ブルーベリーに肥料を与えたい!やり方とおすすめの肥料

ブルーベリーの果実作物
作物知りたい肥料
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ブルーベリー(Blueberry)は、果実の可憐な見た目、おいしい味などからフルーツとしても人気の高い果樹です。ラビットアイ、ノーザンハイブッシュ、サザンハイブッシュなどいくつかの系統がありますが、総じて暑さ、寒さ、乾燥、病害虫のいずれにも強く、丈夫で育てやすい植物でもあります。家庭の庭や菜園で、ガーデニングとして栽培を楽しむ方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ブルーベリーへの上手な肥料のやり方、おすすめの肥料などをご紹介します。

ブルーベリーの育て方

ブルーベリーは、野菜などと異なり永年性の樹木で、冬が明けるとたくさんの白い花を開花させ、受粉を経て夏(初夏)にはたくさんの紫色の果実を結実させます。実(ベリー)はその名の通り、生食で食べることはもちろん、ほのかに酸味のあるジャムなどにしても美味しいですよね。庭木としても、またプランターや鉢を使ってベランダでも育てることができ、とても手軽に栽培できる作物です。また、家庭用の庭木、プランター栽培だけではなく、栽培の手間の少なさや養液栽培が普及してきたことからプロ農家でも栽培を始める人が増えています。

ノーザンハイブッシュやサザンハイブッシュといったハイブッシュの中には季節に応じて紅葉する品種もあるので、観葉の目的でも十分に楽しむことができます(ブルーベリーの紅葉では、緑の葉がきれいな紅に染まります)。病気や虫(害虫)にも強く、農薬をほとんど散布しないでもよく育つ丈夫さがあり、さらに剪定も難しくないので、比較的気軽に育てることができます。

コガネムシの食害や動物の被害には注意し、防除するようにしましょう。

育て方は、培地の違いにより、次の2つに大別することができます。

鉢や地植えでの栽培

ブルーベリーは果樹の中では樹高が低く、木も小さいため、鉢植えでも育てることができます。もちろん、畑や庭に地植えして育てることもできます。培地には、用土(鹿沼土、赤玉土、ピートモス)もしくは土が用いられます。

養液栽培

鉢や地植えでの栽培とは別に、養液栽培とよばれる方法でブルーベリーを栽培する場合があります。養液栽培とは、土ではない培地(ヤジガラ培地や発泡樹脂など)に植え付けた作物に対して、水と肥料を混ぜた液体(培養液)を与えることで栽培する方法です。ブルーベリーの養液栽培の場合、いくつかのメーカーがパッケージとしてポットや培地など一式を販売していて、肥料も各メーカーの仕様に準拠して購入するというのが実情です。

ブルーベリーへの肥料のやり方

ここからは上記でご紹介した一般的な育て方である「鉢植えや地植えでの栽培」に的を絞って、肥料のやり方をご説明します。ラビットアイ、ノーザンハイブッシュ、サザンハイブッシュなどの系統(品種もしくは種類のようなものです)によって、また栽培している場所や土壌によって、肥料のやり方も変わってきますので、目安としてとらえるようにしてください。

ブルーベリー肥料やる時期は?

春肥(元肥)、芽出し肥(追肥)、礼肥(追肥)の年3回を標準とするとよいでしょう。春肥(元肥)とは、葉芽の芽生え(新芽)前の春に肥料を施すことで、3月下旬が適期です。芽出し肥(追肥)は、春肥が吸収され土中の養分が不足したタイミング、具体的には5月上旬~中旬が適期です。礼肥(追肥)とは、果実の収穫が済んだ後に肥料を施すことで、9~10月頃が目安になります。

基本的な考え方としては、元肥には有機肥料、追肥には固形化成肥料を施すと良いでしょう。

これ以外に寒肥(樹が休眠している寒冷な季節に行う施肥)を施すこともあるようですが、過剰施肥は最悪の場合、ブルーベリーを枯らすことにもつながるので注意しましょう。

ブルーベリー肥料のやり方は?

鉢植えのブルーベリーに施肥する場合は、株元(根元)を囲むように粒状もしくは固形の肥料を置きます。地植えのブルーベリーに施肥する場合でも、株元(根元)を囲むように粒状もしくは固形の肥料を置きますが、少し広げることと軽く土に混ぜ込むことを意識するとよいでしょう。

肥料をあげすぎて肥料焼け?

