オリーブの肥料のやり方の基本・おすすめ商品まとめ

オリーブの肥料のやり方の基本・おすすめ商品まとめ オリーブの肥料

この記事では、オリーブへの上手な肥料のやり方、おすすめの肥料などをまとめています。

編集さん
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オリーブと聞くとオイルを連想する人も多いと思いますが、オリーブの木は樹形や葉の形が美しいことから庭木や植木としても大変人気があります。葉の表面はツヤのある緑をしていますが、人工的な緑色ではなく、スモーキーな緑色で趣があります。地中海沿岸が原産地で、明るい太陽や日当たりのもと、盛んに光合成を行います。こういった明るいイメージから平和の象徴(シンボル)として、家庭や庭のシンボルツリーになっていることもあります。

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オリーブに肥料は必要?

そもそもオリーブの木に肥料をやる必要はあるのでしょうか?答えは「必要」です。

オリーブに限らず植物は、土壌にある養分を根で吸収し、光、二酸化炭素などを利用して光合成することで、葉や果実の組織を作ったり維持しています。土壌に常に養分がある状態であれば問題ありませんが、根はどんどん養分を吸収しますので補給をしてあげなければ養分が足りなくなってしまいます。そのため、基本的に肥料をやることは必要となります。ただし、オリーブの木は肥料やけもしやすい植物なので注意が必要です。

オリーブの木は、根が土の上に出てきてしまうほど浅く張るため、肥料やけ(肥料あたり)しやすい性質がありますので十分に注意しましょう。肥料をやる頻度やその肥料の成分によって、肥料やけしやすい資材かどうかが変わってきます。一般的に有機質を原料として一度発酵させている肥料は、肥料やけしにくいです。液体肥料は薄い濃度から始めてみるのがおすすめです。

オリーブの肥料をやる時期

オリーブは、「元肥(寒肥)」、「追肥(夏肥)」、「お礼肥(秋肥)」の年3回を基準として考えます。庭植え、プランターや鉢植栽培、どれも同じ考え方で問題ありません。

元肥(寒肥)には有機質肥料を含む遅効性・緩効性肥料を使用し、追肥(夏肥)、お礼肥(秋肥)には速効性のある化成肥料などを使用することが基本です。もちろん、樹の状態や生長度合いによって必要な施肥量は変わってきますので、その場の状況判断が必要です。

時期(目安)施肥の名称
2月〜3月頃元肥(寒肥)
6月頃追肥(夏肥)
9月〜11月頃お礼肥(秋肥)
オリーブにおける肥料のやる時期の目安と施肥の名称

また、オリーブは果実を付け収穫することができる植物です。他の果樹同様、適切な施肥を行えば美味しい実を付けてくれることでしょう。

\オリーブに肥料やる時期の詳細について/

野菜の場合は土作りに混ぜ込む肥料を「元肥」と呼びますが、果樹では植え付け、植え替えのときにやる肥料に加え、萌芽前に毎年施す肥料も「元肥」と呼びますので注意しましょう。

オリーブの肥料のやり方詳細

庭植え(地植え)の場合

庭植えのオリーブの肥料のやり方の基本は、根が広がっている範囲に施すことです。「根の広がる範囲なんて掘り返してみないとわからない」と思われるかもしれませんが、一般的な樹木は基本的に「葉の広がっている範囲が根の広がっている範囲」と言えます。葉の広がっている範囲を確認して、その下の土にまんべんなく散布すると良いでしょう。

「施肥量はどのくらいが良いの?」とよく聞かれますが、品種や樹齢、樹・土壌の状態によって異なるのでなかなか的確なアドバイスはできません。目安として、樹冠直径1mくらいのオリーブの木における元肥・追肥・お礼肥の施肥量を掲載しますので、これを参考に増減させてみると良いでしょう。

時期1株あたりの施肥量の目安
元肥油かす 150g
追肥
(必要であれば)
化成肥料(12-12-12)など 40g〜50g
お礼肥化成肥料(12-12-12)など 20g〜30g
オリーブの施肥量目安(庭植えの場合)

使用目安量、使用頻度、適期は、大まかな指標となります。また、改良などにより販売されている商品の成分比が変わったり使用目安量が変わったりしますので、使用する際には必ず商品のラベルに記載されている情報を確認しましょう。

プランター・鉢植えの場合

鉢植えのオリーブにも庭植えのオリーブと同様に施肥が必要です。鉢植のオリーブに施肥する場合は、株元(根元)を囲むように肥料を施します。

施肥量は、品種や樹齢、樹の状態、プランター・鉢の大きさなどによって異なります。目安として、8号鉢の場合の元肥・追肥・お礼肥の施肥量を掲載しますので、これを参考に増減させてみると良いでしょう。

時期1株あたりの施肥量の目安
元肥油かす 30g
追肥化成肥料(12-12-12)など 8g〜10g
お礼肥化成肥料(12-12-12)など 6g〜8g
オリーブの施肥量目安(プランター・鉢植えの場合)

マンザニロ、ネバディロブロンコ、ルッカ、ミッションなどの品種や栽培している場所、土壌によって、肥料のやり方も変わってきますので、目安としてとらえるようにしてください。

肥料をあげすぎて肥料焼け?

