成分や使い方で選ぶ アスパラガスの専用肥料

アスパラ専用肥料アスパラガス肥料

アスパラガスは、1度植え付けしたら6~7年は収穫が楽しめ、取りたてのアスパラガスは風味と甘さが格別のおいしさです。畑だけでなく、プランターでも育てることができます。

生育期間の長いアスパラガスは、土づくりと肥料がとても大切です。この記事では、インターネットなどで購入できるアスパラガスの専用肥料について、その特徴や肥料成分、肥料のやり方について説明します。

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アスパラガスの専用肥料とは

肥料は多くの肥料があり、どれをつかっていいのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。「作物ごとに異なる肥料を使わなければならない」ということではありません。家庭菜園などでは、植物には必要な窒素(チッソ)、リン酸(リンサン)、カリウム(加里)の三要素が等量入った肥料などを使い、追加で不足する成分を補充したりして使っています。

肥料の必要量はそれぞれの作物(植物)によって異なります。専用肥料とは、上記の三要素の含まれている肥料分のバランスや微量要素、二次要素の含有量がその作物(植物)に適したものとなっています。また施肥量などもパッケージに書かれていることも多いので、栽培初心者の人でも簡単につかうことができます。

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アスパラガスの専用肥料

それでは、アスパラガスの専用肥料はJAなどでは農業者向けに販売されているものもありますが、ここではインターネットで一般の方も手軽に購入できる、アスパラガスの専用肥料について説明していきます。

東商 アスパラガスの肥料

有機質肥料を製造販売している、東商のアスパラガス専用の肥料です。アスパラガスは一度植えるとそのまま長い期間育てるため、土を良くする効果のある腐植酸が配合されており、土の保肥力を向上させ、団粒化させて土壌改良効果も期待されます。また緩効性の窒素が配合されているので、効果がゆっくり効いて肥料切れのリスクを減らします。量も少量なのでプランターなどにも。

肥料成分N・P・K・Mg=8・5・4・1.5
施肥量(1㎡あたり)元肥 150 追肥 1年目30g・2年目以降60g
価格(自社HP)350g 590円(税抜)
アスパラガスの肥料 350g 関東当日便
charm 楽天市場店
¥ 590(2022/07/27 12:53時点)

アミノール化学 アスパラガス・ショウガ専用肥料

さまざまな専用肥料を販売しているアミノール化学研究所のアスパラガス・ショウガ専用肥料です。3要素の成分量が等量で多く含まれています。また動物性有機と植物性の有機を加工して配合されている有機入りアミノ酸肥料です。ショウガの栽培にもおすすめです。

肥料成分N・P・K・Mg=10・10・10・1.5
施肥量(1㎡あたり)元肥 100g~ 追肥 60g~100g
価格(楽天)1.2kg 990円
アスパラガス・ショウガ専用肥料1.2kg
園芸ネット プラス
¥ 1,049(2022/07/27 16:25時点)

サンガーデン アスパラ・とうもろこし専用肥料

大容量の肥料では、10kgのサンガーデンのアスパラ・とうもろこし専用肥料もあります。3要素が高配合されていて、微量要素のマンガン0.2%とホウ素0.2%も含まれています。アンモニア性チッソが多く含まれているため、水に溶けやすく速効性の効果が期待できます。とうもろこしにも使えます。

肥料成分N・P・K・Mg=16・17・12・2
施肥量(1㎡あたり)パッケージに記載なし
価格(amazon)10kg 2,085円

肥料成分、施肥量、価格は2022年6月現在となります。改良などにより販売されている商品の成分比が変わったり使用目安量が変わったりしますので、使用する際には必ず商品のラベルに記載されている情報を確認しましょう。

