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観葉植物の肥料

カサブランカの肥料の与え方 時期やおすすめの肥料

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カサブランカ 観葉植物の肥料

純白な大輪の花と独特な芳香を持つカサブランカは、ユリ(百合)の女王とも呼ばれ日本だけでなく世界でも人気があります。

丈夫で育てやすいカサブランカですが、肥料はどのように与えればよいのでしょうか。この記事では、カサブランカの特徴に合わせた、肥料の時期や与え方、おすすめの肥料などをわかりやすく説明します。

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カサブランカの特徴

肥料の話をするまえに、カサブランカについて知っておきましょう。植物の栽培をするうえで、その植物の特徴を知っておくことは大切です。自生地や生育期などを知ればその植物がどのような環境で育てると、枯れずに元気に育つのかわかってきます。

学名 Lilium ‘Casa Blanca’
属名 ユリ科ユリ属
原産地オランダ
樹高・草丈1m~2m
耐寒性等耐寒性:強い 耐暑性:普通
収穫期6月~8月

カサブランカは、ユリ科の球根植物です。オランダが原産ですが、日本の原種(ヤマユリ・乙女ユリ・カノコユリ・タモトユリ)が交配の親となっているオリエンタル・ハイブリット、別名ジャパニーズハイブリットと呼ばれるユリの園芸種の一種です。そのため日本の環境でも育てやすいという特徴があります。

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カサブランカの肥料時期とやり方

それでは、カサブランカの肥料はいつ、どれくらいあげればいいのでしょうか?下記にカサブランカの一般的な肥料のやる時期をまとめました。

カサブランカの一年 肥料のやり方の基本
  • カサブランカは春から秋が生育期です。芽が伸び始めてきたら、庭植えの場合は、春に一度、緩効性化学肥料を株の周辺のまきます。

    鉢植えの場合は、追肥として粒上の緩効性化成肥料を月に1回もしくは液体肥料を2週間に一度与えます。

  • カサブランカの開花は、6月から8月です。花が終わったら花首を切り取る花がら摘みをします。来年に栄養を残すために葉はなるべく残し、花の付け根から花をを摘み取ります。

    鉢植えの場合は、花後に一度緩効性化学肥料を、粒上の緩効性化成肥料を月に1回もしくは液体肥料を2週間に一度与えます。株の周りに土を1~2㎝ほど耕して植え込みます。あまり深く植え込むと根が傷むので注意しましょう。

  • カサブランカの球根の植えつけの適期は秋の9〜10月です。庭植えの場合は、定植前に、用土に緩効性化成肥料を元肥としてしっかり土中に混ぜ込んでください。カサブランカは弱酸性の用土を好むので、土壌酸度(pH)が高い場合には、必要に応じて苦土石灰を配合します。

    鉢植えの場合は、できればカサブランカは1年に一度は植え替えをしましょう。葉が黄色く枯れたら植え替えの時期です。植え替え時にも同様に元肥を施します。


  • 庭植えの場合、植え替えをしない場合は、11月頃に地上部が枯れてきますので茎を根元から切り取り、追肥として緩効性化学肥料を施し冬に備えて、腐葉土などでマルチングして霜や乾燥から防ぎます。

    カサブランカは冬に休眠するため、秋に元肥をした場合は肥料は不要です。休眠中でもカサブランカには、翌年に花を咲かせるには、冬でもしっかり水やりを行う必要があることです。土が乾いたら水を与えるようにしましょう。暖かな午前中に行います。

使用目安量、使用頻度、適期は、大まかな指標となります。また、改良などにより販売されている商品の成分比が変わったり使用目安量が変わったりしますので、使用する際には必ず商品のラベルに記載されている情報を確認しましょう。

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元肥・追肥に使えるおすすめの固形肥料 3選!

固形肥料は、液体肥料(液肥)と比べ、緩効性・遅効性の肥料が多くなります。植え付け時、植え替え時の元肥として使用できます。また、観葉植物の生育が始まる春先から、用土の上に置けば2ヶ月以上効果が持続する追肥として使用できる肥料もあります。効果的な使い方ができるおすすめの固形肥料をご紹介します。

ハイポネックス マグァンプK

ハイポネックスジャパンが販売する元肥用の定番の粒状肥料です。「チッソリンサンカリ」植物の生育に必要な三要素は勿論、マグネシウムやアンモニウムなどの二次要素・微量要素もしっかりと配合されていて、元肥に申し分ありません。土にしっかり混ぜて、大粒で約2年、中粒で約1年、生長効果が持続します。

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肥料焼けも起こしにくく、元肥としてとても扱いやすい肥料です。また、緩効性の追肥としても土面に撒いて使用できます。カサブランカの元肥して使用する場合は、中粒がおすすめです。小粒は追肥に有効です。

