ハスクバーナチェンソー替刃について解説

【画像】チェーンのような部品やアクセサリは、取り扱いや在庫も豊富なソーチェン問屋むとひろやサンキョウを活用して買い物する方法もおすすめチェーンソー
チェーンソー道具

木の伐採や剪定にともなって、チェンソーのシャープな切れ味が失われてきたら、新品の替刃への交換も検討しましょう。もしハスクバーナチェンソーを愛用している場合は、替刃もハスクバーナ製品を利用するのがおすすめです。

この記事では、ハスクバーナチェンソー替刃について解説します。

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ハスクバーナ(Husqvarna)とは?

ハスクバーナは、農林業機械や建設機械といった野外作業機の開発販売を行う世界的なメーカーです。同時に、「Husqvarna」のロゴマークでおなじみの製品ブランドでもあります。

もともとは、スウェーデン王室にマスケット銃を納める国営工場として1689年に設立されました。その後、ミシン、自転車、オートバイ、チェンソー、芝刈機などさまざまな機械の製造を行います。創業330年を超える当社ですが、時代とともに主力事業や会社としての佇まいを柔軟に変化させてきています。現在は、農林業機械や建設機械といった野外作業機を主力事業としており、世界60か国以上で事業を展開しています。

日本においては、ハスクバーナ・ジャパン株式会社が事業展開を担ってきましたが、2007年に小松ゼノア株式会社と合併したことで「ハスクバーナ・ゼノア株式会社」が誕生、引き続きその役割を担っています。ハスクバーナ・ゼノアでは、それぞれの特長を活かし、ハスクバーナ(Husqvarna)とゼノア(ZENOAH)の2つのブランドを主として扱っています。特に、林業や造園業の分野において、チェンソー、ポールソー、ヘッジトリマ、ブロア、草刈機、刈払機、手押し式芝刈機、ロボット芝刈機、ガーデントラクター、ホビーエンジン、粉砕ポンプなどが信頼と実績のある製品として広く知られています。

「チェンソー」、「チェーンソー」、「チェーンソウ」の違い

「chainsaw」を日本語表記すると、「チェンソー」、「チェーンソー」、「チェーンソウ」などとなります。いずれも正しいのですが、メーカーや業界関係者の間では「チェンソー」の表記を用いることが多いです。一般社会においては、「チェーンソー」の表記も広く浸透しています。

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ソーチェンの構造

ソーチェーンの構造を図示するイラスト

ソーチェンは、カッター、ドライブリンク、タイストラップが繰り返し連結された構造になっています。そして、それぞれの部品を連結させる役目の突起が、リベットです。これら部品の種類を変えたり、並び方や頻度を変えたりすることで、ソーチェンに異なる特性をもたせています(たとえば、切り用やカービング用では、フルカッターとよばれるカッター数を2倍にしたソーチェンが用いられます)。異なる特性をもたせたソーチェンは、用途が異なるため各々別製品となり、品番も異なります。

カッター

カッターには木材を削ると同時に、前のカッターが削った木屑を排出する役目があります。右カッターの次は左カッターというぐあいに、左右対称に同一間隔で取り付けられています。刃先には、硬い金属として知られるクロムがメッキ加工されています。これにより、鋭い切れ味と耐久性が長く維持され、目立ての回数を減らすことができるようになっています。

ドライブリンク

エンジンの駆動力が伝達されることにより回転する歯車が、スプロケットです。ドライブリンクは、このスプロケットとかみ合うことで、ソーチェンを回転させる役割をもっています。また、ドライブリンクの足は、ガイドバーの溝の中を通るので、ソーチェンとガイドバーの全体にチェンオイルを潤滑させる役割もあります。

タイストラップ(サイドリンク)

タイストラップ(サイドリンク)は、カッターとドライブリンクであったり、ドライブリンク同士であったりをつなぐ役割をもっています。リベットが付いているタイプと付いていないタイプがあります。

