栽培花菜類

サボテンの初心者でも失敗しない水やりのポイント!

栽培

サボテンはサボテン科に属する原産地が南米・メキシコの多肉植物で別名仙人掌とも呼ばれます。200以上の属があり属に含まれる種類は2000種以上あるといわれています。

100円ショップや、インテリアショップでも見かけることの多いサボテンですが、いざ育ててみようと思うと、サボテンって水は必要なの?どれくらいあげたらいいの?と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

実はサボテンの水やりはとても重要。失敗すると枯らしてしまうことも。ここではサボテンの水やりのポイントを初心者の方でもわかりやすく説明します。

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サボテンの水やりの頻度と方法

小さい鉢植えのサボテンの写真

水やりのポイント

サボテンは多肉植物の一種で、多肉植物は、春秋型、夏型、冬型の3タイプに分かれ、それぞれ生育期と休眠期が異なります。サボテンはほとんどの種類が夏型で、春から夏に生育し、冬に休眠します。

多肉植物は、南米やメキシコが原産とするものが多く、雨が少ない場所や岩場などに自生するものが多い植物です。そのため乾燥した過酷な環境を生き抜くために、根や茎、葉などを肉厚にして水分を蓄えるようになっています。少々水やりをわすれて水不足になっても、普通の草木のようには簡単には枯れません。それは逆に水をやりすぎると根が腐って傷んでしまうこともあります。

水やりのポイントは、生育期と休眠期で水やりの方法を変えること。乾燥に強いサボテンも生育期には適度な水分供給が必要です。休眠期には株を休ませるため水は控えめにすることが大切です。

水やりの方法

灌水

ジョウロでたっぷり水やりをします。鉢底から水が流れ出るまで水を与えます。綿毛が多いタイプのサボテンは根元から与えましょう。サボテンの生育期には灌水で水を与えます。鉢の下の水受け皿に水がたまらないようにしましょう。

葉水

霧吹きで、株全体に水を与えます。株の蒸発を防ぐために行います。サボテンは高温多湿の夏、冬の休眠期には葉水で与えます。

水やりの年間スケジュール

サボテンの水やりはいつ、どれくらいあげればいいのでしょうか。ここではサボテンの鉢植えの育て方と水をやる時期について、基本的な考え方を説明します。

サボテンの一年 水やりの基本
  • 生育期です。4月からはたっぷり水を与えます。じょうろで水をやる「灌水」と呼ばれる方法で鉢の底から水が流れ出るまで与えます。次の水やりは土の表面から3分の1まで完全に乾いてから行います。

    土の表面が乾いているかどうかは、串を土に挿し、竹串に土が付着していないかで確かめる方法もあります。

  • 生長が少し鈍ります。サボテンは暑さには強いですが、日本では梅雨等多湿になるので、水やりは10日に1度霧吹きで株全体に水を与える「葉水」で与えます。時間は日中に水やりをすると株が蒸れる恐れがあるので、夕方に株を少し冷やしてあげます。

  • 春と同様に、灌水でたっぷり水を与えます。休眠期に向かう時期ですので春よりは少し頻度を控え、土が完全に乾いてから行います。

  • 休眠期です。断水気味に育てます。「葉水」を20日に1度ぐらいの頻度で行い株全体を湿らせます。気温が上がる暖かい午前中に行いましょう。夕方になると気温が下がり凍結する恐れがあります。

水を与えた後、鉢底のお皿の水は必ず捨てて、水はけの良い状態を保ってください。よくある失敗は、水を鉢底に溜めてしまう、また休眠期の冬に水をやりすぎると根腐れの原因にもなります。くれぐれも水のやりすぎには注意してください。

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その他 サボテンの栽培で気をつけたいポイント

サボテンの写真

栽培環境

生育期の春から梅雨までは日当たりのよい屋外で管理します。できるだけ昼間は日に当ててあげましょう。梅雨明け後の真夏の直射日光は、葉焼けの原因にもなりますので半日日に当てたら、午後は軒下などの日陰に移動する。もしくは寒冷紗などで遮光して半日陰で管理します。

サボテンは元々メキシコなど温暖な地域に生息しているため、耐寒性は弱いです。耐寒性の強い品種以外は屋外で育てる場合は温室管理が必要です。霜の降りる前のタイミングで室内で管理してください。冬場に昼間日差しのある窓辺に置いておくと、夜には急激に気温が下がり寒くなることがありますので注意が必要です。置き場は温度が5℃以下にならない場所で管理すれば冬越しは可能です。

用土

サボテンは、乾燥を好むので通気性と水はけがよいことが重要です。土は市販のサボテン・多肉用の培養土が便利です。配合土する場合は、小粒赤玉土・くん炭・川砂、腐葉土などをベースに好みで軽石パミスなどを配合します。

