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プランター栽培果菜類

翌年から収穫できる! アスパラガスのプランター栽培

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畑のアスパラガス プランター栽培

アスパラガスは、1度植え付けしたら10年は収穫が楽しめ、取りたてのアスパラガスは風味と甘さが格別のおいしさです。畑だけでなく、プランターでも育てることができます。

ここではアスパラのプランター栽培の基本から、肥料や冬越の方法まで、初心者の人にもわかりやすく説明します。

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アスパラ栽培について

アスパラの基礎知識

アスパラガスは野菜では珍しい多年草で、一度植え付けをしたら毎年収穫ができ、上手に育てれば10年ほど続けて収穫できます。冷涼な気候を好みますが耐暑性も強いので、暖地でも育てることができます。

栽培は、タネからも育てることができますが収穫まで3年ほどかかるので栽培の難易度は上がります。家庭菜園では、春や秋に出回る市販の苗(地堀り苗)を使って植えつけるのが手軽です。特大苗を購入すれば翌春から収穫することもできます。プランターでは大苗を使って栽培するのがおすすめです。

作物名アスパラガス
科目ユリ科アスパラガス属
原産地南ヨーロッパからウクライナ地方
発芽適温(地温)25~30℃
生育適温15℃~20℃
土壌酸度(pH)6.0~7.0
育てやすさ普通~少し難しい

栽培時期

アスパラガスは、タネまきから育てる場合は春に種をまき、3年後の春に収穫します。大苗を植えつける場合には、春か秋に植え付けをし、翌年の春か夏から秋にかけて収穫します。

地域別の大苗の根株の植えつけ時期は下記のとおりです。植え付けから収穫までは約1年です。

地域植え付け時期(春植え)植え付け時期(秋植え)
寒冷地4月中旬~5月上旬10月中旬~10月下旬
中間地4月10月下旬~11月上旬
暖地3月下旬~4月中旬11月上旬~11月中旬
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大苗から始めるアスパラガスのプランター栽培

アスパラガスの苗の選び方

アスパラガスの苗は、ポット苗と地上部を切った根株があります。翌年から収穫するなら大株サイズの根株がおすすめです。根株には、栽培1年目の若い株から、数年経過した大きな根株があります。

翌年収穫したいのであれば、2年以上のものを選びます。外袋などに記載されているので、記載をよく確認してから購入しましょう。1年目の若い株であれば翌年は収穫せず、株を育てて2年目から収穫しましょう。

用意するもの

  • アスパラガスの根株
  • 深型プランター
  • 培養土(元肥入りの野菜の培養土)
  • 鉢底石
  • 肥料

手順

アスパラガスの根株から始めるプランター栽培手順
  • 手順1
    プランターの準備

    プランターに、底が隠れる程度に鉢底石を入れます。
    その上から、野菜専用培養土をプランターの半分まで入れます

  • 手順2
    苗の植え付け

    中央に根株を良く広げておきます。
    用土をプランターの縁から2cm~3センチ下まで入れ、根株を完全に土中に埋めます。
    ジョウロで全体的にたっぷりと水やりをします。

  • 手順3

    春に植え付けをした場合には、植え付け1か月後から10月まで1か月に1度追肥をして育てます。

  • 手順4
    支柱立て

    株が成長してきたら、150cm程度の支柱を立てます。あんどん式で立てる場合は、支柱を4本立て、紐を高さ90cm、40cm付近に張り渡します。

  • 手順5
    冬越しの準備

    11月中旬ごろになると、葉が枯れてきます。枯れた地上部を、地際からハサミで切り取ります。

  • 手順6
    追肥

    冬越しの準備が終わったら、追肥をします。株の周りに肥料をまいて、軽く中耕して土寄せします。その後、早春に芽が伸びるころ同様に追肥します。

  • 手順7
    収穫

    新芽が長さ20cmほどになったら収穫のタイミングです。株元からハサミで切り取ります。全部収穫すると株が弱るため4~5本残して、収穫を止めます。
    収穫が終わったら追肥をしておきます。

