もみじの肥料おすすめは?肥料の与え方も紹介

紅葉するもみじの写真作物
作物知りたい肥料

サボテンのような多肉植物や観葉植物を趣味とする人が増えてきています。同じように葉を楽しむ目的で、庭木や植木にも目を向けると、ガーデニングライフの幅がぐっと広がります。特に、落葉する庭木としては、もみじにも注目してみたいところです。

この記事では、もみじの育て方と照らし合わせながら、代表的なもみじの肥料などを紹介します。

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もみじの種類

モミジやカエデは、いずれもムクロジ科カエデ属(Acer)の植物です(図鑑によっては、カエデ科カエデ属と分類していることもあります)。カエデ属の植物は、世界で約160種あり、そのうち30種弱が日本に自生するとされています。原産地は、北半球の温帯です。

暑い夏、寒い冬、さらに乾燥にも耐えるので、山野に野生種としても分布します。赤、黄、紅、橙色に色づく秋の紅葉は誰しも知るところですが、春に見られる鮮やかな緑色も大変美しいです。四季を通じて葉色の変化を楽しめるので、広義には観葉植物ということができるでしょう。

日本では「紅葉狩り」という言葉があるように、長く親しまれてきた落葉樹の代表格です。古くは万葉集に登場しているほど長い歴史があるので、多くの園芸品種が作出されています。園芸品種の原種となっているのが、イロハモミジやオオモミジ(変種であるヤマモミジを含む)などです。

種名特徴園芸品種例
イロハモミジ日本のカエデを代表する種で、葉は小型で掌状に5~7裂する重鋸歯など。・茜
・鬱金
・舞森
・出猩々
・獅子頭
・青枝垂
・手向山
オオモミジ
(ヤマモミジ)
葉はイロハモミジに比べ多少大きく、5~9裂する単鋸歯など。ヤマモミジは、オオモミジの変種。・大盃
・爪紅
・猩々
・鴫立沢
その他上記2種に加え、ハウチワカエデ、コハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、オオイタヤメイゲツなどが有名。・孔雀錦

モミジやカエデは、日本庭園に欠かすことのできない庭木です。一般的には、アカマツ(赤松)、クロマツ(黒松)、モチノキ、モッコクなどの常緑樹を主木として、モミジやカエデをその添え(中木)として利用する手法がよく知られています。一方、モミジやカエデを主木とする手法として、ケヤキ、アセビ、サカキなどに加え、さらに下草としてカルミアやクリスマスローズを利用することもあります。モミジに似合う雑木としては、花が楽しめるヤマボウシ(山法師)、ツバキ(椿)、サザンカ(山茶花)、エゴノキなどもよく知られています。

また、その他の人気のガーデンツリーや花木と植え付けて、ガーデニングを楽しんでもよいでしょう。人気のガーデンツリーや花木として、アジサイ(紫陽花)、キンモクセイ(金木犀)、ウツギ(空木)、ナンテン(南天)、ヒイラギ(柊)、サツキ(皐月)、ツツジ(躑躅)、ドウダンツツジ(灯台躑躅)、クチナシ(梔)、ソテツ、シャクナゲ、マンサク、ピラカンサ、ハイビスカス、コニファー類などがあります。

シンボルツリーや記念樹になるような樹高がある高木と組み合わせることも考えられます。代表的な高木には、サクラ()、イチョウ(銀杏)、アカシア(ミモザ)、メグスリノキ、ハナミズキ、ヒメシャラ、サルスベリ、シラカシなどがあります。

果樹やハーブ類を混植して、収穫を楽しむこともできます。レモンイチジク、ブルーベリー、オリーブなどの果樹が手入れも比較的簡単で、人気があります。これらの果樹と同様に、モミジも庭に植える場合は樹高が高くなりません。したがって、目隠しをする生垣としても利用することができます(同じく落葉するドウダンツツジと似た利用法です)。

モミジ(紅葉)とカエデ(楓)の違い

植物学的には、いずれもカエデ科カエデ属の植物で区別はありません。しかし、盆栽(BONSAI)の世界などでは、葉の切れ込みの深いものをモミジ、浅いものをカエデとして区別することがあります。モミジは漢字で「紅葉」と表記されますが、紅花染めで紅色を「揉み出す」ことが語源になっているという説があります。一方で、カエデの語源は「蛙手」であるという説があります。

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もみじの育て方と肥料を与えるタイミング

モミジは、庭植え(露地への植え付け)のほか、鉢植えでも育てることができます。庭植えの場合は、潅水や植え替えの手間が少ないというメリットがある反面、移動させにくいというデメリットがあります。日陰を避け、なるべく日当たりのよい場所に植え付けるようにしましょう(畑地であれば基本的に問題ありませんが、水はけのよい土壌が好ましいです)。鉢植えの場合は、根が伸長することを考えて、苗木に対して少し大きめの鉢を用意するとよいでしょう(野菜などの作物と異なり、モミジは永年性の植物であることに留意しましょう)。赤玉土と腐葉土を半量ずつ混合し、用土にすると簡単でよいです。

モミジ栽培の流れは、以下の通りです。その他にも、病害虫防除や水やりなどを行うこともありますが、ここでは共通して行う代表的な作業を記載しています。接ぎ木、挿し木、種まきなどの繁殖作業を行う場合は、3月頃が適期です。