花ごごろ 球根の肥料

球根の植えつけ時の元肥や追肥にも使える、有機配合肥料です。N-P-K=3-7-5で花つきをよくするリンが多く含まれ、アミノ酸やビタミンを含む有機肥料を配合しているのでゆっくり長く効き目が持続します。

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花ごころ グリーンそだちEX IBのチカラ

花ごころの「IBのチカラ グリーンそだちEX」は、花にも野菜にも使用できる肥料です。N-P-K=10-10-10であり、バランス良く配合されています。花ごころは、バラや花に効く肥料を中心に様々な商品を販売しています。

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IBとは、イソブチルアルデヒド縮合尿素(IBDU)を配合した肥料のことで、とてもゆっくり溶け、流れ出るため植物の根に優しく、肥料成分が無駄なく吸収される特性があります。

本製品は無臭で、花付きをよくするリンサン成分など、3つの成分をバランスよく配合した肥料です。ユリは勿論ながら、ほとんどの植物にお使いいただけます。

カサブランカにおすすめの液体肥料(液肥) 3選!

液体肥料とは?

液体肥料とは、液肥(えきひ)とも呼ばれ、液状になった液体の肥料のことを言います。液体肥料は、用土に混ぜ込んで元肥として使用することはほとんどなく、追肥として使用することを主としています。液体肥料には

  1. そのまま希釈せずに使用するタイプ(ストレートタイプ)
  2. 定められた希釈率で液肥を薄めるタイプ

の2タイプがありますので、その製品の使い方をよく読みましょう。希釈した液体肥料は土壌に散布します。

また、液体肥料は速効性(効き目がすぐに出やすい)タイプのものが多いため、前述したとおり追肥としての使用がおすすめです。

液肥は葉面散布できる?

液体肥料(液肥)は土壌散布用に製造、販売されているものが多く、基本的には葉面散布(植物の葉にかける)の方法では施肥ができません。葉面散布が可能かどうかは製品によって異なりますので必ずラベルをよく読みましょう。

液体肥料の商品は多くありますが、追肥に適している液体肥料のおすすめを紹介します。

ハイポネックス原液

液体肥料(液肥)国内トップシェアを誇るハイポネックスの定番液体肥料です。ハイポネックス原液は、「三大要素(窒素、リン酸、 カリ)」の他、マグネシウムやカルシウムなどの「二次要素(多量要素)」、さらに鉄をはじめとした「微量要素」を含む15種類の栄養素を最適のバランスで配合された液体肥料(液肥)で、水で薄めて使います。

他のハイポネックス商品もガーデニング初心者にとって扱いやすいので、興味ある方は下記も是非一読ください(アブラムシヨトウムシなどの病害虫の予防・駆除という農薬的要素も入っている肥料や、芝生など作物に特化した肥料、希釈しないでそのままの濃度で使える肥料もあります)。

マイガーデン 液体肥料

マイガーデンの液体肥料は、モイスト成分と呼ばれる土の潤い・活力が増す作用があり、保水力と保肥力が高まります。このため、用土に取り入れることで肥料が効果的に染み渡るとともに、暑い夏の水管理に効果を発揮します。液体肥料(液肥)なので速効性が期待でき、追肥用としておすすめの商品です。

住友化学園芸 マイガーデン液体肥料 650ml
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バイオゴールドオリジナル

こちらは有機肥料でありながら、即効性があり追肥に向いている珍しいタイプの肥料です。生育に必要な三要素(チッソ・リンサン・カリ)はもちろんカルシウム・マグネシウムをはじめ豊富な天然のミネラル類がたっぷりと、バランス良く含まれています。

有機肥料は臭いが伴うものが多いですが、こちらの商品は施肥後の臭いも気にならず、粒状ですが、ばらまいて使用する他に、水に溶かして液肥として使うこともできますし、肥料焼けも起こりにくいという利点もあります。初めて有機肥料を使用してみたいと思われる方には、試していただきたい商品です。

バイオゴールド オリジナル 900g
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防ぎたい!肥料にまつわるトラブルあれこれ

肥料のやりすぎ

一般的には、花に家庭菜園のようなペースで肥料をやると、やりすぎになってしまい、窒素過多になるとつるぼけし、また肥料焼けを起こします。肥料やけを起こすと、植物が弱々しくなり、最悪枯れてしまいます。肥料のやり過ぎにはくれぐれも注意してください。

同じく、水をやりすぎて根が腐って草花を枯らしてしまったり、根詰まり、またカビが生えたりしてしまうことがあります。水はけが悪い用土や、水が常に鉢などの容器に満たされた状態で風通しの悪い所に放置すると起こりやすいため、下記のことを心がけて育ててください。

  • 水切れして、土の表面が乾いてから水を与えるようにする
  • 風通し、日当たりの良い場所に植物を置くようにする

肥料は絶対混ぜないで!