アスパラガスの肥料の与え方

元肥

アスパラガスは、タネからも育てられますが、春や秋に出回る市販の苗(地堀り苗)を使って植えつけるのが手軽です。特大苗を購入すれば翌春から収穫することもできます。

元肥は、土づくりと同時に行いましょう。酸性土壌を嫌うアスパラは、酸度が高い場合には植え付け2週間前に苦土石灰などの石灰資材で、酸度を調整しておきます。1週間前には完熟堆肥と肥料をまいてよく施してから植えつけます。アスパラは土づくりが大切なので堆肥を多く施肥します。家庭菜園でたくさんの堆肥を撒くのが大変な場合は、溝を掘って元肥を入れる溝施肥で行いましょう。60cmほどの畝幅の真ん中に、深さ30cm、幅30cmの溝を掘ります。底に堆肥と元肥を施してよく混ぜて土を戻し植えつけます。施肥量は溝1mあたり、完熟堆肥2kg、化成肥料100g程度が目安です。

追肥

収穫は植え付け2年目から、それまでは収穫せず、株を育てます。春に植え付けした場合は、植え付け1か月後から10月まで月に1度化成肥料を与えます。株の周りに肥料をまいて、軽く中耕して土寄せします。秋の終わりには、茎や葉が枯れるので切り取って処分しておきます。

2年目以降は、早春に芽がではじめたら追肥をします。株の間を耕して堆肥と化成肥料をすき込みます。収穫は翌年のために6月中旬までとして、収穫後追肥をします。その後は9月まで1か月に1度追肥をします。

肥料について

肥料の成分について

植物が育つために必要な三大栄養素(三要素)は窒素(チッソ)、リン酸(リンサン)、カリウム(カリ・加里)です。

  • 窒素(N)は、「葉肥(はごえ)」とも呼ばれ、生育の初期に効果的であり、茎と葉の生長に大きく影響します。
  • リン酸(P)「実肥」と呼ばれ、開花・結実を促すためにリン酸が必要となります。また、植物全体の生育や分げつ、枝分かれ、根の伸長など様々な要素に関わっています。
  • カリウム(C)「根肥」と呼ばれ、葉で作られた炭水化物を根に送り、根の発育を促したり、植物を丈夫にして病気などに対する抵抗力を高める働きがあります。そのため、カリウムは「根肥」と呼ばれます。

肥料の呼び名について 元肥と追肥

用土に肥料を与えるタイミングによって、肥料の呼び名が変わります。具体的には、「元肥」と「追肥」があります。

苗を植え付け(定植する)前に予め土壌へ施しておく肥料を「元肥(もとひ・もとごえ)」と言います。元肥は、初期生育を助ける働きがあり、肥料効果が長く続く緩効性や遅効性の肥料を施すのが一般的です。

苗の植え付け後(定植後)、作物が生長していくときに、土壌の肥料切れが起こらないように追加で施す肥料を「追肥(ついひ・おいごえ)」と言います。花や結実の後に与える追肥をお礼肥といったり、冬に与える追肥を寒肥(かんごえ)といったりもします。

有機肥料と化成肥料について

肥料には有機肥料と化学肥料と呼ばれるものがあります。

有機肥料とは動植物由来の原料を使って作られている肥料を指します。畑や庭などの地植えに使うと土壌改良効果も期待できますが、虫がわいたり臭いがつよいものもあります。

化学肥料は、化学的に合成、あるいは天然産の原料を化学的に加工して作った肥料です。化成肥料は化学肥料に化学的操作を加えて製造された複合肥料を「化成肥料」といいます。三大要素がバランス良く含まれており初心者の人でも使いやすい肥料です。

有機肥料、化成肥料両方にメリット・デメリットがあります。最近では有機肥料を配合した化成肥料などもあり両方のメリットをうまく配合している肥料も多く販売されています。

化成肥料は薬品のように危険なものなの?

「化成肥料」はその名前から植物や環境、人体に強く影響を及ぼすイメージが付いている場合がありますが、それは全くの誤解です。

一番重要なのは「肥料」を必要な量だけ施すということです。適正量の使用であれば「化成肥料」「有機質肥料」など、どの肥料でも問題は発生しません。逆に化学肥料でなくても適正な使用方法ができていない場合は植物や人体に大きな影響があります。

肥料だけではなく一般流通されている農業用の資材はすべて適正に使用すれば問題が起こらないようになっています。

執筆者・監修者情報
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