肥料は、「寒肥」と「追肥」のタイミングで与えます。ただし、モミジは肥料が少なくても丈夫に育つ植物です。施肥量が多すぎると、きれいに紅葉しなかったり、ひどい場合には枯れてしまうこともあるので注意しましょう。

なお、イメージしやすいように、関東地方以西での作業実施月の例を記載しています。実際には、栽培地域や栽培品種によっても異なりますので、目安としてとらえてください。

モミジ栽培の流れ
  • ~2月
    寒肥
    • 庭植えでは、穴を掘って投入するか、土の表面へとばらまくかして油かす肥料などを与えます。
    • 鉢植えでは、発酵油かすなどの粒状固形肥料を5号鉢で3~5個程度を置くようにします。

  • 4~5月
    芽摘み
    • 新緑が芽吹く春になり、芽出しから若葉の展開が起こります。
    • 指先で新芽を摘み取り、将来の樹形を整えます。
  • 5~6月
    追肥
    • 5月中旬から6月末にかけては、油かす肥料などによる追肥が可能です。
    • 寒肥を十分に施している場合には、追肥は必要ありません。

  • 6~8月
    剪定
    • 夏にかけて先端部の伸びすぎた枝を切り、枝抜き剪定をします。
    • この時期に日光が葉に十分当たるよう剪定できると、秋の紅葉が美しくなります。
  • 11~12月
    剪定
    • モミジやカエデは一般的な植物と異なり、年が明けると6月頃まで剪定できません。
    • 落葉し、剪定が済んだら年内の手入れは完了です。

上記の「モミジ栽培の流れ」では割愛していますが、状況によっては、病害虫防除の作業もしなくてはいけません。病害虫防除には、落ち葉の処理、農薬散布などがあります。防除および駆除の対象となる主な病気や害虫には、次のようなものがあります。

こうした病気や害虫が大量発生すると、農薬として殺菌剤や殺虫剤といった薬剤を施用しなくてはいけません。鉢植えであったり、庭植えでも小規模であったりする場合には、目視によって病斑部や食害部を見つけることができます。当該部分を取り除くだけでも改善できる可能性がありますので、継続的に観察をするようにしましょう。

また、庭植えの場合、春先になると草花などの雑草が発生し始めます。雑草は、病気や害虫の発生源になるだけでなく、モミジに注がれるべき土壌中の養分を奪ってしまうという悪影響があるので、しっかり除草する必要があります。除草には、除草剤を用いる方法、刈払機を用いて下草を刈る方法などがあります。

もみじに与える代表的な肥料

代表的なモミジの肥料は、次の通りです。施肥については、肥料成分やタイミングによって、花芽形成、開花、結実、落果などの生育や生理状態に影響を及ぼしますので、重要な作業といえます。しかしながら、モミジは他の作物に比べるとはるかに丈夫なので、あまり考えすぎることなく積極的に挑戦してみるとよいでしょう。ただし、モミジは施肥量が多すぎると、きれいに紅葉しなかったり、ひどい場合には枯れてしまうこともあるので与えすぎには注意しましょう。

油かす

油かす(油粕)肥料は、ナタネやダイズから油を搾る工程の残りかすを原料として使用する、植物に由来する有機肥料です。油かす肥料が分解される過程で、臭いがしたり虫が発生したりすることがあります。このデメリットを抑えた発酵(醗酵)油かすというものもあります。事前に発酵(醗酵)させてあるので、臭いや虫の発生をある程度抑えられます。

お礼肥 寒肥

お礼肥 寒肥は、JOYアグリスが販売する肥料です。米ぬかを主体にした有機質肥料なので、安心してして使うことができます。有機質肥料は、腐葉土や堆肥と同じくゆっくり長く効く肥料なので寒肥(元肥)としてぴったりですが、この製品はお礼肥や追肥としても利用することができます。庭植えの場合には、樹冠に沿うように根元から離して穴や溝を掘り、1株あたり1kgを目安に施肥します。

グリーンパイル

グリーンパイルは、ジェイカムアグリが販売する肥料です。公園・街路・庭などの樹木に対しても用いられる、棒状の打ち込むタイプの肥料で、造園の施工で樹勢を回復させる目的でよく使われる資材でもあります。グリーンパイルには、樹木の生育にとって理想的なバランスで窒素リン酸・カリウムが配合されており、樹木の根元から少し離れた位置に打ち込むことで、成分が土壌の深層までしっかりと浸透し長持ちします。とにかく処理が簡単な点が魅力です。

もみじの肥料を購入

ホームセンターなど店舗で購入する

上記で紹介した肥料は、コメリなどのホームセンターでも販売されています。また、ダイソーなどの100円均一でも販売されていることがありますが、取り扱いのない店舗も多いようなので注意が必要です。

通販で購入する

店舗で実物をみて購入することも良いことですが、「その店舗での取り扱いがない」ことや「そもそもその商品がホームセンターなどの小売店で販売されていない」ことも多いです。時間とお金を節約するため、積極的に通販(インターネットショッピング)を利用しましょう。今ではAmazonや楽天市場など様々なECサイトで農業・園芸用品が取り扱われています。店舗よりも安く購入できる場合も多いですので、一度のぞいてみましょう。

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