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高い保肥・保水・浄水効果!ゼオライトの栽培における効能と用途

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ゼオライトとは

ゼオライトとは火山活動が活発だった2000万年ほど前の海底に堆積した火山灰が、続成作用と呼ばれる地殻変動により変質してできた鉱物で、ミクロ多孔性の結晶性アルミノケイ酸塩です。

ケイ酸とアルミナを主成分とし、日本の土壌には非常に品質の高いゼオライトが豊富に埋蔵されています。

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農業・園芸におけるゼオライトの効果は?

ゼオライトは、小さな穴がスポンジ状にあいたミクロ多孔性のため、この穴に吸着させることができることから、以下のような効能を有しています。

高い保肥力(土壌に肥料を蓄積する力)

ゼオライトの成分組成の特徴上、陽イオン交換容量が大きく、肥料の中の窒素カリをその中に溜め込んでおける力を持っており、高い保肥効果が期待できます。例えば、雨水などにより地中の肥料分が流失しやすい条件の土壌であっても、地中に長く温存されて、効率的に肥料を作物に行き届かせることができます。

また、この効果は化学肥料に限らず、油かすのような有機肥料とも相性は良く、確かな効果を発揮します。

高い吸着力・濾過力

また、ゼオライトは非常に高い親水性を持ち、脱水や湿度調節に効能を発揮します。陽イオン交換容量(CEC)の大きさから、水だけでなく養分も吸着することから保肥力が高まることでも知られています。もともと、ゼオライトが持つナトリウムを放出し、他の陽イオン(アンモニウムイオンなど)を吸着することから保肥力が高まると言われています。また、ゼオライトはアンモニア態窒素を吸着することで、長く肥効が続かせることができ、土壌改良材としてよく使用されます。

また、毒素やアンモニアなど不要なものも吸着するため、環境浄化にも使用することができます。

上記の吸着力、濾過力があるため、水中内で有機物質を除去することができ、バクテリア・微生物の繁殖にも有効で、水を濾過して水質を浄化させることもできるのです。

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実際にどんなときにゼオライトを使うといいの?

鉢植え・プランター栽培

写真のように、ゼオライトを観葉植物の鉢植えに使うことで、ミクロ多孔性を活かして、通気性を確保し、植物の根に空気を与えて根腐れを防ぐことができます。また、高い保肥力から、肥料の効果が持続し、肥料の効果的な活用ができます。

水耕栽培での水の浄化に

ゼオライトには水中内で、毒素やアンモニアを吸着し、ナトリウムを放出して、微生物を繁殖させ、水を濾過する力があるため、水耕栽培で使用する水の水質を良化し、植物・作物の生育に効果が期待できます。

海水などナトリウムを含む水の中ではナトリウムを吸着して、アンモニアを放出する働きがあるため海水で育てる魚の水質向上はできません。必ず使用用途を確認してください。

育苗に

育苗のために、育苗用の土に加えることで、高い保肥力・通気性を発揮し、根の成長を促進させ、根腐れを防ぐこと、またネギなど育苗期間が長い野菜でも追肥する回数を減らすことができます。

土壌改良に

土壌は、作物の根も土壌中微生物もまた呼吸により酸素を必要としているため、土壌中に空気(酸素)は多い方が良く、ゼオライトが土壌に加わることで、通気性を高める効果が期待できます。

また、高い保肥力から、肥料を効果的に作物に効かせることができます。施用量の目安としては、1a(アール)当たり、20kg程のゼオライトを作物の収穫後に散布して、耕起の際に、よく土壌に混ぜ込むようにして土と混合してください。

ゼオライトは施用しすぎると肥料の効きが悪くなったりしますので、必ずその商品に記載されている施用量を守ってください。保肥力が高まるということは、流亡せずに土に養分が留まってくれるという良い点だけではなく、施用しすぎると土に養分が保持されてしまい植物が吸収しづらくなるということも忘れてはいけません。

まとめ

以上にように、ゼオライトは、大きな保肥力、吸着力が期待でき、また日本で豊富に採掘できることから、手にしやすいものです。観葉植物から水耕栽培、育苗、また土壌改良と、幅広くお使いできます。ゼオライトを知らなかった方、まだゼオライトを使っていない方、この機会に取り入れて見るのはいかがでしょうか。

ゼオライトは、Amazonなどインターネットショッピングでも購入可能ですのでまずはどのようなものがあるのかを検索してみましょう。大量に購入する場合は運搬なども大変になるので、通販で買うこともおすすめです。

執筆者・監修者情報
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