多肉植物 ルノーディーン 管理方法や水やりのポイント! 

多肉植物 栽培

ルノーディーンは、白い葉に緑色の斑が入るエケベリアの人気品種です。栽培が難しく葉挿しの成功率も高くないことから、希少品種として通常のエケベリアより高額で取引されています。

この記事では、ルノーディーンを初めて手に入れた方にもわかりやすく、置き場所や水やり、植え替えなど初心者の人にもわかりやすく説明します。

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ルノーディーンについて

基礎知識

園芸分類多肉植物・観葉植物
学名Echeveria ‘Lenore Dean’
属名ベンケイソウ科エケベリア属
原産地アメリカ
草丈・樹高10㎝~15㎝
耐寒性等耐寒性 普通 耐暑性 弱い
花言葉「優美」「穏やか」「たくましさ」

生育タイプ

多肉植物は、春秋型、夏型、冬型の3つのタイプに分かれます。それぞれの型により生育期と休眠期が異なります。生育パターンを知ることで、それに合わせて管理することで無理なく育てることができます。

ルノーディーンは、「春秋型」です。春秋型は、 春と秋に盛んに生育するタイプです。10〜25°Cの範囲で生育が旺盛になります。夏は暑さのせいで生育が悪く、根腐れや蒸れを避けるために、休眠させる必要があり、冬は寒さのために自然に休眠します。茎や葉が柔らかく、色鮮やかで草花のような雰囲気を持つ多肉タイプです。

苗の選び方

多肉植物は春秋型、夏型、冬型の3タイプに別れ、それぞれ生育期と休眠期が異なります。購入は生育期に苗を購入するのがおすすめです。春秋型の場合は、春か秋が適期ですが、夏の高温多湿に弱いルノディーンは秋がおすすめです。

できれば、園芸店や多肉植物のお店で実際に見て葉っぱがつまっていて、ハリがあるもので、根がさわっていてもグラグラしていない苗を選ぶことをお勧めします。しかしルノーディーンは手に入れにくい品種でもあるので、インターネットで買う場合は信用できるお店を選んで買いましょう。

根が付いた状態の抜き苗として販売されている場合は、苗は乾いた状態で送られてくることがほとんどですので、根の状態を確かめて、根腐れ等していなければそのまま新しい用土に植え付けましょう。9月頃に植え替えをすると成功率が高いのでおすすめです。

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ルノーディーンの管理方法と水やり

置き場所

多肉植物は日当たりの良いところが大好きです。基本は冬以外はベランダや庭などの屋外で管理します。室内で育てる場合もなるべく窓辺など日の当たる場所で管理しましょう。日に当てないと茎がヒョロヨロと伸びる徒長をおこしたり、葉が開いてだらしない姿になることもあります。

通常多肉植物は、葉焼けするので夏は直射日光にはあてずに半日陰で管理します。ルノーディーンは暑さに弱いのでより注意が必要です。6月中旬から9月中旬まで日陰に置きます。遮光シートを使う場合は60%程度の遮光率が高いものを使いましょう。真夏に35度以上になる場合は遮光シートを2重にするなど日差しを調整しましょう。風通しも重要です。サーキュレーターを使い夜でも涼しい環境にします。

また外に置くときは、夏は特にコンクリートの上に直接置くと熱が鉢に伝わって高温になるので、棚など一段高いところにおくのがおすすめです。

冬は、温度が5℃を下回るようになったら、室内で管理します。霜や雨に当てないよう注意します。

水やり

多肉植物は、生育期には、水をたっぷりジョウロで与え、休眠期には乾燥気味に育てるため葉水で与えるのですが、高温多湿が苦手なルノーディーンには、生育期は鉢底から水を吸わせる腰水がおすすめです。

生育期の水やりは、鉢の用土が完全に乾いてから与えます。鉢より大きいトレイなどに鉢の高さの3分の1以下に水を入れます。鉢や用土にもよりますが10秒程度の短時間、鉢を水に浸します。用土が鉢底から3分の1~2分の1程度湿る程度がよいでしょう。

鉢や用土により水のつける時間は変わります。割り箸や串に鉢から2分の1の部分にしるしをつけて、そこまで挿して少し待ちます。先端が濡れているかどうかで水やりを調整しましょう。水やりのタイミングもこの方法で完全に鉢が乾いているか判断できます。

梅雨入り後から9月までは基本は断水します。夏場にサーキュレーターを使って株を乾かしているばあいなどで葉がシワシワになってきた場合などは、生育期と同様に短時間腰水で与えましょう。

冬の休眠期は、月に1~2回。用土が完全に乾いたら水差しなどを使って、横から株元に水を与えます。水の量は用土の表面から3分の1程度が湿る程度与えます。

管理方法と水やりの季節ごとのスケジュール

ルノーディン・年間スケジュール
  • 冬の休眠期から覚めた3月は気温が高い昼間は外にだし、日当たりの良い場所で管理しましょう。夜はまだ寒いので室内に取り込みます。4月~6月上旬ごろまでは生育が旺盛の時ですので、屋外の日向で管理します。

