ダイコン(大根)の肥料 やり方の基本や肥料の種類のまとめ

ダイコン(大根)の肥料 やり方の基本や肥料の種類のまとめ大根肥料

大根は、煮物やおでん、漬物などに使われ日本の食卓にはなくてはならない野菜です。収穫までの日数うも短く、栽培も簡単なことから家庭菜園でも人気で、畑などの地植え以外でも、プランターなどでも栽培が可能です。

この記事では、ダイコン(大根)栽培の肥料の作型ごとの与え方や、おすすめの肥料についてまとめています。

大根の肥料時期と与え方

肥料の与え方のポイントは、生長初期から中期に肥料を切らさず与えること。

大根の発芽適温は、15℃~30℃で、生育適温は15℃~20℃です。冷涼な気候を好むので秋に種をまいて、秋冬に収穫する「秋まき栽培」が作りやすいですが、どの時期の栽培でも、肥料のタイミングは基本的には同じで、元肥追肥を1~2回行います。

地植え

元肥はタネをまく2週間前までに、土づくりと一緒に行っておきます。土を30㎝~40㎝ほど深く耕して、堆肥緩効性肥料をいれて掘り起こした土とよく混ぜておきます。

追肥は、本葉が5~6枚になったころ、間引きが終わったら追肥します。本場が15枚~20枚程度になり、根の部分が肥大してきたころに2回目の追肥を与えることもあります。

プランター・鉢植え

大根はプランターなどでも育てることができます。深さが20㎝以上のものを使いましょう。用土は元肥用の野菜の培養土が便利です。自分で配合する場合は、赤玉土7・腐葉土3に緩効性肥料を施します。

追肥は、種まきから20日後、35日後ぐらいに行うとよいでしょう。速効性の化成肥料を株の周りに施して、たっぷりと水を与えてください。根や株に触れないように注意しましょう。

肥料の施し方は、詳しい記事がありますのでこちらも参考にしてください。

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土壌について

おいしい野菜をつくるには、土づくりは大切です。大根は根が直根性のため、発芽後に最初に伸びる根がストレスなく、深く伸びることが重要。そのためには、土壌をやわらかくし、水はけをよくすることが大切です。

深さ30㎝~40㎝ほど深く細かく耕し、畝を間引き後に土寄せすることで水はけがよくなります。堆肥や有機物は完熟のものを使い、腐熟していないものを使う場合は種まきの1か月前には施して耕しましょう。畑などで、前作に堆肥などが施してある場合は堆肥は不要です。

土壌pHは、5.5~6.5でよく生育しますが、弱酸性を好み酸性に強い性質を持つので、石灰は施さなくても大丈夫です。特に高温期の作型は、phが高いと病気の発生にもつながる可能性もあるので、注意が必要です。

大根栽培の時期と肥料の関係

肥料の与え方は、基本的には同じですが、栽培する時期(作型)によって、肥料の与え方や量に差がありますので、ここでは作型ごとに肥料を与えるポイントについて説明します。

春まき栽培

3月~4月に種まきをする春まきは、根が肥大する時期が高温になり成長が早まって、肥料を多く吸収しやすくなります。この頃にチッソを与えすぎると、葉が大きくなりすぎて、根が成長しなくなったり、空洞病や、軟腐病などの病気にもかかりやすくなります。

秋まき栽培を基準とすると、春まき栽培の場合は肥料を少なめに5~7割程度で大丈夫でしょう。肥料を減らすことで成長をゆるやかにしてずっしりとした大根を収穫することができます。春まきの場合は追肥が不要な場合もあります。

夏まき栽培

寒冷地では、夏まき栽培が主流です。関東より西以では、大根の生育適温は15℃~20℃のため、病害虫が発生しやすく、また裂根になりやすいため家庭菜園ではおすすめしません。夏まき栽培をする場合は、耐暑性の強い品種(夏の翼、夏祭など)を選んで育てましょう。

肥料は、寒冷地以外では春まき栽培と同様に、秋まき栽培を基準とすると、春まき栽培の場合は肥料を少なめに5~7割程度にしてゆっくりと育てます。追肥も必要ないでしょう。

秋まき栽培

関東より西以では、秋まき栽培が主流でもっとも大根を育てやすい時期です。タネまきは9月上旬がおすすめです。遅くなるほど肥料が必要になります。

9月上旬であれば追肥は1回、9月の中旬~下旬タネをまいた場合は本場が15枚~20枚程度になり、根の部分が肥大してきたころに2回目の追肥をしましょう。収穫が1月頃まで伸びるようなら耐寒性をあげるために、2回目の追肥から30日後に追肥を与えます。マグネシウム欠乏が起こる場合もあるので必要なら硫酸マグネシウムで補充します。

