にんにく肥料作物別の肥料肥料野菜類の肥料

にんにくに必要な肥料成分とおすすめ肥料

にんにく肥料

滋養強壮や免疫力UPにも効果があるにんにくは、独特な香りが特徴の香味野菜です。栽培期間は長いですが、病害虫にも強く育てやすい野菜で、畑だけでなくプランターでも栽培が可能です。

にんにくの栽培には肥料を効果的に与える必要があります。この記事ではにんにくの肥料はどのような成分が必要なのか、またおすすめの肥料について説明します。

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にんにくに必要な肥料成分

にんにく肥料の成分量は、品種や育てる場所によってことなりますが、目安としては、1mあたり窒素(N)20g、リン酸(P)35g、カリ(K)20g程度です。

露地栽培では、元肥でリン酸全量、窒素とカリは8割程度施肥し、追肥で窒素とカリを与えます。マルチ栽培の場合は、緩効性肥料であれば全量元肥で施肥してもよいでしょう。ネギ類のにんにくは、リン酸の肥料効果が高いと、根の伸長や玉の肥大が高まるのが特徴です。

家庭菜園などでは、堆肥の肥料分や、元々の畑の肥料分などを計測するのは難しいので、施肥量にとらわれて大量に肥料を与えすぎると障害が起きる可能性もあります。特に窒素の与えすぎには注意が必要です。肥料分は窒素を基準にして与え、堆肥などの肥料分も考慮して少なめに与えた方が、失敗が少ないでしょう。

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肥料について

肥料の三大要素

植物が育つために必要な肥料。主な成分は、窒素(チッソ)、リン酸(リンサン)、カリウム(カリ・加里)で、「肥料の三要素」と呼ばれこの3種類を中心に施肥します。

肥料のパッケージなどに記載してあるN・P・K=8・8・8といった数字は、その肥料に三要素が何%含まれているかを示しています。この場合は100gの肥料の中に、8gづつ窒素、リン酸、カリウムがふくまれていることになります。

  • 窒素(N)は、「葉肥(はごえ)」とも呼ばれ、生育の初期に効果的であり、茎と葉の生長に大きく影響します。
  • リン酸(P)「実肥」と呼ばれ、開花・結実を促すためにリン酸が必要となります。また、植物全体の生育や分げつ、枝分かれ、根の伸長など様々な要素に関わっています。
  • カリウム(C)「根肥」と呼ばれ、葉で作られた炭水化物を根に送り、根の発育を促したり、植物を丈夫にして病気などに対する抵抗力を高める働きがあります。そのため、カリウムは「根肥」と呼ばれます。

肥料の呼び名について 元肥と追肥

用土に肥料を与えるタイミングによって、肥料の呼び名が変わります。具体的には、「元肥」と「追肥」があります。

苗を植え付け(定植する)前に予め土壌へ施しておく肥料を「元肥(もとひ・もとごえ)」と言います。元肥は、初期生育を助ける働きがあり、肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施すのが一般的です。

苗の植え付け後(定植後)、作物が生長していくときに、土壌の肥料切れが起こらないように追加で施す肥料を「追肥(ついひ・おいごえ)」と言います。花や結実の後に与える追肥をお礼肥といったり、冬に与える追肥を寒肥(かんごえ)といったりもします。

有機肥料と化成肥料について

肥料には有機肥料と化学肥料と呼ばれるものがあります。

有機肥料とは動植物由来の原料を使って作られている肥料を指します。畑や庭などの地植えに使うと土壌改良効果も期待できますが、虫がわいたり臭いがつよいものもあります。

化学肥料は、化学的に合成、あるいは天然産の原料を化学的に加工して作った肥料です。化成肥料は化学肥料に化学的操作を加えて製造された複合肥料を「化成肥料」といいます。三大要素がバランス良く含まれており初心者の人でも使いやすい肥料です。

有機肥料、化成肥料両方にメリット・デメリットがあります。最近では有機肥料を配合した化成肥料などもあり両方のメリットをうまく配合している肥料も多く販売されています。

化成肥料は薬品のように危険なものなの?