リベット

リベットは、カッター、ドライブリンク、タイストラップを連結させるための突起です。カッターかタイストラップにリベットが付いており、ドライブリンクの穴を貫き、反対側にあるタイストラップと固定されます。これにより、カッター、ドライブリンク、タイストラップの各部品が連結されています。

ハスクバーナソーチェン(替刃)の特長

ハスクバーナには、純正のソーチェン(替刃)が存在します。特に、ハスクバーナ独自のソーチェンであるX-CUTシリーズは品質が高いことはもちろん、ハスクバーナチェンソーの性能を最適化し、その出力を最大限に引き出すように設計されています。耐久性と潤滑性に優れていることに加え、プレ・ストレッチされているため箱出しからすぐに使えます。

なお、ソーチェンの切れ味が悪くなったと感じた場合は、まずは道具あるいは工具(丸ヤスリ、平ヤスリ、ゲージなど)を用いて目立てをするようにします。目立てとは、刃を研磨あるいは研ぐ作業のことで、刃の切れ味を回復するために行います。目立ては鋸(のこぎり)などにおいても行う作業ですが、チェンソーは動力付きの刃物なので特に万全を期すようにします。目立てを何度か行い、ソーチェンが寿命を迎えた際には、新しいものに替える必要があります。

ハスクバーナソーチェン(替刃)の種類

現在のハスクバーナソーチェン(替刃)の種類は、チェンタイプによって以下のように分かれます。ハスクバーナソーチェン(替刃)の種類について、順に紹介します。

H00 1/4″ 1.3mm

軽量の刃が細かく付いており、滑らかできれいな切り口を実現します。メンテナンスの頻度や程度も、できるだけ抑えられる設計になっています。さらに、丸みを帯びたセミチゼル型と呼ばれる形状になっており、耐久性にも優れます。

X-CUT C85

プロ用のフルチゼルチェンです。ハスクバーナの自社設計および自社工場生産のため、ハスクバーナチェンソーの能力を最大限に引き出します。プレ・ストレッチされており、張り調整の手間が低減され、切れ味も持続します。伐採などパワーが必要な作業にも対応します。

H42 56dl / 3/8″/ 1.5 mm

カッティングコーナーが角ばっているチゼル型と呼ばれるチェンで、高い切削性能を誇ります。チェンがLowVib(低振動)設計になっているので疲れにくく、仕事の効率もアップします。

H25 64dl / .325″/ 1.5 mm

スピードカッティングとLowVib(低振動)を実現したチェンです。ヒール部分に工夫がこらされており、木材を切削した際の振動を緩和します。

H64 84dl / .404″ / 1.6 mm

大径木を切削する際に効果を発揮します。カッティングコーナーを丸くすることによって、カッティング速度と目立ての容易さを同時に実現しています。

X-CUT S93G

ローキックバックバンパー付きセミチゼルチェンです。非常に正確で優れたパフォーマンスのチェンとなっています。ローキックバックで、シャープな切れ味が持続するため、操作性は向上、身体への負担も軽減されます。

H35リール100フィート/3/8″/1.3 mm

LowVib(低振動)に考慮し設計された小型チェンソー用のチェンです。安定した切れ味と高い生産性を実現しています。

H38PX 3/8″ 1.1mm

シャンファーチゼルの刃をもった、小型チェンソーのためにつくられたチェンです。振動とキックバックが少ないことが特徴です。一般ユーザーだけでなく、枝の剪定作業が多いアーボリストなどのプロユーザーにも適しています。

X-CUT SP21G

フルタイムで使用するバッテリーチェンソー電動チェンソー)の鋸断性と効率性を向上します。 スムーズに鋸断でき、突っ込み切り時の操作性も抜群です。

X-CUT SP33G

ローキックバックバンパー付きセミチゼルのピクセルチェンです。耐久性、低伸縮性、高い切削効率を誇るチェンで、ハスクバーナチェンソーの能力が最大限に引き出されます。

H30 64dl / .325″/ 1.3 mm

キックバックの低減と低振動を実現するために開発され、特に軽量のチェンソーを使用するニーズに応えるためのチェンです。通常のチェンに比べ切り口の幅を狭くする設計になっており、木屑をはきだす量が少なく切削効率も高いため、より高速での切削が可能になります。一方で、倒木の処理など苛酷な使用向きではありません。

