うどんこ病

もみじ(カエデ)うどんこ病におすすめの農薬や対処方法

もみじ うどんこ病

もみじ(カエデ)の葉がうどん粉をまぶしたように白くなったら、うどんこ病かもしれません。ここではもみじがうどん粉病にかかってしまった対処法の他、原因や予防や治療に使えるおすすめの薬剤について説明します。

この記事の執筆者・監修者
農家web編集部
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うどんこの特徴・症状

うどん粉病の原因・特徴

うどんこ病は、古くからもみじ(カエデ類)に発生しやすい病気で、カビ(糸状菌)の一種が原因で起こります。

ほとんどのカビ(糸状菌)が多湿を好むのに対し、うどんこ病は適温で湿度が低い乾燥した時に発生しやすく、もみじでは、5月上中旬頃から秋頃まで発生します。

第一感染源は、前年の秋に発生した子のう殻が枝などに付着して越冬し、翌年の春に春に病原菌の胞子が風によって飛散して被害を広げます。葉がうどん粉をまぶしたように白くなるため、光合成ができなくなり被害が広がると枯死する恐れもあります。菌が越冬するため、一度発生すると翌年も発生するリスクが高まります。

うどんこ病の症状

うどんこ病は葉と新梢に発生します。葉にうどん粉をふりかけたような白いカビが生じます。特に若い葉や新梢に発生が多く、放置すると葉や新梢が白く覆われ、よじれたり奇形になったりします。

また葉が白く覆われることにより光合成が妨げられ、生育が悪くなり最悪の場合は枯死します。

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もみじ(カエデ)がうどん粉病にかかってしまった時の対処法

うどんこ病にかかってしまった場合は、まずは発生している葉や枝を切り戻しをしてから薬剤を散布します。切り戻した葉や枝は胞子がとばないように注意し、袋などにいれて廃棄しましょう。

その後、うどん粉病に効果のある薬剤(農薬)を散布します。うどん粉病は感染してから症状がでるまで時間がかかるため、薬剤にもよりますが7日~10日に1度、3回は散布してください。

その後は、農薬散布後10日ほどたって、他の葉に症状がでていなければ薬剤が効いています。効果がないようであれば、違う系統の農薬を使いましょう。薬剤が効いているようでしたら、その後は発生しやすい時期は、月に1度ほど予防として薬剤を散布するとよいでしょう。

農薬(薬剤)の選び方・使用方法について

農薬と聞くと、怖い、体に害があるのではないかと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、日本で販売されている農薬は、人畜や環境に影響を与えないことなどの多くの厳しい審査を通ったものだけが、登録されています。

農薬には必ず、適用表と使用上の注意がラベルに記載されています。農薬は、適用表にかかれている作物、病気にしか使えません。使い方を間違えると、作物が枯れたり、体に害が及ぶこともあります。必ずラベルを読んで正しい使い方をしましょう。

もみじのうどんこ病には、作物名に「かえで」の記載の他、「樹木類」と書かれた農薬が使えます。

また農薬は同じ系統の農薬を使い続けると、耐菌性が発生し効果がなくなることがあります。複数回散布するときはなるべく違う系統の農薬を使う、ローテーション散布をしましょう。商品名が違っても同じ系統の農薬もあるので、系統は殺菌剤にはFRACコードが違うものを選びます。

家庭ではいろいろな農薬を購入するのは難しいという場合は、1年ごとに使う農薬を変えるなどの方法をとりましょう。

また農薬は水に薄めて使うものがほとんどです。農薬の希釈の方法については下記の記事も参考にしてください。

もみじのうどん粉病に使える農薬

もみじのうどん粉病に適用のある家庭で使いやすい殺菌剤をいくつか紹介します。使用回数などの制限もありますので、複数回散布する際には、回数にも気を付けましょう。

農薬名希釈倍率使用液量使用期間使用回数使用方法FRACコード備考
ベニカXネクストスプレー
原液
ー発病初期6回以内希釈せずそのまま散布する。11樹木類に使える殺虫殺菌剤
予防と治療の効果と殺虫成分が含まれています。
うどんこ病だけでなく、アブラムシなどの
害虫にも使えます。
モレスタン水和剤2000〜3000倍100〜300㍑/10a発病初期10回以内散布
M10
樹木類に使用できる殺菌剤
治療と予防効果のある薬剤です。
水に溶かして使うタイプで、使用回数も多いので使いやすい薬剤です。
ロハピ原液発病初期ー散布ー樹木類に使用できる殺菌殺虫剤
99%食品原料なので安心して使えます。
うどんこ病の予防の他、アブラムシや
ハダニの殺虫剤としても使えます。

農薬を使用する際は必ず登録内容を確認の上、希釈倍率、使用量、回数を遵守しましょう。

予防の対策について

前年にうどんこ病が発生した場合には、発生する前に予防措置を行いましょう

剪定

もみじは落葉後すぐの晩秋から冬に剪定を行います。剪定では病気の枝や葉は取り除きましょう。また込み合った枝や弱った枝なども切り落とし、風通しや日当たりをよくし丈夫な木となるようにしましょう。

秋に落ちた葉や剪定した枝、古い枝などは、そのままにせず回収して廃棄しましょう。越冬して感染源になることがあります。

予防に重曹水を散布する

薬剤を使った予防の他、重曹1gを水1L(リットル)で希釈した重曹液の散布は、うどんこ病の予防に効果があると言われています。

また虫除けの忌避剤としてよく使われる木酢を薄めて散布するのも効果があるといわれます。またお酢が原料となっている殺菌剤なども使えます。

健全な株の育成

日照不足や、肥料の過不足などによりもみじの株が軟弱、徒長、過繁茂などの状態になると、発病が多くなります。

健全の株の育成のためには、日当たり、風通しを良くする。肥料は窒素を抑え、カリを施用するなどの栽培管理がうどん粉病にかかるのを予防します。

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執筆者・監修者情報
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編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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