ぼかし肥料

ぼかし肥料にウジ虫が湧いたらどうするか

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ぼかし肥料とは、油かすや米ぬか、籾殻(もみ殻)、鶏糞(鶏ふん)など複数の有機質資材を配合させたものに土(土着菌)や発酵促進剤などを加えて、発酵させた肥料のことを指します。昔は有機質を土などで肥料分を薄めて肥効を「ぼかす」としていたことから、ぼかし肥料という名前がついたと言われています。

「ぼかし肥料を作っているときにウジ虫が湧いた」という方もいるのではないのでしょうか。ぼかし肥料にウジ虫が湧いた原因は?対処法はあるのか?

この記事では、そんな疑問に知識・基本情報を前提に推測で解き明かしていきます。

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ぼかし肥料にウジ虫が湧く

ぼかし肥料は、有機物を原材料に、微生物を使って発酵をさせていくことで完成します。そのため、ぼかし肥料が完成するまでの間に、何らかの原因でウジ虫が湧いてくることもあります。

ぼかし肥料には、どのようなウジ虫が湧くのでしょうか?また、原因と対処法はあるのでしょうか?

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どのようなウジ虫が湧くのか

そもそもウジ虫とはなんでしょうか。蛆(ウジ)あるいは蛆虫(ウジムシ)は、ハエの幼虫を指します。気持ち悪いと思われる方も多いと思いますので画像は掲載しませんが、皆さんの頭の中に思い浮かぶ白い幼虫のようなものがそれです。

日本で発生するウジ虫は、「ミズアブ」であることが多いです。

編集さん
編集さん

ミズアブという名前ですが、ハエ目の虫です。

ぼかし肥料にウジ虫が湧く原因

ぼかし肥料にウジ虫が湧く原因は、いくつか考えられます。そして、どれが原因かを特定するのは困難です。思い当たることがないか一つずつ確認することが重要です。

  • ぼかし肥料を作るときに水を加えすぎた(水分含量が多すぎ)
  • 何らかの原因で発酵がうまく進まず、腐敗が起こり、虫を呼び寄せた
  • 原材料の有機物資材にもともと混入していた(卵含む)

ぼかし肥料に湧くウジ虫の対策・対処法

ウジ虫の対策としては、ぼかし肥料が完成するまで、発酵の状態が適正かどうかを確認し続けることが一番重要だと考えられます。以下のような点に注意しながら、管理すると良いでしょう。

  • 水分量をしっかりと管理する(多すぎる場合は追加で米ぬかを加えるなど、水分量を下げる工夫が必要です)
  • もともとウジ虫が大量に湧いていた場所にぼかし肥料や有機物を置かない
  • 嫌気性発酵の場合は、容器や袋でしっかりと密閉し、空気に触れさせない
  • ぼかし肥料が完成し、長期に渡って保管する場合はしっかりと乾燥させる

ウジ虫が湧いたものは、そこからウジ虫を取り除くのは現実的に難しいので、畑などの土に還すと良いでしょう。ただし、腐敗している場合には、作物のある圃場で使わないようにしましょう。

ウジ虫が湧いたときはぼかし肥料失敗?

「ウジ虫が湧いたから失敗」ということはありません。ただし、青カビや黒カビが繁殖していたり、腐敗した臭いがする場合には失敗している可能性が高いです。

ぼかし肥料に白カビや青カビ、黒カビなど様々なカビが生えることがあります。「カビが生えてしまったから、このぼかし肥料は使えない」と思いがちですが、そのようなことはありません。

白カビは好気性菌といって無害なカビや放線菌であることがほとんどなので全く問題ありません。青カビや黒カビは、水分を含ませすぎたり、密閉度が悪く外から空気や水が触れてしまったりすると繁殖しやすいです。

これらの菌は大量に発生していなければ問題ありませんが、覆い尽くされている場合には失敗となりますので、カビが生えているところを除いて、再度発酵に挑戦してみるのも一つです。

一番大事なのは発酵が進んでいるかどうかで、その判断基準はやはり匂いということになります。

ぼかし肥料の作り方

ぼかし肥料は、使用される原材料や微生物(発酵促進剤)によって、種類(呼ばれ方)が異なります。一般的には、下記の種類が主流であると考えられます。

種類(呼ばれ方)概要
EMぼかし肥料EMを使用して発酵させたぼかし肥料
米ぬかぼかし肥料米ぬかを主原料としたぼかし肥料
籾殻ぼかし肥料籾殻(もみ殻)を主原料としたぼかし肥料
生ゴミぼかし肥料生ゴミを主原料としたぼかし肥料
ぼかし肥料の種類(呼ばれ方)と概要

また、原材料の種類によって、完成したぼかし肥料の保証成分量が異なるということも特徴です。

EM菌を使用してぼかし肥料を作る場合には、嫌気性発酵のやり方となります。下記にぼかし肥料の作り方をまとめていますので、参考にしてください。

参考:ぼかし肥料とは

ぼかし肥料とは、油かすや米ぬか、籾殻(もみ殻)、鶏糞(鶏ふん)など複数の有機質資材を配合させたものに土(土着菌)や発酵促進剤などを加えて、発酵させた肥料のことを指します。昔は有機質を土などで肥料分を薄めて肥効を「ぼかす」としていたことから、ぼかし肥料という名前がついたと言われています。

ぼかし肥料は、昔の農家では自分たちで独自で作っていましたが、化学肥料が発明されて窒素リン酸、カリウム(加里)などの養分が手軽に補えるようになったことから、製造、使用されることも少なくなりました。しかし、近年は可能な限り化学肥料を使わない栽培方法(特別栽培や有機栽培)が人気となり、再び「ぼかし肥料」に注目が集まっています

発酵させることにより、有機肥料(有機質肥料)に比べて植物が吸収することができるアンモニア態窒素、硝酸態窒素に無機化されるため、施してからすぐに肥料が効き始める速効性が備わっています。緩効性、遅効性という有機肥料の特長に、速効性を併せ持つことによって、より使い方の幅が広がる肥料となっています。

また、自分でぼかし肥料を作ることもできます。正直、良質なぼかし肥料を作るのは結構難しく手間のかかる作業なので、家庭菜園や園芸などで有機栽培に挑戦されたいという方は購入されることをおすすめします。

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