    水やりは、休眠期から生育期に入りますので4月頃から鉢の土が完全に乾いたら、腰水で鉢底から3分の1湿る程度与えます。

  • 6月中旬から9月中旬までは、明るい日陰で管理します。遮光シートを使う場合は遮光率60%程度のものを使います。梅雨に入るので雨ざらしにはせず、軒下で管理します。日本の夏は多湿ですので、風通しの良い場所で株を蒸らさないように注意します。風が通らない場所であればサーキュレーターも効果的です。

    水やりは6月中旬からは断水します。6月上旬までしっかり水やりをしておけば基本的には断水しても大丈夫ですが、葉がシワシワになってきた場合は、腰水で鉢底から3分の1程度与えます。水の与えすぎには注意しましょう。

  • 気温が下がる9月下旬~10月までは、春と同様に屋外の日向で管理します。水やりも春と同様に、腰水で鉢底から3分の1程度与えます。

  • 休眠期です。最低気温が5℃を下回るようになったら室内の、日当たりの良い場所で管理します。暖房の風が当たらない場所に置きます。暖かな昼間は、屋外でになるべく出して、日に当ててあげるとより元気に育ちます。

    水やりは11月からは月に1度~2回ぐらいの頻度で、用土が完全に乾いたら水差しなどを使って、横から株元に水を与えます。水の量は用土の表面から3分の1程度が湿る程度与えます。気温が上がる午前中に与えます。

その他 ルノーディーンの栽培で気をつけたいポイント

植え替え

購入した鉢がビニールポットであったり、自分の好みの鉢に代えたいときには、植え替えをします。また生育に合わせて、1~2年に一度は植え替えが必要です。ルノーディーンは夏に株が弱るのでできれば秋に毎年植え替えましょう。

時期は、生育期ならいつでも行えますが、ルノーディーンの植え替えの適期は秋の生育期の9月。夏に弱った株を秋に植え替えることにより、生育がよくなります。購入した時期が生育期以外で、植え替えを行いたい場合は、根を崩さず用土だけ追加して新しい鉢に植え替える鉢増し(手順2~3を行わない)をしましょう。植え替える用土は必ず新しい乾いた土を使いましょう。

  1. 植え替えの多肉植物は、土が乾いた状態のときに、鉢から外します。
  2. 根っこをほぐすように土を落とします。
  3. 根を根元から3㎝ほど残してカットします。腐った根は根元から切ります。
  4. 新しい鉢を用意して、底に鉢底ネットをいれます。
  5. 鉢の底に鉢底石を入れ、その上に緩効性粒上肥料を加えます。
  6. 苗を押さえながら、培養土いれて植え込みます。最後に割り箸などでつついて、根の周りに土が入るようにします。最後に鉢をトントンと叩いて隙間を入れて完成です。
  7. 水やりは植え付け後、7日~10日後に行います。その間は明るい日陰に置いておきましょう。

用土

一般の観葉植物では、鉢植えの場合は、赤玉土と鹿沼土を基本用土として、ピートモス、バーミキュライト、パーライトやココヤシチップといった改良用の土を基本用土にプラスして使います。

しかし、多肉植物は休眠を伴うものが多く、休眠中の多肉植物は、根もほとんど給水しないので、根腐れを防ぐために鉢土を完全に乾燥させる必要があります。は乾燥した地域が原産地ですので一番重要なことは、通気性(水はけ)がよいこと、それとある程度の保水性があるものがよいでしょう。赤玉土4・軽石4・腐葉土1・くん炭1などの配合で、一般の草花より排出性を高めた配合にします。

化粧砂として、赤玉土小粒を株元にいれると水の跳ね返りを防ぎ病気を防ぐ効果もあります。

市販の多肉用の培養土も便利です。多肉植物の配合はどれが正解ということはありません。多肉植物の土についての記事もありますので、興味のある方はお読みください。

多肉植物はは水耕栽培や、土を用いず、ハイドロボールやゼオライトなどの保水性、吸水性のある培地を使ったハイドロカルチャーでも育てることができます。ハイドロカルチャーで育てる場合は、土からの植え替えとは多少異なり、土の根を終わらせて水で育てる根を発根してから植え替える必要があります。

多肉植物のハイドロカルチャーでの育て方に興味がある人は、こちらをお読みください。

肥料

多肉植物のには、元肥は植え付け、植え替え時に行います。 植木鉢などで栽培する場合は、元肥をしっかりと施し、適期に追肥を行っていきます。追肥はは3月〜5月・9月~10月の生育期は肥料が必要です。 ルノーディーンは秋が深まると爪の先が赤く紅葉する品種です。紅葉時期に肥料分が多いと発色が悪く、くすんでしまう可能性があります。秋は早めに追肥しましょう。