肥料は、多ければ多いほどよいというわけではありません。土中肥料の濃度が高くなりすぎると、根が吸水できなくなり、植物に障害が発生したり枯れてしまったりすることがあります。これが「肥料焼け」です。

成長が楽しみで、ついつい肥料を多くあげたくなってしまうかもしれませんが、一般に肥料をあげすぎると、かえって植物が弱ることがあり、樹や枝葉に障害が生じることもあります。肥料は過多にならないよう注意しなくてはいけません。また、苗(苗木)は成木に比べ弱いので、特に苗(苗木)の段階では施肥量を減らす工夫が必要です。

ブルーベリーの実付きが悪いのは肥料のせい?

ブルーベリーを栽培していると、実が全然つかないという状況に陥ることがあります。実付きが悪い=養分が足りていない、と思われがちですが、肥料のせいだけではありません。実付きが悪いときに考えられる主な原因を以下に簡単にまとめます。

  • 土壌条件が悪い(pH 土壌酸度が高い)
  • 土壌水分不足
  • 自家不結実性の品種である(自らの樹だけでは結実しづらい)
  • 肥培管理が悪い(硝酸態窒素を与えすぎている)

ブルーベリーにおすすめの肥料

ブルーベリー栽培で利用する代表的な肥料をご紹介します。ブルーベリーの原産地は北アメリカで、和名ではアメリカスノキともよばれています。もともと生育していた場所を反映し、ブルーベリーは酸性の土を好みます。pH(土壌酸度)で、4.3~5.5程度が好ましいです。中でもハイブッシュ系はラビットアイ系よりも少し適応範囲が狭く、pH4.3〜4.8程度を好みます。pH(土壌酸度)は植物を育てる上では重要な指標なのでぜひ気にしてみてください。

したがって、施肥後に酸性土壌になるような肥料を選ぶようにしますが、たとえば梅雨の大量の雨で流れ出ることによりアルカリ性へと戻ってしまった場合には、ピートモスなどの資材を用いて酸度の改良および調整をします。

有機肥料

有機肥料として、油かす(油粕)肥料が利用されることが多いです。油かす(油粕)肥料は、ナタネやダイズから油を搾る工程の残りかすを原料として使用する、植物に由来する有機(有機物)肥料です。窒素(チッソ)を主な成分として含有しており、リン酸やカリウムも多少含んでいます。春肥のタイミングで、施肥するようにしましょう。

また、堆肥の施用も効果的です。堆肥には栄養分の補給のほかに土壌の物理性を上げたり、保肥力を高めたりする効果があります(土がふかふかになります)。

専用肥料

ブルーベリーの専用肥料も市販されています。施肥するだけで、同時に酸性土壌になるよう成分が配合および調節されている便利なものもあります。初心者など栽培に自信のない方は、積極的に活用するとよいでしょう。

使用目安量、使用頻度は、大まかな指標となります。また、改良などにより販売されている商品の成分比が変わったり使用目安量が変わったりしますので、使用する際には必ず商品のラベルに記載されている情報を確認しましょう。

ハイポネックス花ごころには、他の花木にも効果がある肥料が多く販売されていますので、ブルーベリー以外に栽培している花木などの植物がありましたら覗いてみてください。

なお、硝酸態窒素やアンモニア態窒素などの無機態窒素(チッソ)は速い効果すなわち速効性があり、よく効くものの「肥料焼け」の原因となるので、利用する場合には様子を見ながらよく観察して、少しずつ与えるようにしましょう。

特に、ブルーベリーは他の作物よりアンモニア態窒素を好んで吸収しますので、硝酸態窒素のみを与え続けている場合には生育が落ちると言われています。そのため、大規模に栽培されている方は、尿素肥料や硫安(硫酸アンモニウム)の施用も効果的です。

ブルーベリー肥料を購入するには?

ホームセンターなど店舗で購入する

上記で紹介した肥料は、コメリなどのホームセンターでも販売されています。また、ダイソーなどの100円均一でも販売されていることがありますが、取り扱いのない店舗も多いようなので注意が必要です。

通販で購入する

店舗で実物をみて購入することも良いことですが、「その店舗での取り扱いがない」ことや「そもそもその商品がホームセンターなどの小売店で販売されていない」ことも多いです。時間とお金を節約するため、積極的に通販(インターネットショッピング)を利用しましょう。今ではAmazonや楽天市場など様々なECサイトで農業・園芸用品が取り扱われています。店舗よりも安く購入できる場合も多いですので、一度のぞいてみましょう。

この記事を書いた人
農家web編集部

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
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