冬まき栽培

冬まき栽培は、難易度が高く、トンネル栽培での保温管理が大変なためおすすめしませんが、関東より西以では栽培することができます。                                                     大根は寒さを感じると、花芽が分化して花芽がついた茎が伸びます。花芽が伸びるトウ立ちがおきると、大根にはスが入ったり食味がわるくなります。とう立ちしにくい晩抽性の品種を選びましょう。

元肥は、秋まき栽培にくらべ2割ほど多く施します。追肥は栽培期間がのびるため2回。生長にあわせて必要なら3回与えます。マグネシウム欠乏が起こる場合もあるので必要なら硫酸マグネシウムで補充します。

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肥料不足や肥料過多の見分け方

肥料は、不足しても過多になっても大根の生育に影響を与えます。生育に合わせて肥料を与えましょう。

まず最初の間引きのときに、双葉の様子を観察しましょう。正常な状態は、子葉が正ハート型で、葉肉が厚くまっすぐ伸びています。肥料が足りないと、子葉は小さく、葉色もうすくなります。反対に過多になると、子葉が大きくなりすぎて垂れ下がります。

このまま育つと、最初の追肥の時期(葉が5~6枚)の時期に、肥料が少ないと葉柄が細く上に立ち上がってしまいます。肥料過多の場合は、葉はが大きく繁り、葉が立ち上がらず横に広がります。葉の色も濃い緑色になります。

肥料が足りない場合には、追肥を与えましょう。過多の場合は追肥は行わずに育てます。水を多く与えて肥料分を流してあげましょう。

収穫が低温の時にかかる場合はマグネシウム欠乏になりやすくなります。マグネシウムが足りないと、中位葉(茎の中間にある葉)が周りから黄色くなってきます。葉が枯れると光合成ができなくなり大根の生育にも影響が出る可能性があります。

大根におすすめの肥料

根菜の大根に必要な栄養分は、根肥といわれるカリウム(K)が一番多く、次に葉肥といわれる窒素(N)、その次にカルシウムリン酸、マグネシウムと続きます。

元肥には3要素(窒素・リン酸・カリウム)が含まれているものを施し、追肥にはNK化成肥料と呼ばれる窒素(N)とカリウム(K)が含まれているものでもよいでしょう。

有機肥料

畑など地植えでは、有機肥料を使いたいという方も多いかと思います。大根には、油粕や鶏糞米ぬかなどからつくったぼかし肥料などが使えます。

有機肥料は未成熟のものを使う時は、大根の生育に影響がある場合があるので注意して使いましょう。また臭いや虫がつく場合もあるので、プランターなどでベランダで育てる場合は、化成肥料や有機配合肥料などがおすすめです。

化成肥料

元肥には有機肥料がおすすめですが、プランターなどでベランダで育てる人には臭いや虫が気になる人もいるでしょう。その場合は化成肥料を使いましょう。また実がついた後の追肥にはすぐ効く化成肥料がおすすめです。

化成肥料は、不足している栄養素を補うために行うため、土によって与える肥料は異なりますが、家庭菜園などでは、元肥にはN-P-K=8-8-8など窒素とリン酸・カリウムが同量含まれている肥料などがよいでしょう。追肥にも使えます。追肥には、NK化成肥料など窒素とカリのみを含む肥料もおすすめです。

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大根におすすめの肥料の商品別の説明は、詳しく書いた記事がありますので、下記の記事も参考にしてください。

その他 大根栽培のポイント

間引き

大根は、移植ができないためタネまきから育てます。間引くことを前提にして、1と穴に数個まきましょう。1回目の間引きは、葉がそろって双葉になったとき。正ハート型の苗を3個程度に間引きます。次は葉が5~6枚になったころに、一番よく育った苗を1株残して、あとは間引きます。

間引きのときに肥料の過不足をチェックしましょう。

収穫

収穫は、地上部のクビの太り具合を早めに収穫します。収穫が遅くなるとスが入ってしまうので注意が必要です。高温期に栽培するほど、栽培期間が短くなるので収穫時期を見極めましょう。

収穫は春・夏まき栽培の場合は、種まきから40日~60日。秋まきは50~60日になります。品種によってもかわります。

病害虫

大根は、アブラムシ類が大量発生しやすいので、シルバーや透明なマルチ栽培をすると反射でアブラムシを寄せつけなくなり、モザイク病の発病予防にもなります。またその他、コナガ、アオムシ、ダイコンシンクイムシキスジノミハムシヨトウムシなどが発生しやすくなります。見つけたら早めに駆除しましょう。防虫ネットをかける、オルトラン粒剤やモスピランを土に混ぜておくのも効果的です。

また水はけが悪く多湿になると、べと病、わっか病、黒斑細菌病、根腐病が発生しやすくなります。水はけをよくしたり、殺菌剤などを使い早めに対応します。

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