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アスパラガスの栽培方法

容器・用土

アスパラガスは深さ20㎝以上、鉢なら10号以上のものがよいでしょう。

用土は市販の元肥入りの野菜用の培養土が便利です。アスパラガスは肥料を好むため、元肥が入っていない場合は、緩効性肥料を施します。

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栽培環境・水やり

アスパラガスは日当たりのよい、風通しの良い場所を好みます。日照時間が少なくても育ちますが、日当たりの良い場所で育てると、甘いアスパラガスが収穫できます。

アスパラガスは乾燥に強く過湿に弱いといわれるので、水やりを控えてしまう人もおおいのですが。実はアスパラガスは年間を通して水を必要とします。水やりのやり方で収穫量にも差がでるといわれています。ただし過湿が苦手なので、水分が過多になると根腐れの原因ともなります。

春から秋の生育期は、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。夏は朝晩の涼しい時間に与えましょう。休眠期の冬は回数を減らし、水やりは続けましょう。

肥料

アスパラガスは栽培期間が長いため、肥料がとても大切です。多肥を好むため、生育期は肥料切れに注意が必要です。芽が出る少し前から、9月までは肥料切れしないようにして栽培します。

プランター栽培の場合肥料は、元肥と追肥を行います。元肥とは植え付け時に施す肥料で、プランターなどでは、元肥入りの野菜の培養土などが便利です。肥料がはいっていない土や、自分で配合した場合は、緩効性肥料を土に混ぜて使います。

追肥のタイミングは、植え付けの時期にもよりますが、植え付けが春の場合は、植え付け後から1か月後から9月まで月に1度追肥します。化成肥料をひとつかみ程度、鉢のすみにぐるっと一周させておきます。月に1回行いましょう。その後は、冬越しの準備が終わったところで追肥をします。秋植えの場合には、早春の頃新芽が出るころに同様に追肥します。

翌年からは、芽が出る2月~3月頃、収穫後からは9月まで1か月おきに。冬越しために茎を刈り取ったら、追肥をして育てます。

肥料は、アスパラガスの専用の肥料もあります。追肥をしながら6年~10年育てるので専用の肥料を購入するのもおすすめです。その他、野菜用に作られた肥料でもよいでしょう。ハイポネックスジャパンの「今日から野菜 野菜の肥料」や「マイガーデンベジフル」などはホームセンターなどでも買え、初心者の人にも使いやすい肥料です。

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プランターでは液体肥料も便利です。住友化学園芸の「マイガーデン液肥」やハイポネックスジャパンの「野菜の液肥」などがあります。液体肥料の場合は2週間に1度、水やり代わりに与えます。

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アスパラガス栽培におすすめの肥料については、下記に詳しい記事があるのでこちらも参考にしてください。

収穫するアスパラガスが太くならないのは、肥料不足のせいかもしれません。細いアスパラガスしか収穫できない場合には、こちらの記事も参考にしてください。

支柱立て

アスパラガスは風に弱いので、株が成長してきたら支柱を立てます。ここではあんどん式の支柱の立て方について説明します。

  1. 150cmの支柱を4本、プランターの内側に等間隔で立てます。
  2. 支柱の高さ40㎝、90cmあたりに紐をかけ、支柱に結びます。
  3. 他の支柱に、紐を一回り回しかけながら、順に紐を渡していきます。
  4. 囲いが出来たら最後に支柱に、しっかりと結びます。
ナスのプランター栽培においてあんどん式(リング式)の方法で支柱を立てる様子を示したイラストです。

収穫

春になると新芽がでてきます。長さ20cmほどになったら収穫のタイミングです。新芽を株元からハサミで切り取って収穫しましょう。細い新芽がでてこなくなったら株が弱っているサインですので、収穫を止めましょう。根株を充実させるため4~5本は残して収穫を終えましょう。

収穫が終わったら、追肥を忘れずに行いましょう。

まとめ

アスパラガスは日に当てて良く育てる、グリーンアスパラガスの他、若どりのミニアスパラガス、グリーンアスパラを日に当てずに育てるホワイトアスパラガス、紫アスパラガスなどがあります。

取りたてのアスパラガスは、甘みが強くやわらか。野菜としては珍しく多年草なので毎年収穫が楽しめます。肥料も頻繁に上げる必要性があるので、ベランダなどで栽培できるプランター栽培はアスパラガスの家庭栽培にむいています。ぜひアスパラガスのプランター栽培を始めてみてください。

編集さん
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執筆者・監修者情報
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