よくある失敗として、いろいろな肥料を混ぜて高い栄養素の肥料を作り与えようとしてしまうことが挙げられます。肥料を混ぜると化学反応を起こし、植物自体に被害が出るだけでなく、有害物質・ガスが発生したりと、大きな事故につながる危険性があります。くれぐれも、肥料同士を原液で混ぜることはしないでください。

肥料を与えるタイミング 元肥と追肥

用土に肥料を与えるタイミングによって、肥料の呼び名が変わります。具体的には、「元肥」と「追肥」があります。

苗を植え付け(定植する)前に予め土壌へ施しておく肥料を「元肥(もとひ・もとごえ)」と言います。元肥は、初期生育を助ける働きがあり、肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施すのが一般的です。

苗の植え付け後(定植後)、作物が生長していくときに、土壌の肥料切れが起こらないように追加で施す肥料を「追肥(ついひ・おいごえ)」と言います。追肥を施す時期が遅れたりすると、植物の生育期に葉の色が薄くなったり、花が小さくなったりして最悪の場合、枯れてしまいます。特に窒素、カリウムは消費されるのが早いので適切な時期に追肥が必要です。

大きな植木鉢で用土を使う場合は、植え付け時や植え替え時に緩効性の化学肥料や臭いの少ない有機肥料を元肥として十分に施し、その後生育を見ながら液体もしくは固形の化成肥料を追肥として施していくと良いでしょう。

その他 カサブランカの栽培で気をつけたいポイント

強い光が苦手

ユリ科の植物の中には、オニユリやテッポウユリなど日を好む品種もありますが、オリエンタル系のカサブランカは、強い光が苦手です。木漏れ日が当たる程度の、明るい日陰を好みます。直射日光や西日の日差しが当たらない半日陰などで管理しましょう。また球根が大きな品種が多いので乾燥に弱いため、水切れにも注意が必要です。

害虫、病気に気をつけましょう

カサブランカに限ったことではないですが、植物はハダニやアブラムシ幼虫が発生して寄生しやすいです。野外であればある程、発生し易いといえます。これらの虫が発生した時は、粘着テープで除去する、また殺虫剤などの薬剤で駆除、防除する方法があります。どちらにせよ、早く対応するに越したことはないので、発見した時はすぐに駆除するようにしましょう。

多く発生している場合は、殺虫殺菌スプレーの「ベニカ」シリーズで害虫退治するのがおすすめです。(ホームセンターのガーデニング・園芸、ガーデニンググッズコーナーによく置かれています)

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また、カサブランカなどのユリ科の植物は、、球根腐敗病、青カビ病、葉枯病、モザイク病(ウイルス病)にかかりやすいです。モザイク病は、葉に濃淡のあるモザイク状のまだら模様が現れるのが特徴です。モザイク病っぽい現象が見られたら、伝染を防ぐため、すぐにその株を除去してください。

予防には、カサブランカが嫌いな高温多湿な環境に置かず、風通しの良い環境で用土は排水性の良いものを使いましょう。また雨水の跳ね返りが葉につくと病気になることもあるため、マルチングや敷き藁なども有効です。

寒さに当てることで花がきれいに咲きます

カサブランカは花を咲かせるには、寒さに当てないと花芽が形成されません。冬の間は屋外にしっかり置いて寒さに当ててください。この時注意するのは、水が切れないことです。土が乾いたら水を与えるようにしましょう。

球根を植えるときは、深さ20cmを目安に

球根を鉢に植えるときは、用土の表面から20cmほど(球根3球分)深くの穴を掘り、球根のとんがった頭が上になるように入れて、土を被せてください。カサブランカは球根の上に上根を伸ばすため鉢植えの場合は深さのある鉢を使いましょう。ユリの球根は外皮がなく、鱗片(りんぺん)と呼ばれる肥厚した葉が集まっているため乾燥に弱いので、購入したら早めに植えつけましょう。

用土は、市販の草花用培養土か球根用の土が便利です。自分で配合する場合は赤玉土7・腐葉土3などがよいでしょう。花壇などの地植え(庭植え)の場合には、腐葉土や牛ふんなどの堆肥などを土に混ぜ込むとよいでしょう。

カサブランカの危険性

人間には害のないユリ科のカサブランカですが、ネコ科にとってはユリ科の植物はアレルギーを起こす危険な植物です。葉や花、花粉でも口に入るとユリ中毒を起こして最悪の場合、死に至ることもあります。猫を飼っている方は、栽培や切り花を飾った場所に、猫が入らないように気をつけてください。また猫を飼っている方に、プレゼントするときも気をつけましょう。

まとめ

カサブランカは、ユリ科の中でも育てやすい品種です。球根ですが、チューリップのように分球も難しくなく、地植えであれば3年~4年ほど植え替えの必要はもなく、多年草ですので毎年花を楽しむことができます。

また花言葉は「純粋」「高貴」冠婚葬祭やプレゼントにもよく使われます。花色も白色だけではなく、赤色、ピンク色、黄色などもあります。ぜひお気に入りのカサブランカを見つけて、美しい姿と香りを楽しんでください。

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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