ひまわりの葉が白くなっていたり、変色していたら病気かもしれません。ここではひまわりに発生しやすい病気やその対処方法について説明します。
ひまわりに発生しやすい病気
褐斑病(かっぱんびょう)
- 発生時期:4~9月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風や雨による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉
- 症状:初期症状は葉に褐色の斑点が現れ、直径3㎜ほどにひろがる。病斑のまわりははっきりしており、内部に黒粒点が生じる。

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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うどんこ病
- 発生時期:7月~9月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉
- 症状:葉にうどんこをまぶしたような白いかびが生える、広がると下葉から枯れあがる

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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べと病
- 発生時期:5~7月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風や雨による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉
- 症状:葉の主脈にそって不整形な黄緑色のぼんやりとした斑点があらわれる。やがて葉裏に白いカビを生じる

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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斑点細菌病
- 発生時期:6月~11月
- 原因:細菌(シュードモナス シリンゲ pv. ヘリアンチ)
- 伝染方法:土壌中の菌が、風や雨により跳ね上がり飛散する
- 発生部位:葉、茎
- 症状:多角形の濃褐色~黒色の斑点が生じる。葉脈に沿って広がり、次第に病斑が結合し大きくなり穴が開く。

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

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病気の予防・対処方法
病気の葉の除去
どの病気でも、病気にかかってしまった葉は2次感染を防ぐために切り取って処分するのが基本です。病気の中には治るもの、治らないものもありますが、変色した葉やは治ることはないので、まずは切り取って処分しましょう。
カビや細菌が原因の場合などは、切り取る場合には胞子が飛ばないように切り取り、ビニール袋に入れてから処分しましょう。切り取った後は、手袋やハサミ、長靴などの消毒も忘れずに行いましょう。
病気にかからないための環境づくり
病気はそれぞれ発生しやすい状況があります。カビが原因の病気が多いので、過湿などが原因になるため風通しをよくする、菌を飛ばさないために水やりは上から行わない等があります。
カビ菌は多湿を好むので、密植はさけ、過繁茂にならないように窒素肥料は多く与えすぎないようにしましょう。
またどのような病気でも、雑草の除草は効果があります。周りの雑草から菌が飛来することもありますので、周りの環境にも十分注意しましょう。
害虫の駆除
病気の中には害虫が病気を広げることがあります。アブラムシやアワダチソウグンバイなどは排出物が黒く葉を汚し、カビ菌を媒介することもあります。ひまわりの害虫については下記で詳しく説明していますので、そちらも参考にしてください。
殺菌剤の散布
被害が多発するようなら殺菌剤も有効です。それぞれに効果のある農薬をつかって予防しましょう。ひまわりには、作物名に「ひまわり」、「花き類・観葉植物」と書かれた農薬が使えます。
うどんこ病
ひまわりのうどんこ病には、ホームセンターなどでも使える家庭用の殺虫殺菌剤の「ベニカXファインスプレー」や天然物由来の原料をつかった「ベニカナチュラルスプレー」などのベニカシリーズが使えます。
うどんこ病だけでなく、アブラムシやハダニなどのひまわりに発生しやすい害虫にも使え、希釈等もいらずにそのままスプレーするだけなので家庭でも使いやすい薬剤です。
べと病
ひまわりのべと病に使える農薬は「オーソサイド水和剤80」が使えます。園芸用殺菌剤でひまわりにはべと病の他、黒斑病、茎腐病、立枯病、苗立枯病にも適用があります。使用回数が8回と多く、さまざまな作物や病気に使えるので家庭でも使いやすい薬剤です。
褐斑病・斑点細菌病
ひまわりに使える褐斑病・斑点細菌病に適用のある農薬はありません。
両方とも水が病気を広げます。排水、風通しをよくするなどの環境を整え、水やりは上から行わないようにしましょう。また感染した葉をみつけたらすぐに取り除くことで2次被害を防ぐことにつながります。
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