配合土は、どれが正解というものはなく市販の培養土も各社配合が異なります。土の配合についての記事もありますので、興味のある方はお読みください。

肥料

サボテンは、もともと土に栄養の少ない砂漠で育つので、肥料がなくとも枯れませんが肥料をあげることで、元気にすくすく育ちます。多肉植物の場合は、元肥は植え付け、植え替え時に行います。 植木鉢などで栽培する場合は、元肥をしっかりと施し、適期に追肥を行っていきます。追肥はサボテンは3月〜9月の生育期は肥料が必要です。

サボテンの肥料についての記事もありますので、肥料について興味のある方は読んでみてください。

植えつけ、植え替え

種まきから育てることができるサボテンですが、多くは園芸店など苗を購入することと思います。購入した鉢は、インテリアに合わせて、素焼き鉢や、陶器やグラスなどにも植え替えすることもできます。

またサボテンは成長に合わせて、1年~2年に一度、植え替えをしましょう。時期は4月頃に、一回り大きな鉢に移し替えます。植え替える苗は、一週間ほど水上げをせず乾燥させてから、鉢から株を引き抜きます。根から土を落とし、傷んだ根っこや根腐れを起こしているものは切り取ります。根を半分ほど切り取り4日ほど日陰で乾かしてから、新しい土に移し替えます。

剪定(胴切り)

病気や伸びすぎたサボテンは、「胴切り」とよばれる、サボテンを大きくカットする剪定を行います。

時期は植え替え時と同じ3月から4月に行いましょう。できれば午前中の晴れた日がおすすめです。切り方は、よく切れる刃物で傷んだ部分や、カットしたい部分を水平になるようにカットするだけです。

胴切りした後の断面は、風とおしのよい涼しい場所に置いて乾燥させます。健康な胴切りした上部で、増やすこともできます。また、根元に「仔吹き(こふき)」と呼ばれる小さな芽ができているときは、付け根から切り取りとりましょう。

ふやし方

サボテンは、種まき、葉挿し、挿し木で増やすことができます。成長を早く進めて大きく育たてたいときなどには、健康なサボテンを台木にして接ぎ木(接ぎ穂)で増やすこともできます。

株分けは、親株からピンセットなどでつまんで子株を切り取り挿し木にします。胴切りの場合は、切り落とした上部を挿し木にして使用します。挿し木は、切り落とした後風通しの良い場所で切り口を2週間程度乾燥させてから、用土に植え付けします。水はすぐにやらずに、1~2週間後に与えてください。

種まきで増やす場合は、底の浅い平鉢に小豆台の小石と川砂をいれて、等間隔になるように種をまきます。まき土はせず、水やりは、鉢ごと水につけて鉢底から十分吸収させます。。その後皿の水は少なめにしておきます。ガラスやビニール袋などで容器を覆い、保湿しましょう。10~15日位で発芽します。10~15日位で発芽します。発芽後は少しずつ通常の環境にならして大きく育ててから植え替えます。

種まきも挿し木で増やす場合も時期は春に行いましょう。種まきは温度が20℃以上にならないとないと発芽しにくいです。

病害虫

カイガラムシ・コナカイガラムシ・ハダニアブラムシ、ネジラミ、ワタムシ、ヨトウムシなどの害虫が発生する恐れがあります。また梅雨にはナメクジにも注意が必要です。それぞれの害虫によって対応は異なりますが、見つけたら早めに取り除いてあげましょう。殺虫剤なども有効です。

害虫については下記に対策や駆除の方法を説明しているので、実際に発生してしまって困っている時など、参考にしてみてください。

サボテンは、湿気の多い場所に置いておくと菌に感染して、根腐れ病・黒斑病・すす病・茎枯れ病・茎腐れ病などを発症します。

予防には、湿気の少ない風とおしの良い場所に置いてあげましょう。もし病気にかかったら、変色した部分を切り取る胴切りをしましょう。

まとめ

サボテンには花を咲かせるシャコバサボテン、月下美人(ゲッカビジン)、柱のように生長する柱サボテンや、茎節がウチワのような形のウチワサボテン等様々な種類があり、一般の観葉植物と比べて毎日手をかけなくても育つので、観賞用としても非常に人気のある植物です。

サイズも100均で買える小さなものから、部屋のインテリアとなる大きなものまで多種多彩です。最近はサボテンや多肉植物の寄せ植えも人気があります。水やりの手間も少なく丈夫な観葉植物なので、初めての人でも挑戦しやすく、奥深い魅力があります。

また育てていくうちに花が咲く品種も多くあります。サボテンの花言葉は、枯れにくいところから「枯れない愛」や「燃える心」などがあります。プレゼントとしても素敵ですね。ぜひ、お気に入りのサボテン品種を見つけて、自分だけのサボテンを育ててみてはいかがでしょうか。

編集さん
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『農家web』では、この他、球根系から播種(は種)系、水生、宿根草、アサガオシクラメン、ヒヤシンス、紫陽花クレマチス、ベゴニア、ひまわり、チューリップ、ハーブ、アリウム、ポインセチアシャクヤクポトス、またサボテンなどの多肉植物、常緑のガジュマルパキラなど様々な観葉植物、ツツジなどの庭木、果樹、イチゴトマトなどの野菜のおすすめ記事があります。

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編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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