電動耕運機の選び方とは?充電式から電気式まで比較して紹介

耕うん機
耕うん機道具
スポンサーリンク

耕運機には動力源として、ガソリン、軽油、ガス(カセットボンベ)、電気を使うものがあります。そのうち、電気を使うものを「電動耕運機」とよぶことがあります。電動耕運機は、燃料の入手や補給の手間がかからないこと、ボディが小型で軽量なこと、操作がシンプルで楽に扱えることなどが特長です。

この記事では、電動耕運機について比較しながら紹介します。

おすすめの家庭用電動耕運機(タイプ別の分類と比較)

電動耕運機とは、動力源に電気を使う耕運機のことを指します。たとえば動力源にガソリンを使う耕運機と比較すると、メリットとして家電と同じ要領で手軽に使用できることがあります。一方、デメリットとして耕す力が劣っていることがあります。このようなことから、電動耕運機はもっぱら「家庭用電動耕運機」と位置付けられることが多いです(プロ農家が大面積を耕す際には、電動耕運機ではない耕運機もしくはトラクターなどを使用します)。

家庭用電動耕運機は、さらに「充電式」と「電気式」に大別することができます。それぞれについて、おすすめの製品を分類および比較しながら紹介します。

「耕運」、「耕耘」、「耕うん」の違い

「耕運」は、正しくは「耕耘」と表記します。「耘」が常用漢字ではないため、「耕うん」と表記されることが多いです。ただし、新聞上では「耕運」と表記することが定められているため、一般には「耕運」と表記されることが普通となっています。

充電式(コードレスタイプ・ハンディタイプ)

充電池を使う耕運機です。コードレスなので、場所を選ばずどこでも使えるのが最大のメリットです。一方、「電気式」と比べると、連続作業時間が限られてしまうこと、耕す力が劣る傾向があること、高価であることなどがデメリットです。

マキタ「MUK360D」

DIY用品でもおなじみの電動工具トップメーカーであるマキタの技術が凝縮された電動耕運機です。分割式ロータリー刃により中耕除草にも利用できたり、跳ね上げ式移動用車輪や2段減速ギアが採用されていたりとユーザーのニーズをしっかり満たしてくれます(跳ね上げ式移動用車輪は、ワンタッチで抵抗棒との切り換えができます)。ハンドルを折りたたみ、幅をとらない収納が可能です。本体のみのものがMUK360DZ、リチウムイオンバッテリ1本付のものがMUK360DWB、リチウムイオンバッテリ2本付のものがMUK360DWBXです。

マキタ 36V充電式耕うん機 MUK360D

クボタ「ニューミディ 菜レント」

国内首位の農業機械メーカーであるクボタの電動耕運機です。菜レント(サイレント)の名前通り静かで騒音が小さいのが特長で、住宅街での農作業でも安心して使えます。車軸ローターの耕運機ですが、後部に取り外し不要の移動尾輪が標準装備されており、手押しでラクラク運搬できます。運転スイッチレバーを握ると動き、離すと停止する簡単操作なので、初心者であっても安全に使えます。最大連続運転時間60分の長持ちバッテリーを搭載。コンパクトサイズのボディながら固い畑でもしっかり耕せるのは、さすがクボタ製品といったところです。

クボタミニ耕うん機 ニューミディ菜レント<サイレント>TME13/TME20

その他

その他の充電式耕運機も紹介します。

オカネツ工業「Curvo」

オカネツ工業は、岡山県に本社を構える老舗の農業機械メーカーです。技術力に定評があり、特に耕運機については大手農業機械メーカーにOEM製品を提供しているほどです。「Curvo」(クルボ)は、2馬力相当という電動耕運機の中では最強クラスの力強い耕運が可能です。

くるぼ
YARD FORCE「コードレス耕運機プラス」

YARD FORCE(ヤードフォース)は、北米を中心に展開されているガーデンツールブランドです。電動工具をはじめ、本格的なエンジン機器から家庭用高圧洗浄機まで幅広く取り扱うグローバルメーカーとして世界14カ国で販売されています。「コードレス耕運機プラス」は、重さ3.5kgという軽量のハンディタイプなので非常に小回りがききます。本格的な耕作というよりは、家庭菜園や庭土を掘り起こすといった用途で使用するとよいでしょう。

YARD FORCE コードレス耕耘機プラス [YFJT1802]
ヤンマー「QT10e」

かつてヤンマーが業界に先駆けて製造販売していた充電式の電動耕運機です。残念ながら現在は新規販売はされておらず、中古商品として「ヤフオク!」などで見かけるのみとなっています。

YANMAR バッテリ式 ミニ耕うん機 QT10e

電気式(電源コードタイプ)

