耕運機の爪の種類、交換方法、注文方法を解説

耕うん機
耕うん機道具
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耕運機の購入時にはそれほど気にならないものの、使用しているうちに消耗していき、否応無しに気になるタイミングがくる。そんな部品のひとつが「爪」です。爪はタイヤなどと同じく消耗品なので交換が必要ですが、その際に把握しておきたいのが、種類、交換方法、注文方法です。

この記事では、耕運機の爪の種類、交換方法、注文方法などを解説します。

爪の種類

耕運機爪の写真

耕運機やトラクターの耕運軸に取り付け、ロータリー(もしくはローター)を構成する部品が「耕運爪」です。単に「爪」とよんだり、中には「刃」とよぶ人もいます。爪と名のつくところで、スーパーゴールド爪、イーグル爪、タイガー爪、ゼット爪などを耳にしたことがある人もいるでしょう。爪については一般名と製品名が混在していて分かりにくい部分がありますが、一般名として知っておきたいものは以下の通りです。

「耕運」、「耕耘」、「耕うん」の違い

「耕運」は、正しくは「耕耘」と表記します。「耘」が常用漢字ではないため、「耕うん」と表記されることが多いです。ただし、新聞上では「耕運」と表記することが定められているため、一般には「耕運」と表記されることが普通となっています。

なた爪

水田から硬質土壌までどんな田畑でも耕すことができる、最も広く使われている標準的な爪です。

L形爪

土塊が大きくなることもあり、畑作用途に向く爪です。中耕培土作業に利用されることもあります。

花形爪

爪幅が広いため、耕深は浅いものの砕土作用が大きい爪です。

正逆転兼用爪

正転逆転の両方に対応する爪です。正転では耕運、逆転では畝立てができます。

爪の交換は自分で出来る?爪の向きは?

爪は耕運機の使用とともに磨耗する消耗品ですので、定期的に交換する必要があります。爪の交換は比較的簡単に自分で行えます。取扱説明書に爪の交換方法が記載されていたり、機体購入時に車載工具として爪の交換に用いるメガネレンチやスパナなどが同梱されていたりすることがあります(ラチェットレンチ、エアーインパクトレンチ、コーナーインパクトレンチ、ステンヘラといった工具がなくても大丈夫です)。これらのことからも、爪の交換はユーザー自身で行うことが期待されているものと考えられます。交換の工程は、大まかには以下の通りです(機種ごとに多少異なりますので、それぞれの取扱説明書を参照することが望ましいです)。

  1. 耕運軸からロータリーを取り外す
  2. 耕運軸やロータリーをよく清掃する
  3. ロータリーの爪を新しいものに交換する
  4. 耕運軸にロータリーを取り付けて完了
ミニ耕うん機 YK-MRシリーズ 耕うん爪の点検

爪を取り付ける際に、爪の向きが分からなくなることがあるかもしれません。耕運軸の回転は基本的には進行方向と同じなので、正しくは背中(曲線の長い方)から土に入るように取り付けます。逆に取り付けた場合、腹(曲線の短い方)から土に入ることになり、十分に耕運できないばかりか、爪や機械の破損につながることもあります。爪の向きをよく確認してから取り付けるようにしましょう。

主な耕運機メーカーの爪

耕運機の取扱説明書には、純正の爪を購入するように記載されていることがあります。しかしながら、爪に関しては高品質かつ低価格を実現している老舗メーカーもあることから、その製品を使用している人も多いです(ニプロで有名な松山小橋工業太陽東亜重工などがよく知られています)。爪は消耗品ですので、ご自身の状況に合わせて賢い選択をしたいものです。

購入にはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、モノタロウなどのショッピングサイト(※1)も活用してみましょう。純正品やその他メーカー品のいずれもチェックすることができ、価格なども含めて幅広い選択肢をもつことができます。多くの場合、爪ごとに適合する耕運機が表記されていますので、照合するだけで簡単に購入することができます。

(※1)ショッピングサイトはいわゆる通販サイトとも似ていますが、複数の店舗にまたがった買い物ができることから利便性が高いのが特長です(家電、カメラ、アクセサリー、ファッション、靴、キッチン用品、DIY用品、ガーデニング用品など何でもそろいます)。出荷元と配送先にもよりますが、昨今は物流が発達しているので早ければ翌日や翌々日には手元に届きます。また、送料を考慮しても実店舗で購入するより安いケースも多いです。

クボタ耕運機の爪

たとえば「陽菜smile」(型式TRS500)の場合、取扱説明書に記載のある品名「コウウンヅメ(300、ヒダリ)」、品番「KA711-33310」という情報をクボタ製品取扱店に伝えることで注文できます。その他、ショッピングサイトで購入することもできます。

ヤンマー耕運機の爪

取扱説明書に記載のある、たとえば品名「MRT-E爪セット」、コードNo.「7A2740-43150」という情報をヤンマー製品取扱店に伝えることで注文できます。その他、ショッピングサイトで購入することもできます。

イセキ耕運機の爪

取扱説明書に記載のある、たとえば品名「ナタバ(B/ボルトツキ) SET」、品番「1128-718-250-10」という情報をイセキ製品取扱店に伝えることで注文できます。その他、ショッピングサイトで購入することもできます。

三菱耕運機の爪

取扱説明書に記載のある、たとえば部品名称「ナタツメ1シキ」、部品番号「1381 5705 000」という情報を三菱製品取扱店に伝えることで注文できます。その他、ショッピングサイトで購入することもできます。

ホンダ耕運機の爪

部品の情報をホンダ製品取扱店に伝えることで注文できます。その他、ショッピングサイトで購入することもできます。

爪を中古で買いたいときは

新品でなくてもいいから爪をもっと安く入手したいという人もいるでしょう。その場合におすすめなのが、大手オークションサイトである「ヤフオク!」を利用する方法です。

オークションというと落札するために価格を随時確認しなくてはいけないなど煩わしいイメージがあるかもしれませんが、実は現在の「ヤフオク!」には「定額」で出品されている商品が多くあります。「定額」で出品されている商品は、オークション形式とは異なり、表示されている価格に対し購入ボタンを押すだけで即時取引完了となります。このように煩わしさもなくなっているばかりか、農機商品の取扱い数も急拡大しており、非常に使い勝手のよいサービスに進化しています。

以下にリンクを用意しましたので、ぜひ一度のぞいてみるとよいでしょう。

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まとめ

爪の種類としてまずは、なた爪、L形爪、花形爪、正逆転兼用爪などを知っておきましょう。爪の交換は、取扱説明書を参照することで比較的簡単に自分で行えます。爪の購入はショッピングサイトも上手に活用するとよいでしょう。爪に関しては耕運機メーカーの純正品以外でも、高品質かつ低価格を実現している老舗メーカーがあります。とりわけ刃物や金物を祖業とするメーカーは爪を得意分野のひとつとしており、たとえば以下のような耕運機メーカーにも対応する爪を製造販売しています。

日本の農具(農業機械や資材)は、刃物や金物の技術に源流をもつこともあいまって、世界的にも高品質で知られています。特に耕運機の評価は高く、アフリカ(タンザニア、ガーナ、カメルーン、ギニア、ナイジェリア、セネガル、タンザニア、ウガンダ、ベナン、ブルキナファソ、リベリア、ガンビア、トーゴ、エチオピア、ザンビアなど)でも人気が高まっているようです。日本伝統の技術が海を渡って、世界の農業に貢献していると思うとなんだか誇らしいものです。1組ないし1本の耕運機爪を手に取った際に、色々と思いを馳せてみるのもおもしろいかもしれません。

この記事を書いた人
農家web編集部

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。
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