「化成肥料」はその名前から植物や環境、人体に強く影響を及ぼすイメージが付いている場合がありますが、それは全くの誤解です。

一番重要なのは「肥料」を必要な量だけ施すということです。適正量の使用であれば「化成肥料」「有機質肥料」など、どの肥料でも問題は発生しません。逆に化学肥料でなくても適正な使用方法ができていない場合は植物や人体に大きな影響があります。

肥料だけではなく一般流通されている農業用の資材はすべて適正に使用すれば問題が起こらないようになっています。

にんにくにおすすめの肥料

有機肥料

油かす

油かす(油粕)肥料は、ナタネやダイズから油を搾る工程の残りかすを原料として使用する、植物に由来する有機(有機物)肥料です。有機肥料を代表する窒素肥料で、窒素を主な成分として含有しており、リン酸やカリウムも多少含んでいます。元肥として使う場合には、リン酸は骨粉、カリウムは草木灰などで補充しましょう。

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鶏ふん

鶏糞は、ニワトリの糞を乾燥させた有機(有機物)肥料です。窒素(チッソ)、リン酸、カリの各成分が豊富に含まれています。堆肥としても使われますが、土壌改良効果はあまりないので肥料として使うのが一般的です。乾燥鶏糞は未発酵なので、元肥として使う場合にはタネまきの1か月前に土と混ぜておきましょう。発酵鶏糞でも腐熟が不十分な場合もあるので、2週間前までには施しましょう。

鶏糞には、石灰(カルシウム)が多く含まれています。他の肥料と同量に石灰をまくと、アルカリ性に傾きすぎる可能性があるため注意が必要です。

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米ぬか

リン酸を多く含む米ぬかは、にんにくの肥料につかうことができます。無人精米所などで手に入れられる生の米ぬかはそのまま使うと、害虫や雑菌の巣になりやすいので、肥料として使うのであれば、「脱脂米ぬか」がおすすめです。生の米ぬかを使う場合は、ぼかし肥料の発酵促進剤として使うとよいでしょう。

ぼかし肥料

ぼかし肥料とは、米ぬかや油粕などの有機物が含まれた有機肥料を土やもみがらなどと混ぜて、微生物の力を借りて一次発酵させた肥料です。散布する前に微生物の力で分解させておくことによって、未発酵の有機肥料よりも効き目が表れるのが早まります(速効性肥料に近づきます)。また、一次発酵で分解されていない有機物はそのまま残りますので施肥後にそれらが分解されて肥効が長続きします。有機質肥料であり、土壌の物理性や生物性の改良にも繋がります。

にんにく専用肥料

にんにく専用の肥料も各社から販売されています。にんにくに必要な成分が配合され、施肥量なども記載されているので、初心者の人にも使いやすい肥料です。大和の「玉ねぎ、ネギ、にんにくの肥料」やサンアンドホープ「たまねぎ・ニンニク肥料」、アミノール研究所 「里いも・にんにく専用肥料」などがあります。

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にんにくの専用肥料については、肥料成分や価格など詳しい記事がありますので、そちらも参考にしてください。

化成肥料

化成肥料は元肥には緩効性肥料がにんにくにはおすすめです。追肥にNK化成肥料と呼ばれる窒素とカリだけが入っている肥料や家庭菜園でよく使われる化成肥料8・8・8なども使えます。

ハイポネックスジャパンの「マグァンプK中粒」は元肥として、元肥としても追肥としても使えるのは、ハイポネックスの「今日から野菜 野菜の肥料」や住友園芸の「マイガーデンベジフル」が、ホームセンタ―などでも買えて、プランターなどでもよいでしょう。

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液体肥料(液肥)

肥料不足の場合やプランター栽培には追肥として液体肥料をつかってもよいでしょう。住友化学園芸の「マイガーデン液肥」やハイポネックスジャパンの「ハイポネックス原液」などがあります。

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にんにくの肥料の与え方

地植え

元肥は種球(りん片)をまく2週間前までに、土づくりと一緒に行っておきます。土を30㎝ほど深く耕して、堆肥と緩効性肥料をいれて掘り起こした土とよく混ぜておきます。

追肥は、暖地栽培であれば、12月下旬に1回目を、2回目は2月中旬から3月中に2回目を行います。寒冷地では12月に追肥しても寒さで肥料を吸収することができないため、3月下旬~4月上旬に1回目を、さらに5月上旬にもう一度速効性の肥料を追肥します。

鉢植え・プランター

、鉢の場合は8号~9号、プランターであれば横幅60㎝以上のものを使いましょう。用土は野菜の培養土が便利。元肥入りのものは肥料が入っているため追加で与える必要はありません。自分で配合する場合は、赤玉土7、腐葉土3などの配合がよいでしょう。元肥には、緩効性肥料を用土に混ぜて施します。

追肥は、種をまいて1か月ほどしたら、1回目の追肥を行います。2回目は、3月~4月に茎が伸びてきたら追肥します。粒状の化成肥料をばらまくか、固形肥料を置き肥します。液体肥料を水やり代わりにあたえてもよいでしょう。

肥料の施し方は詳しい記事がありますのでこちらも参考にしてください。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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