電源コード先端の電源プラグをコンセントに接続することで使う耕運機です。「充電式」と比べると、連続作業時間に限りがないこと、耕す力が勝る傾向があること、安価であることなどがメリットです。一方、コンセントがない場所では使えないことがデメリットです。

リョービ「電気カルチベータ ACV-1500」

リョービブランドは、電動工具やガーデン機器などでもよく知られています。実は、電動工具やガーデン機器などを手掛けていたリョービ株式会社のパワーツール事業部門は、2018年に京セラグループの京セラインダストリアルツールズ株式会社へと事業譲渡されています。しかし、リョービブランドは継続使用となっており、アフターサポート含めユーザーを大事にしてくれる信頼できるメーカーである点も変わっていません。

高性能モーターが搭載されているため、排気量50mlエンジンに相当するトルクを発生、パワフルな耕運が可能です。しっかりと土壌に食い込むナタ爪が採用されていること、延長コードや巻込み防止ガイドが標準装備されていることも特長です。また、培土器および培土けん引車輪(土寄せおよび畝立て)、中耕車輪(中耕)、スパイラルロータ(雑草掘り起こし)といった別売りのアクセサリーアタッチメントを装着することで、各種管理作業も行うことができます。

「電気耕うん機」の実力を聞いてみました

アルミス「耕す造」

アルミス(ALUMIS)は佐賀県に本社を構える、アルミ製品および農業用資材メーカーです。「耕す造」の最大の魅力は、安価であることです。もちろん安価であるだけでなく、二重ロックの搭載により誤作動を防ぐといった安全への配慮も忘れていません。使い方も非常にシンプルですので、まずは耕運機を試してみたいという人にはぴったりです。コンパクトモデルのAKT-300WR、ミドルパワーモデルのAKT-500WR、パワーアップモデルのAKT-1050WRがあります(車軸回転数380rpm、耕運幅450mmとさらに強力な耕運を実現したATP-1000WRというモデルもあります)。

AKT 500WR

その他

その他の電気式耕運機も紹介します。

高儀「菜援くん」

高儀は、刃物の産地として有名な新潟県三条市を創業地とする老舗の刃物・工具メーカーです。「菜援くん」は、重量も軽く、さらに持ち運びグリップ付きなので、家庭菜園や花壇までの運搬にも便利です。スイッチを入れるだけの簡単始動になっています。なお、高儀の「EARTH MAN 36V 充電式耕運機 GCV-360LiA」という製品もあります。

Green Art 電動耕うん機 菜援くん800W GCV 110 TG 0073
≪あす楽対応≫GREEN ART電動耕うん機 菜援くん800WGCV-110
コーナンeショップ 楽天市場店
ナカトミ「ドリームパワー ERC-15D」

ナカトミ(NAKATOMI)は、長野県に本社を構える産業機械メーカーです。派手さはありませんが、安全性・使いやすさ・品質にこだわった製品を展開しています。「ドリームパワー ERC-15D」も同様に、過不足なく必要な機能が詰め込まれています。レッドとブラックで彩られたクラシックスタイルの機体がおしゃれです。

ユーコー「家庭用耕運機」

通販のユーコー」が販売していた「家庭用耕運機」が、中古商品として流通していることがあります。掃除機のようなハンディタイプかつ安価ですが、パワー不足な部分は否めません。土を耕すというよりは、土をほぐすような目的で使用するとよいでしょう。

電動耕運機を中古で買いたいときは

電動耕運機は、耕運機の中では比較的安価な部類といえます。しかしながら、中古でもいいからもっと安く入手したいという人もいるでしょう。その場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。

オークションというと価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機商品の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。

以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。

=>ヤフオク!で検索してみる

まとめ

電動耕運機は、複数の技術や部品が結集されている反面、手頃なサイズの製品となっています。こうした背景もあり、農業機械メーカー、工具メーカー、金属メーカーなどがそれぞれ製品を展開しており、ショッピングサイトの閲覧だけでは少し分かりにくい状況になっています。会社ごとに強みがありますので、そういった点に着目してお気に入りの1台を探してみるのも楽しいかもしれません(たくさんありすぎて選べないという人には、まずは手軽なものから始めてみるのがおすすめです)。環境にもクリーンで、簡単に入手できますので、ぜひ電動耕運機のある生活を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
農家web編集部

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。
皆さまに本当に有益な情報をお伝えできるよう、心を込めて運営しています。

\SNSはじめました!フォローお願いします!/

掲載内容については、調査のうえ、情報の正当性、公平性に万全を期して執筆しておりますが、誤記や誤りなどが見受けられる場合には「お問い合わせ」よりご連絡お願い申し上げます。

スポンサーリンク
\良い!と思ったらシェアお願いします/
\SNSはじめました!フォローお願いします!/
農家web