肥料は、多ければ多いほどよいというわけではありません。土中肥料の濃度が高くなりすぎると、根が吸水できなくなり、植物に障害が発生したり枯れてしまったりすることがあります。これが「肥料焼け」です。

成長が楽しみで、ついつい肥料を多くあげたくなってしまうかもしれませんが、一般に肥料をあげすぎると、かえって植物が弱ることがあり、樹や枝葉に障害が生じることもあります。肥料は過多にならないよう注意しなくてはいけません。また、苗(苗木)は成木に比べ弱いので、特に苗(苗木)の段階では施肥量を減らす工夫が必要です。

オリーブにおすすめの肥料

オリーブにおすすめの肥料はどのようなものでしょうか。オリーブに限らず植物は、土壌にある養分を根で吸収し、光、二酸化炭素などを利用して光合成することで、葉や果実の組織を作ったり維持しています。

オリーブは、多肉植物など他の観葉植物と同様に観賞用として栽培できるほか、うまく栽培をすれば秋には実を付けて収穫することも可能です。

植物がよく生長するためには、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)と呼ばれる三大要素が必要不可欠です。オリーブも例外なく、主にこの三大要素を吸収して生長します。

また、オリーブだけでなく実を付ける植物は一般的に「リン酸」を多く必要となります。オリーブの専用肥料や果樹用の肥料には、リン酸の成分が多く含まれています。オリーブは、少しくらい肥料をやらなくても枯れずに美しい葉を楽しむことができますが、長くそして果実を収穫したいという場合には適切な施肥が必要です。

オリーブの木は、根が土の上に出てきてしまうほど浅く張るため、肥料やけ(肥料あたり)しやすい性質がありますので十分に注意しましょう。肥料をやる頻度やその肥料の成分によって、肥料やけしやすい資材かどうかが変わってきます。一般的に有機質を原料として一度発酵させている肥料は、肥料やけしにくいです。液体肥料は薄い濃度から始めてみるのがおすすめです。

オリーブの肥料のポイント
  • 三大要素(窒素、リン酸、カリウム)は、生長に必要不可欠である。
  • オリーブなど果実を収穫する樹木には、リン酸多めの肥料がおすすめ。マグネシウムカルシウムなど二次要素、微量要素も含まれているとなお良い。
  • オリーブは肥料やけしやすいため、施肥の量や方法には気をつける。有機質入りの肥料は肥料やけしにくいため、おすすめ。

\オリーブ専用肥料とは!/

オリーブ肥料の代表的な商品としては、下記のものがあります。中でもハイポネックスジャパンの「ハイポネックス 錠剤肥料シリーズ オリーブ用」は錠剤型肥料で、気軽に使用できるため人気です。

商品名花ごころ 太陽に実キラリ オリーブの肥料ハイポネックスジャパン
ハイポネックス 錠剤肥料シリーズ オリーブ用
オリーブの肥料コメリ オリーブの肥料
概要
オリーブの肥料 500g
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おすすめのオリーブ肥料商品

\オリーブのおすすめ肥料商品/

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オリーブの肥料の購入場所

\オリーブの肥料の購入場所・購入方法の一覧はこちら/

オリーブの肥料は、ホームセンター、100均、インターネットなどで購入可能です。肥料を購入できる主な場所・方法は以下のとおりです。

肥料を購入できる場所
  • JAなどの農業資材店
  • 100均、100円ショップ
    • ダイソー(DAISO)
    • キャンドゥ(CanDo)
    • セリア(Seria)
    • etc
  • ホームセンター
    • コメリ
    • カインズ
    • コーナン
    • etc
  • インターネット
    • Amazon
    • 楽天市場
    • ヤフーショッピング
    • etc

各購入場所・購入方法のメリット・デメリットをまとめました。購入方法選びの参考にしてください。

購入方法ホームセンター100均インターネット
メリット
  1. 行けばすぐに購入できる
  2. 品揃えが豊富
  3. 知識を持った店員に相談できる場合がある
  1. 行けばすぐに購入できる
  2. 小袋など少量の商品がある
  1. 24時間いつでも購入できる
  2. 品揃えが豊富
  3. 知識を持ったショップに相談できる場合がある
  4. 家まで運搬してもらえる
デメリット
  1. 運搬が面倒
  2. 在庫切れや取り扱いがない場合もある
  1. 運搬が面倒
  2. 在庫切れや取り扱いがない場合もある
  1. 一般的に店頭で購入するよりも高い
  2. 送料がかかる場合がある
肥料の購入方法メリット・デメリット

そもそもオリーブの木とは?

