クレマチスの葉が萎れたり、茶色の斑点やカビのようなものが生えてたら病気かもしれません。ここではクレマチスに発生しやすい病気やその対処方法について説明します。
クレマチスに発生しやすい病気
うどんこ病
- 発生時期:6月上旬~7月中旬,9月下旬~10月中旬
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉、葉柄、蔓、花蕾
- 症状:葉に白色の小さな斑点があらわれ、やがてうどんこをまぶしたような白いかびが生える

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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さび病(赤渋病)
- 発生時期:7~11月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風や雨による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉,茎,花
- 症状:発生初期は、病斑の部分の色が退化してモザイク模様になる、その後は葉の裏に鉄さびのようなオレンジ色の突起が現れる。

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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炭疽病(たんそびょう)
- 発生時期:6~9月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風や雨による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉,茎
- 症状:成熟した葉に5~10mm大の褐色の円形、半円形の斑点が現れる。次第に灰褐色になり穴が開くこともある

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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白絹病
- 発生時期:6月中旬~8月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:土壌中にある病原菌が根や茎から侵入する
- 発生部位:根,葉柄,茎,枝
- 症状:発生当初は地際の葉や枝が縮れ、黄化する。やがて株全体が萎れ枯死する。発生した株の地際の葉や枝には白色の菌糸がまとわりつき、土壌には茶色の菌核が広がる

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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立枯病
- 発生時期:5~9月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:土壌中にある病原菌が根や茎から侵入する
- 発生部位:根、茎
- 症状:地際の茎が茶色に軟腐し、地上部が枯れる(根も褐色となり腐敗します)
病気の予防・対処方法
病気の葉の除去
どの病気でも、病気にかかってしまった葉は2次感染を防ぐために切り取って処分するのが基本です。病気の中には治るもの、治らないものもありますが、変色した葉や萎れてしまった葉は治ることはないので、まずは切り取って処分しましょう。
カビが原因の場合などは、切り取る場合には胞子が飛ばないように切り取り、ビニール袋に入れてから処分しましょう。切り取った後は、手袋やハサミ、長靴などの消毒も忘れずに行いましょう。
病気にかからないための環境づくり
病気はそれぞれ発生しやすい状況があります。カビが原因の病気が多いので、過湿などが原因になるため風通しをよくする、菌を飛ばさないために水やりは上から行わない等があります。水はけの悪い場所は高畝栽培も効果的です。
また蜜植はさけ、風通しや日が当たるようにすることも効果があります。
土壌感染の病気も多いので、落ち葉などはそのまま放置しない。肥料は未分解有機物は使わないようにしましょう。病気が発生した場所では栽培をしないか、土壌消毒をしましょう。
またどのような病気でも、雑草の除草は効果があります。周りの雑草から菌が飛来することもありますので、周りの環境にも十分注意しましょう。
殺菌剤の散布
クレマチスの病気には、花き類・観葉植物の殺菌剤が使えます。
うどんこ病
うどんこ病の薬剤は多くありますが、家庭用では肥料効果もあり有機栽培でも使える「カリグリーン」やアブラムシやハダニ類などの害虫にも効果のある「ベニカXネクストスプレー」などがおすすめです。
さび病
クレマチスに使えるさび病の農薬はありませんが、うどんこ病などのカビ菌に適用のある農薬をつかえば効果が期待できます。発生時期も同じなため、同時に防ぐことができます。
炭疽病
クレマチスの炭疽病に適用のある薬剤は「チオノックフロアブル」と「トレノックスフロアブル」だけです。成分は同じですのでどちらかを使いましょう。
白絹病
白絹病は発生初期の段階であれば、「モンカットフロアブル40」などの殺菌剤を株元へ灌注処理することで復活することもありますが、被害が進んだ場合は2次感染を防ぐためにも株を抜き取って処分しましょう。
プロの農家の方であれば、翌年のためにバスアミド微粒剤などの土壌処理剤を散布しましょう。
立枯病
立枯病は、発生してから治療できる薬剤はありません。株を抜き取り処分しましょう。他に株がある場合や翌年のために「オーソサイド水和剤80」などを予防として散布しましょう。
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