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サボテン

サボテンの土は何がいいの?おすすめの土と配合比率について

サボテン

100円ショップでも見かけることの多いサボテンの苗ですが、寄せ植えや植え替え、挿し木にはどんな土が適しているのでしょうか。サボテン用の種類別・用途別のおすすめの土についての説明や、土の配合について説明します。

サボテンにおすすめの土とは

サボテンの栽培には、水はけがよく通気性のよい土が適しています。一般的な畑の培養土や庭土は、サボテンのような多肉植物には向きません。

サボテン・多肉植物用の土が便利です。また品種や育て方によっても変わるため、単用土を自分で配合するのもおすすめです。

サボテン・多肉植物用の培養土

メーカーによって配合は異なりますが、排水性・通気性がよく、保水性があるように配合されています。緩効性肥料や、木炭などが配合しているものもあります。また水をかけると固まる土などもあります。鉢底に穴がないものなどは、水やりをした後に上から流す必要があるので、そのようなときには固まる土も便利です。

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シャコバサボテン用培養土

毎年花をさかせるシャコサボテンは、専用の土が売られています。クジャクサボテンもシャコバサボテンの土を使いましょう。

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サボテンの土 おすすめの配合割合

基本の配合

  • 赤玉土5、鹿沼土2、腐葉土2・川砂1+緩効性粒上肥料
  • 赤玉土6、くん灰2、川砂2 +緩効性粒上肥料

底に鉢穴がない場合

  • 赤玉土8、くん炭1、川砂1+緩効性肥料 
  • 鉢底石に、大粒の鉢底石をつかったりゼオライトを敷き詰めたあとに、基本の配合でもよいでしょう。

シャコバサボテン・クジャクサボテン・月下美人

  • 赤玉土4・腐葉土3・軽石3 +緩効性粒上肥料
  • 赤玉土3.3・腐葉土3.3・鹿沼土3.3 等量配合 +緩効性粒上肥
  • 赤玉土5・腐葉土3・鹿沼土2 +緩効性粒上肥料

実生で育てるときの、まき土

殺菌済み(よく洗って、日光消毒)川砂 肥料入れません。 

さし床

サボテンは、挿し木や挿し穂で増やす場合は、そのまま育てることもできます。さし床で増やし、根が落ち着いたところで植え替えする場合はなどの土は下記です

  • 赤玉土 10
  • バーミキュライト10
  • 川砂 10
  • (シャコバサボテンのさし床に)

多肉植物との寄せ植え

・赤玉4 鹿沼土2 軽石1 くん灰1 ゼオライト0.5 バーミキュライト 0.5 バイオ肥料1

上記をベースに、鉢底石や化粧石に軽石をつかったり、鹿沼土を使うと酸性になるのでくん灰を配合したりします。水苔やドライモスなど見た目や水はけなどで工夫するとよいでしょう。

サボテンの土に使われる単用土

自分で配合して作る場合に使われる単用土を紹介します。土の配合は、どれが正解というものがありません。市販のサボテンの培養土の配合もそれぞれメーカーによって異なります。赤玉土をベースにして大きさや乾燥を好む品種などに合わせて配合します。

赤玉土 

火山灰土の赤土をふるい分けたもので、有機物を含まない弱酸性の土です。通気性・保水性・保肥性があります。高温で焼き固め、硬度を高くした土のことを「硬質赤玉土」といいます。焼き固めることで、崩れにくいことが特徴です。小粒の赤玉土は混ぜて、中粒の赤玉土は、鉢底石としても使用できます。

鹿沼土

軽石の一種です。強い酸性で、通気性と保水性があります。乾燥すると白くなるので水やりの目安にも役立ちます。大粒は大型のサボテンに。小粒タイプは化粧石としても使えます。

腐葉土

秋から冬に枯れて落ちた葉が堆積して分解されて、堆肥化して土のようになったもの。微生物を活性化してくれる改良用土です。

軽石パミス

軽い火山礫を砕いたもの、多孔質で水はけもよく通気性もあります。大粒は鉢底石として小粒は、植え替えた後の仕上げに化粧石として使用できます。軽石の一種である日向土(ひゅうがつち)などは、最近は土の代わりに使う人もいます。

川砂

川底やダムの底で採取された砂です。水はけがよいのが特徴です。実生のまき床としても使われます。

くん灰

もみ殻を低温でいぶして炭化させたもので、用土に混ぜると土を浄化して酸性に傾くのを抑えます。

ゼオライト

多孔質の鉱物で、土に混ぜて使うと水の浄化にも役立ちます。化粧砂にも活用でき根腐れ防止にも。

バーミキュライト

鉱石石を高温で、約成したもの。土を柔らかくするのに役立ちます。種まきの用土にも便利です。

水苔

土はなくコケの一種で、乾燥して販売されていることがほとんどです。水はけや通気性にすぐれています。水苔は、単体でさし床や植え替えに使ったり、土の上や周りに被せることで、根の乾燥を防ぐマルチングとしても利用できます。水に戻してから使います。

ハイドロカルチャー用の資材について

また、ハイドロカルチャーで栽培する場合は、土を用いず、ハイドロコーン、ハイドロボールという丸い発泡煉石を使用したり、ゼオライトという多孔性の鉱石、またカラフルな色で見た目も美しいジェリーボールを使用します。サボテンにはジェリーボールは適しません。

ハイドロカルチャーを使うと、土を使わないので害虫もわきにくく清潔で、見た目にもこだわることができます。半面土から栄養をとれないため、正しく肥料を与える必要もあります。また鉢底がない容器で育てるので根腐れの可能性も高まるので水やりには注意が必要です

正しく肥料を使うことで、観葉植物をしっかりと生育することができます。植え替え時には元肥料として緩効性肥料を入れると元気に育ちます。元肥の緩効性肥料は、ハイポネックス マグァンプKなどがおすすめです。大粒のものから小粒のものまでありますので、品種に合わせた大きさをつかってください。

ハイドロカルチャーでの栽培は、土で育てていた場合は、土の根を終わらして水栽培へと根を発芽しなおしてから行います。サボテンの水栽培(水耕栽培)やハイドロカルチャーについては、くわしい記事がありますので興味があるかたはご覧ください。

サボテンの育て方・植え替え・寄せ植えの方法について

サボテンは品種ごとに育て方が多少ことなります。品種ごとの栽培についてはこちらから探せます。

配合した土をつかった、植え替えや寄せ植えの方法はこちらで詳しく説明しています。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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