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プランター栽培根菜類

プランターで育てる ビーツ栽培

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プランター栽培

色鮮やかなビーツは、ロシア料理のボルシチに欠かせない栄養価の高い野菜です。シチュー以外にもサラダや酢漬けにしてもおいしく食べられます。ビーツは、それほど大きくならない野菜なので畑だけでなく、プランターでも十分育てることができます。

ここでは、プランターでのビーツ栽培について、タネから始める手順や、収穫までの育て方の基本についてわかりやすく説明します。

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ビーツ栽培について

ビーツの基本情報

ビーツはほうれん草と同じアカザ科の野菜ですが、根の部分が円錐型に肥大してカブのようになります。砂糖の原料となるビート(テンサイ)と、根や葉が真紅で野菜用に改良されたビーツがあります。ビーツは火焔菜(カエンサイ)やテーブルビートなどとも呼ばれます。

栽培は、市販の苗は多く流通していないのでタネから始めるのが一般的です。種まきから約60日~70日ほどで収穫できます。生育適温は15~20℃ほどで、冷涼な気候を好み暑さには強くありません。低温で花芽ができ、長日でトウ立ちするので、春の早まきは避けましょう。

作物名ビーツ
属名ヒユ科アカザ亜科
原産地地中海沿岸、北アフリカ
発芽温度18℃~22℃
生育適温15℃~20℃
栽培難易度普通

品種

品種名デトロイト・ダークレッドあま~いサラダビーツチオギア
概要
食用 ビーツ デトロイト・ダークレッド 9ml タキイ種苗 タネ 家庭菜園
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特徴強健で作りやすい晩生種
肉質はやわらかく、
甘みが強い。
草勢強く作りやすい品種
肉質は緻密でやわらかく、
甘みが強い。
赤と白のうずまき柄が特徴
薄くスライスしてサラダに

栽培時期

ビーツの発芽温度は18℃~22℃。露地栽培では春まきもしくは秋まきが主流です。種まきの適期は3月~5月、9月です。低温で花芽がついてしまうので、春まきはトウ立ちがしやすいため保温して育てるとよいでしょう。初心者の人は秋まきがおすすめです。

春まきは3月~5月に種をまき、6月~7月に収穫できます。秋まきは9月に種をまいて11月後半から12月にかけて収穫します。品種にもよりますが種まきから収穫までの期間は約60日~70日程度です。

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ビーツのプランター栽培の手順

用意するもの

  • 標準プランター
  • 栽培用土(市販の野菜用培養土が便利です)
  • 鉢底石
  • ビーツの種
  • 肥料

手順

ビーツのプランター栽培手順
  • 手順1
    タネの準備

    ビーツの種は、種皮が固く発芽が難しいため、一昼夜水につけておきます。
    コップに水と種をいれて、浮いてきた種は取り除きます。
    浸けた種は、ペーパータオルで水気をとり、陰干ししておきます。

  • 手順2
    プランターの準備

    プランターに、底が隠れる程度に鉢底石を敷きます。
    その上から、野菜専用培養土をプランターの上部2〜3cm程度のところまで敷き詰めます。側面を軽くたたいて土を落ち着かせます。

  • 手順3
    種まき

    種まきは、すじまきで行います。
    条間10cmほどとり、割り箸や木の棒などで深さ1cmほどのまき溝を2列作ります。
    まき溝に、2~3cmほど間隔を空けて種をまき、周囲の土を寄せて種の上に土をかぶせます。手で軽く押さえ、水をたっぷり与えます。

  • 手順4
    間引き

    発芽がそろったら、1回目の間引きをします。ビーツの種は1粒から複数の芽がでるので、2本残して後は間引きます。
    2回目は、本葉3枚~4枚の頃に、株間が7cm~8cmになるように間引きます。間引き菜もベビーリーフとして食べれます。

  • 手順5
    追肥・増し土

    2回目の間引き後、胚軸(子葉の下の根までの部分)が出ていたら増し土をしをしておきます。追肥は、2回目の間引きの後、化成肥料10g程度をプランターの縁にそって施します。
    増し土に肥料が含まれている場合は不要です。
    生長に合わせて株がぐらつくときには、増し土、土寄せを随時行います。

