイドロコーン、ハイドロボールという丸い発泡煉石を使用したり、ゼオライトという多孔性の鉱石、またカラフルな色で見た目も美しいジェリーボールを使用します。エアプランツも同様です。

上記の素材はいずれも一定の保水力のある素材なので、正しく肥料を使うことで、観葉植物をしっかりと生育することができます。植え替え時には元肥料として緩効性肥料を入れると元気に育ちます。元肥の緩効性肥料は、ハイポネックス マグァンプKなどがおすすめです。大粒のものから小粒のものまでありますので、品種に合わせた大きさをつかってください。

観葉植物やハイドロカルチャーについての肥料についての記事もありますので、興味があればお読みください。

肥料

砂漠などの栄養の少ない土でも育つサボテンですが、肥料をあげることで元気にすくすくと育ちます。

サボテンなどの多肉植物は、元肥は植え付け、植え替え時に行います。 植木鉢などで栽培する場合は、元肥をしっかりと施し、適期に追肥を行っていきます。追肥はサボテンは3月〜9月の生育期は肥料が必要です。

  • 液体肥料の場合は、ラベルなどに記載されている希釈率から更に2倍程度に薄めて、月1〜3回のペースで施肥します。
  • 固形肥料の場合は、ラベルなどに記載されている使用目安量の半分程度の量を、1ヶ月〜2ヶ月に1回程度施肥します(頻度は使う肥料のラベルの説明に合わせると良いでしょう)。
  • 休眠期は絶対に肥料をやらないようにしてください。肥料やけを起こし、枯れる原因になります。

    サボテンの肥料についての記事もありますので、肥料について興味のある方は読んでみてください。

    植えつけ、植え替え

    園芸店などで購入してきた苗の鉢は、インテリアに合わせて、素焼き鉢や、陶器やグラスなどにも植え替えすることもできます。またサボテンが病気で根元から腐ってしまったときは、すぐに植え替えが必要です。

    またサボテンは生長に合わせて、1年~2年に一度、植え替えをしましょう。時期は4月頃に、一回り大きな鉢に移し替えます。根から土を落とし、傷んだ根っこや根腐れを起こしているものは、根元から切り取ります。根を半分ほど切り取り4日ほど日陰で乾かしてから、新しい土に埋めて移し替えます。

    サボテンの植え替えについての記事もありますので興味がある方は読んでみてください。

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    剪定(胴切り)

    病気や伸びすぎたサボテンは、「胴切り」とよばれる、サボテンを大きくカットする剪定を行います。

    時期は植え替え時と同じ3月から4月に行いましょう。できれば午前中の晴れた日がおすすめです。切り方は、よく切れる刃物で傷んだ部分や、カットしたい部分を水平になるようにカットするだけです。

    胴切りした後の断面は、風とおしのよい涼しい場所に置いて乾燥させます。

    健康な胴切りした上部で、増やすこともできます。

    病害虫

    カイガラムシ・コナカイガラムシ・ハダニアブラムシ、ネジラミ、ワタムシ、ヨトウムシなどの害虫が発生する恐れがあります。梅雨にはナメクジが発生する恐れもあります。それぞれの害虫によって対応は異なりますが、見つけたら早めに取り除いてあげましょう。殺虫剤なども有効です。

    サボテンは、湿気の多い場所に置いておくと菌に感染して、根腐れ病・黒斑病・すす病・茎枯れ病・茎腐れ病などを発症します。

    予防には、湿気の少ない風とおしの良い場所に置いてあげましょう。もし病気にかかったら、変色した部分を切り取る胴切りをしましょう。

    害虫については下記に非常に詳しく対策を説明しているので、実際に発生してしまって困っている時など、参考にしてみてください。

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    サボテンの種類

    サボテンには多くの属があります。いくつかその属と特徴を紹介します。最近はサボテンや多肉植物は人気があり、ガジュマルのような塊根植物(コーデックス)は男性にも人気があります。

    特徴
    ノトカクタス丸型や円柱形をした、色鮮やかな花を咲かせるサボテンです。100円ショップなどでも見かけます
    エキノプシス栽培が楽で成長が早いサボテンです。大きな花を咲かせるものが多いので花サボテンとして人気があります。
    ホマロケファラ丸く扁平に育ち、濃い緑で刺は赤みかかった幅の広い太い棘をもっています。綾波が有名です。
    コリファンタ中小サイズの球状または円柱状のサボテンです。
    テロカクタス平や長球状に育つ中型サボテン。色鮮やかな大きな花を咲かせるものが多く棘色も美しい。
    クレイストカクタスほとんどが細長く育つサボテンです。黄金柱・バウマニーなどがあります
    ケレウス(セレウス)大型の柱サボテンが多い属です。
    オプンチア別名ウチワサボテンと呼ばれるサボテン。名前のとおりうちわのような形が特徴です。
    ミルチロカクタス大型の樹木型のサボテンで木のように枝(茎)を出した形をしています。竜神木は、接ぎ木の台木によくつかわれます。
    ギムノカリキウム球型のサボテン。日本で改良された真っ赤なミニサボテン「 緋牡丹 」が人気です。
    フェロカクタス棘が大きく鮮やかなものが多い樽型サボテン属です。

    まとめ

    サボテンには花を咲かせるシャコバサボテン、ウチワサボテン等様々な種類があり、一般の観葉植物と比べて毎日手をかけなくても育つので、観賞用としても非常に人気のある植物です。

    サイズも100均で買える小さなものから、部屋のインテリアとなる大きなものまで多種多彩です。サボテンやほかの多肉植物を寄せ植えを、ギュギュぎゅっと寄せて作るのが人気です。水やりの手間も少なく丈夫な観葉植物なので、初めての人でも挑戦しやすく、奥深い魅力があります。

    また花言葉は、枯れにくいところから「枯れない愛」や「燃える心」などがあります。プレゼントとしても素敵ですね。ぜひ、お気に入りのサボテン品種を見つけて、自分だけのサボテンを育ててみてはいかがでしょうか。

    ここで紹介した農薬は、JA販売店やホームセンターのガーデニング・資材、庭木コーナーにあるものもあります。ほ場で早期発見し、適切な薬剤や防除方法でしっかり発生を予防、ガードできると、農薬散布と言った農作業の回数を減らすことができます。

    編集さん
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    『農家web』では、この他、球根系から播種(は種)系、水生、宿根草、アサガオシクラメン、ヒヤシンス、紫陽花クレマチス、ベゴニア、ひまわり、チューリップ、ハーブ、アリウム、ポインセチアシャクヤクポトスペチュニアまたサボテンなどの多肉植物、常緑のガジュマルやパキラ、クラピア、ビカクシダなど様々な観葉植物、ツツジなどの庭木、果樹、イチゴトマトなどの野菜のおすすめ記事があります。

    また、雑草もイネ科雑草広葉雑草など一年草から多年草、また茎葉処理剤、土壌処理剤等の薬剤も幅広く解説しています。

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