ハスクバーナソーチェン(替刃)を購入したいときは

ハスクバーナでは、全国に10店舗を超える「ハスクバーナショップ」を設置しています。ハスクバーナチェンソー、パーツ、アクセサリーなどの展示点数も多く、実際に触って比べることができます。気になる場合は、ぜひ足を運んでみるとよいでしょう。

=>ハスクバーナショップ一覧

一方で、ソーチェンについては、ショッピングサイトやネット通販でも販売されていますので、それらを利用して注文することもできます。チェンソーの扱いに習熟したプロ以外は、チェンソーメーカーが標準装備しているソーチェンと同じものを替刃として交換するのが普通です。チェンソーメーカーでは、開発販売するチェンソー本体の性能を最も引き出せる、相性のよいソーチェンを標準装備しています。

さらに、もう一つの方法として、互換性のあるオレゴン(OREGON)のソーチェンを入手して使用することも考えられます。オレゴンソーチェンは、国内チェンソーメーカーのほとんどが採用しているため、入手しやすいこと、扱いに慣れている人も多いことなどのメリットがあります。ハスクバーナソーチェンとオレゴンソーチェンの互換については、次の通りです。

ハスクバーナ
呼称
オレゴン
呼称
ピッチ
(インチ)
ゲージ
(mm)
カッター形状
H0025AP1/41.3マイクロチゼル
(半角刃)
H2521BPX3251.5マイクロチゼル
(半角刃)
H3095VPX3251.3マイクロチゼル
(半角刃)
H3591VXL3/81.3ロープロファイル
(半角刃)
H3890PX3/81.1シャンファーチゼル
H4273LPX3/81.5チゼル
(角刃)
H6427X4041.6(半角刃)
SP33G95VPX3251.3セミチゼル
S93G91VXL3/81.3セミチゼル
C8573LPX3/81.5チゼル
(角刃)

まとめ

ハスクバーナは、農林業機械や建設機械といった野外作業機の開発販売を行う世界的なメーカーです。同時に、「Husqvarna」のロゴマークでおなじみの製品ブランドでもあります。

日本においては、ハスクバーナ・ジャパン株式会社が事業展開を担ってきましたが、2007年に小松ゼノア株式会社と合併したことで「ハスクバーナ・ゼノア株式会社」が誕生、引き続きその役割を担っています。ハスクバーナ・ゼノアでは、それぞれの特長を活かし、ハスクバーナ(Husqvarna)とゼノア(ZENOAH)の2つのブランドを主として扱っています。特に、林業や造園業の分野において、チェンソー、ポールソー、ヘッジトリマ、ブロア、草刈機、刈払機、手押し式芝刈機、ロボット芝刈機、ガーデントラクター、ホビーエンジン、粉砕ポンプなどが信頼と実績のある製品として広く知られています。

ハスクバーナには、純正のソーチェン(替刃)が存在します。特に、ハスクバーナ独自のソーチェンであるX-CUTシリーズは品質が高いことはもちろん、ハスクバーナチェンソーの性能を最適化し、その出力を最大限に引き出すように設計されています。耐久性と潤滑性に優れていることに加え、プレ・ストレッチされているため箱出しからすぐに使えます。

なお、代表的なチェンソーメーカーやチェンソーブランドとして、以下のようなものがあります。チェンソーだけでなく、チャップスなどの防護服や関連用品の取り扱いもあるので、チェックしてみるとよいでしょう。

  • スチール(STIHL)
  • ゼノア(ZENOAH)
  • 丸山製作所(MARUYAMA)
  • 共立(KIORITZ)
  • 新ダイワ(shindaiwa)
  • エコー(ECHO)
  • リョービ(RYOBI)
  • マキタ(makita)
  • ブラックアンドデッカー(Black&Decker)
  • タナカ(Tanaka)
  • ハイコーキ(Hikoki)
  • ハイガー産業(HAIGE)
  • 新宮商行(シングウ)
執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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