  • 手順6
    収穫

    草丈30cm、土から上にでた根の直径が5cm~6cmになったら収穫のタイミングです。株元をもって引き抜いて収穫しましょう。収穫が遅れると、茎のつけ根の肌が粗くなり、筋っぽくなるので早めに収穫するのがポイントです。

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ビーツのプランター栽培の育て方

容器・用土

プランターや鉢植えでビーツを育てる場合は、深さはそれほど必要ありません。深さ15〜20cm程度の標準プランターなら2条まきできます。

用土は野菜用の培養土が便利。元肥入りのものは肥料が入っているため追加で与える必要はありません。自分で配合する場合は、赤玉土6、腐葉土2、バーミキュライト2などの配合がよいでしょう。酸性土を好むので、苦土石灰を用土10ℓあたり15g、化成肥料を20gを用土に混ぜて施します。

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種まき

ビーツの種子は、種球といい2~3個のタネが集まって、1粒のタネになっています。そのため1粒から複数の芽がでるので、1回目の間引きは早く行うとよいでしょう。

皮が厚いので、発芽までに時間がかかるので浸種をしてからまくとよいでしょう。コップなどに水をいれて、一昼夜種を浸しておく他、湿らせたキッチンペーパーに種を挟んで芽を出させてから植えてもよいでしょう。

栽培環境・水やり

ビーツは日当たりが良く、風通しのよい冷涼な場所を好みます。ベランダなどでもなるべく日の当たる場所で管理しましょう。早春まきはトウが立ちやすいので、寒冷紗などをかけて保温するとよいでしょう。害虫対策にもなります。

水やりは、タネまきから発芽までは、土が乾かないように注意しましょう。その後は、用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。間引きや追肥の後は、水やりをして株を落ち着かせることも忘れずに。

肥料

ビーツのプランター栽培では、肥料は元肥と追肥を行います。元肥とは植え付け時に施す肥料で、プランターなどでは、元肥入りの野菜の培養土などが便利です。肥料がはいっていない土や、自分で配合した場合は、緩効性肥料を土に混ぜて使います。

追肥は、ビーツは増し土をして育てるため、元肥入りの培養土を使って増し土した場合は肥料は不要です。肥料が入っていない土を使う場合は化成肥料10g程度を、プランターの縁にそって施した後に新しい用土を足しておきます。その後は2週間に1度、同様の肥料を施します。液体肥料を使う場合は、間引き後、水で希釈した液肥を7日~10日おきに、水やりがわりに与えます。

肥料は、ベランダなどで育てる場合は有機肥料は臭いが気になるという人は、化成肥料や有機入りの化成肥料がよいでしょう。野菜の肥料によく使われる化成肥料8-8-8や、野菜用の肥料などが使えます。

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病害虫

ビーツはホウレンソウの仲間なので、ホウレンソウに発生しやすい病害虫に注意が必要です。

ホウレンソウに多い病害は、立枯病べと病です。立枯病は、温度が17℃以上になり畑の排水などが悪いとかかりやすくなります。本葉が2~3枚に生長するまでに、葉がしおれたりします。べと病は、秋から冬にかけてかかりやすく、葉の表面に斑点がでて、葉全体が灰黄色になって枯死します。

対策としては、発芽当初に水やりをしすぎないこと。また風通しがよく、水はけのよい環境をつくりましょう。雨の多い時期は雨にあたらないように、軒下などに移動させておきましょう。

害虫は、アブラムシヨトウムシ、シロオビノメイガ、などのが付きやすくなります。これらは食害により葉に穴を開けたり、株を弱らせたりします。またアブラムシはウイルスを媒介するため、病気を発生させるので見つけたらすぐに駆除しましょう。防虫ネットも有効です。

まとめ

ビーツは、「食べる輸血」「飲む点滴」などとも呼ばれる栄養価の高い野菜で、美容によいビタミンやポリフェノールも含まれています。家庭菜園で育てれば、肥大した根の部分だけでなく、葉っぱも食べることができます。
国産のものが少なくスーパーなどでもあまり見かけないので、プランター栽培から始めてみましょう。

編集さん
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執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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