オリーブ(olive)は、モクセイ科オリーブ属の植物で、学名はOlea europaeaといいます。園芸の分野では果樹に分類されます。常緑の高木で、冬が明け、春になるとたくさんの白い花を開花させます。花が咲くその様子は、同じモクセイ科のキンモクセイによく似ています。

自家受粉はしにくいので別の品種を混植する必要がありますが、結実した場合は10~11月頃に果実(オリーブの実)を収穫できます。多肉植物などと同様に観葉植物としても楽しめますし、実は収穫することができますので農作物としても栽培できます。

病害虫(病気と害虫)にも強く、炭そ病、オリーブアナアキゾウムシ、ハマキムシに注意すれば丈夫に健康に育ちます。

病害虫(病気と害虫)に強いですが、炭そ病、オリーブアナアキゾウムシ、ハマキムシには注意が必要です。必要に応じて、農薬を散布するなどして手入れするようにしましょう。

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オリーブの栽培の基本

オリーブは、庭植えでも鉢植えでも育てられる植物です。園芸で手軽に育てられるため、コニファー(針葉樹の総称)と並んで人気の樹木です。

オリーブの木の栽培はざっくりと以下のような流れです。

オリーブの栽培の流れ
  • 苗木の選択
    苗木の選択のポイント
    • 耐寒性や耐病性など品種によって性質が違うのでよく選びましょう。
    • 品種によって樹形(直立型・開樹型)、果実の大きさ・量、葉の大きさ・色が違います。

  • 植え付け
    植え付けのポイント
    • 真夏と真冬を避ければ通年大丈夫です。その中でも3月中旬〜5月中旬が適しています。
    • 苗木は深植えしないようにしましょう。
  • 仕立て
    仕立てのポイント
    • 枝をどの向きに広げていきたいかのイメージが大事です。
    • 樹形は1年後、2年後を想像して整えていくことが大事です。

  • 摘芯・摘果
    摘芯・摘果のポイント
    • オリーブの摘果の適期は、6月〜7月上旬です。
    • 自然に実が落ちる生理的落果に加えて摘果をすると本来の実の大きさで収穫できる。
  • 開花・収穫
    開花・収穫のポイント
    • 花が咲く時期は5月中旬〜6月上旬頃です。
    • 「自家不結実性」のオリーブは同じ品種の花粉では受粉しません。
    • 「自家結実性」のオリーブもありますが、他の品種を用意したほうがよく実ります。
  • 剪定・切り戻し
    剪定・切り戻しのポイント
    • オリーブの実がよく実るかどうかは剪定次第です。しっかりと花を咲かせるためにも剪定はしっかりやりましょう。
    • 新梢を残しつつ、混み合った中心部分の枝を選定します。
    • 剪定の適期は2月中旬〜3月です。
    • オリーブは枝の先端〜中間に花芽をつけます。このため、剪定で枝先を切り取っても果実が付きます。
    • オリーブは花芽と葉芽の大きさがわかりにくく、区別がつきにくいので剪定のときは注意しましょう。
  • 植え替え・鉢替え
    植え替え・鉢替えのポイント
    • 鉢植えした場合は3年に1回を目安に新しい土に植え替えましょう。
    • 植替えの適期は、3月中旬〜5月中旬です。
  • オリーブの木を増やす
    オリーブの木を増やすポイント
    • 増やすときは「挿し木」という方法で増やします。
    • 挿し木の適期は6月〜7月上旬頃です。

先述したとおり、育てる環境は鉢植えでも庭植えでも栽培することが可能です。

鉢植えでの栽培

オリーブは、鉢植えで育てることができます。植木鉢は、できればプラスチックのプランターではなく、素焼きやテラコッタのものを選びましょう。素焼きやテラコッタの植木鉢は、通気性、吸水性、排水性に優れています。用土は、オリーブ専用の培養土が販売されていますので、これを利用すると便利です。

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庭植えでの栽培

オリーブは、水はけのよい土壌であれば丈夫に健康に成長します。庭植えでもオリーブ用の培養土を利用してもちろん問題ありませんが、コストを抑えたい場合には、赤玉土7、腐葉土3くらいの割合で配合し、用土として利用するとよいでしょう。

オリーブは、庭木や植木としてブルーベリーと並んで高い人気を誇ります。もしどちらを植え付けるか迷っている場合は、ぜひブルーベリーの記事もご覧ください。

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