畑に散布可能なスギナの除草剤

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除草剤には種類が多くありますが、畑などの農耕地で使えるものと使えないものがあります。使い方を間違えると、農薬取締法違反になるだけでなく、作物が育たないなどのトラブルも発生するリスクもあります。これは農家だけでなく家庭菜園をしている人にも適用されます。

この記事では、畑でスギナの除草剤を使いたい方に、農耕地で使える除草剤とその見分け方、おすすめの製品などを紹介します。

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スギナの特徴

スギナを除草するには、まずスギナの特性を知っておきましょう。スギナはトクサ科の多年草でシダ植物に属します。シダ植物は、タネではなく胞子で増えます。春になるとツクシが顔をだし、ツクシが枯れた後に芽を出します。

スギナの胞子はツクシの頭の部分に含まれています。また胞子以外にも地下茎でも繁殖します。この地下茎がやっかいで、引き抜いても地下茎の一部が残ってしまい、そこから繁殖してしまうのです。また多年草なため、寒くなると地上部は枯れますが、根っこは生きていためまた春になると、芽をだします。

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畑で使えるスギナの除草剤

それでは、スギナの特徴を知ったところで、畑で使うことができる除草剤について、その商品や効果などを説明します。

グリホサート系除草剤

グリホサート系の除草剤は、マックスロードなどのホームセンターやインターネットでも、一番多く目につく除草剤です。

除草剤には多く分けて、生長した茎葉に散布して枯らす「茎葉処理剤」と発芽直後に枯死させる「土壌処理剤」があります。スギナが大きくなっている場合は、「茎葉処理剤」を散布します。茎葉処理剤は、さらに地上部の葉茎だけを枯らすグルホシネート系などの除草剤と、地下の根や地下茎まで枯らす効果のあるグリホサート系の除草剤があります。

スギナは地下茎がやっかいな雑草ですので、グリホサート系の除草剤がおすすめです。散布に最適な時期は4月~6月、草丈20㎝~30㎝になりスギナの背丈がそろっているときに散布するのがおすすめ。

グリホサート系の除草剤は、葉や茎から薬剤を吸収させ、それが根まで移行する(吸収移行性といいます)のが特徴なので、葉や茎が小さいと根を枯らすほどの薬液を十分に吸収できない可能性があるからです。また製品によっては散布後雨が降ると効果が落ちる製品もあります。製品によって異なりますが、散布後6時間は雨が降らない日を選んで、午前中に散布するのがおすすめです。

グリホサート系の除草剤は多くありますが、農耕地に使えるものの代表的なものは下記です。

商品名ラウンドアップマックスロードサンフーロンエイトアップタッチダウンiQ
概要
ラウンドアップマックスロード 500ml【有効期限25年10月】
農家の店 みのり
¥ 2,045(2022/08/01 11:03時点)
【除草剤】サンフーロン 2L 大成農材 原液タイプ ラウンドアップ同等効果
カー用品のピックアップショップ
¥ 3,860(2022/08/01 11:21時点)
エイトアップ液剤 5L ガーデニング用除草剤 除草剤 エイトアップ 5L
ダイユーエイト楽天市場店
¥ 7,480(2022/08/01 11:35時点)
タッチダウンiQ 1L
農家の店 みのり
¥ 2,418(2022/08/01 11:50時点)
販売元日産化学(株)大成農材(株)(有)チャレンジサービスシンジェンタジャパン(株)
有効成分グリホサートカリウム塩グリホサートイソプロピルアミン塩グリホサートイソプロピルアミン塩グリホサートカリウム塩
特徴最もメジャーなグリホサート系除草剤。初代ラウンドアップのジェネリック製品初代ラウンドアップのジェネリック製品ラウンドマックスロードと同じ有効成分。

商品の詳しい説明などはこちらの記事も参考にしてください。

塩素酸塩粒剤

スギナにはグリホサート系除草剤で根まで枯らすのが一般的です。しかし全部枯死せず、また春にはって成長してきてしまったという人もいるのではないでしょうか。

茎葉処理剤は、散布時期が遅くなり夏になって他の雑草に邪魔されたり、夏の暑さで黒ずんだ出締まったスギナなどは、根が枯れるまで十分に液剤が浸透せずに残ってしまう場合があります。また多年生雑草を作物の作付時に使用できる除草剤は一年生雑草が対象で、防除が困難です。

そこで休耕田に使える、「クロレートS」「クサトールFP粒剤」など塩素酸塩粒剤の散布がおすすめです。デゾレートAZ粒剤は休耕田に登録がないため、畑ではつかえません。時期は、11月以降に地表が枯れて、地表面で越冬するツクシが見えるころがよいでしょう。

劇薬なので購入時には免許証などの身分を証明するものと、印鑑が必要になります。劇薬を扱っているホームセンターや農協などで購入することができます。

農耕地用の除草剤の見分け方

まずパッケージを確認しましょう。「家庭用」や「非農耕地用」とかかれているもの、または「農薬として使用できない」旨の記載があるものは、農耕地では使えません。

農耕地に散布できる除草剤は、農薬取締法に基づき国に農薬登録をされている除草剤でなければなりません。農薬として登録された除草剤のパッケージには[農林水産省登録第○○号]と表記されています。まずはこれがあるか確認しましょう。

農薬への登録は、安全を担保するため、薬効、薬害・残留性、動植物への毒性・影響を調査し、国の厳しい基準を満たす必要があります。

しかし農薬登録されているものも、適用作物名が「樹木」となっている除草剤は、適用場所が「公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地など」に限られており、農耕地では使えません。山や林などに使える除草剤には「樹木類」と書かれています。

一方で農薬登録されていない登録外除草剤も販売されています。特にグリホサート系の除草剤に多く、同じような成分で価格が安価なため手に取る人も多いですが、農耕地では使えません。農薬登録の手続きをとっていないため、作物等の影響を調査していない可能性もあります。これらの除草剤は2019年3月に「農薬として使用できない」旨の表記が義務付けされています。

まとめ

畑などの農耕地でしつこい難雑草のスギナを駆除するには、グリホサート系の除草剤と、クロレートSなどの塩素酸塩粒剤を組み合せて使うのがおすすめです。

連作障害などのためにお休みさせている畑も、気が付けば雑草でいっぱいなんてことになっていませんか。ぜひ上手に除草剤をつかって、手間と労力を削減しましょう。

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