  • 液体肥料(液肥)の場合は、ラベルなどに記載されている希釈率から更に2倍程度に薄めて、月1〜3回のペースで施肥します。
  • 固形肥料の場合は、ラベルなどに記載されている使用目安量の半分程度の量を、1ヶ月〜2ヶ月に1回程度施肥します(頻度は使う肥料のラベルの説明に合わせると良いでしょう)。

休眠期は絶対に肥料をやらないようにしてください。肥料やけを起こし、枯れる原因になります。

多肉植物の肥料についての記事もありますので、肥料について興味のある方は読んでみてください。

ふやし方

多肉植物は株分け、さし芽、葉ざし、根ざし、挿し木、胴切り、種まき(実生)でふやします。ルノーディーンは、胴切りと株分けで増やします。エケベリアは葉挿しが一般的ですが、ルノーディーンは葉が薄く、成功率もよくありません。。適期はいずれも3月から6月、または9月から10月です。

胴切り

ルノーディーンは胴切りという剪定方法で、増やすことができます。

準備するもの 鉢・用土・ピンセット・テグスか刃物(ハサミ・カッターなど)・土入れ・新聞紙もあるとよいです。

  1. ルノーディーンは下葉を少し残した状態で、途中から切り取ります。茎が見えにくい場合はテグスや糸などを使って切り取るのがおすすめ。テグスを茎にぐるっとまいて、両端を引っ張ると中心の太い茎を切り取ることができます。
  2. 切り離した先端の切り口は、2~3日ほど乾燥させます。新聞紙などでくるんでおいてもよいでしょう。カットした苗も根元から子株が増えます。
  3. 切った先端の断面から芽が生えるので、切断面を下にして鉢に、新しい用土をいれて植えつけます。根腐れしている場合土の中に腐敗菌が発生している場合があります。必ず新しい用土を使いましょう。
  4. 水やりは植え付け後、1週間後ぐらいに行います。その間は半日陰に置いて根が出るのをまってから、新しい環境にならしていきます。

株分け

ルノディーンは、胴切をすると親株に子株が吹きやすいので、ある程度大きくなった子株を使って株分けで増やすことができます。

準備するもの 鉢・用土・消毒済みのカッターやハサミ・土入れ

  1. 消毒済みのカッターなどで、つながった茎を外します。植え替え時などで、株を土から外すと切り離しやすいです。
  2. 切り離した苗は、土を取り傷んだ下葉をとります。根が付いてるときにはなるべく残して、2~3日乾燥させます。
  3. 新しい鉢を用意して、底に鉢底ネットをいれます。
  4. 鉢の底に鉢底石を入れ、その上に緩効性粒上肥料を加えます。
  5. 苗を押さえながら、培養土いれて植え込みます。最後に割り箸などでつついて、根の周りに土が入るようにします。最後に鉢をトントンと叩いて隙間を入れて完成です。
  6. 水やりは植え付け後、7日~10日後に行います。その間は明るい日陰に置いておきましょう。。

その他の作業

下葉取り

春から生長して葉が広がると、下葉が枯れたり弱ったりします。梅雨に入る前に、傷んだ下葉を取り除きます。指やピンセットなどで根元から取り除きましょう。病気の予防にもなり、夏の蒸れを防ぐ効果があります

病害虫

夏の高温多湿の時期に、 軟腐病・灰色カビ病等にかかりやすくなります。害虫(アブラムシカイガラムシ)の排せつ物につく菌によって引き起こされるすす病などにかかることもあります。予防としては、風通しの良い場所で育てる、また梅雨まえに、枯れたり色が変わっている下葉を取り除いておくのも効果があります。

カイガラムシ・ハダニ・アブラムシ・アザミウマ、ネジラミなどの害虫が発生する恐れがあります。それぞれの害虫によって対応は異なりますが、見つけたら早めに歯ブラシなどでこそげとるか、水流で取り除いてあげましょう。殺虫剤なども有効です。

害虫に対しての対策は、下記に詳しい記事がありますので発生して困っているときなどは参考にしてください。

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まとめ

エケベリア・ルノディーンは、斑入りのエケベリアとして大変人気の品種で、別名コンプトンカルーセルとも呼ばれています。人気がある半面葉挿しで増やしたり、気難しく栽培管理が難しい品種のため出回る株も少ないことから、レア種としてかなり高額でした。最近では、フリマサイトなどでも出回り、以前よりは手に入れやすい値段にもなってきています。

ロゼットタイプに代表はエケベリア属が有名ですが、冬型の葉の色が豊富なアエオニウム属・肉厚な葉が特徴のグラプトペタルム属、エケベリア属とグラプトペタルム属の交配種のグラプトベリア属などがあります。

ルノディーンは、少し気難しいところはありますが、苦手な夏を遮光や風通しよく育ててれば、美しい姿を見せてくれます。高額品種ですので、根が張ったらすぐ胴切りして、保険株を作っておくことをおすすめします。また、管理がうまくいくまでは寄せ植えにせず、一鉢でじっくり育ててみてください。育て方はその地域の気候や環境・日当たり等でも変わりますので、いろいろと失敗しながらぜひ美しいルノーディーンを育ててみてください。

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