防草シートは不織布に限る?不織布と織布の違いとおすすめ不織布防草シートの紹介!

不織布の代表フェルトの拡大写真一般
一般知りたい買いたい防草シート除草・防草除草・防草方法

防草シートを選ぼうと調べると、よく見るワード、「不織布」。コロナ禍の現在もマスクの品質でよく聞くワードですが、そもそも「不織布」とはどういう布を指すのでしょうか。また、普通の織布とどう違うのでしょうか?

防草シートの場合に当てはめて、その性質と違いを解説します。また合わせておすすめの不織布の防草シートもご紹介していきます。

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防草シートとは?

そもそも防草シートって?

防草シートとは、雑草を抑え、生えないようにするシートのことを指し、防草シート、除草シート、雑草防止シートとも呼ばれています。空き地などを一面に覆って敷いて雑草を生えないようにしている分厚いシートがそうで、ホームセンターの園芸コーナーに行くと、たくさんの種類の防草シートが販売されています。

空き地に綺麗に整備された防草シートの施工
綺麗に敷かれた防草シート

防草シートはどうして雑草を生えなくさせれるの?

では、防草シートはどうして雑草を抑えることが出来るのでしょうか?

そもそも植物は、生長するために空気中の二酸化炭素(炭酸ガス)と水に光のエネルギーを加えて炭水化物を生成し、酸素を放出する機能、光合成を行います。防草シート(除草シート)は、光を遮る(遮光)ことで、植物に光合成を行えないように抑制します。この結果、植物は炭水化物を生成できなくなり、生長しなくなる、という仕組みです。

防草シートに必要な機能

では、防草シートに欠かせない機能はどんなものが求められるのでしょうか?

まず第一に、防草シートは植物の光合成をできなくしてしまう必要があるので、遮光率が高いことが重要です。真夏の強い日光で、光合成を完全に阻害するまでの遮光率は、99.5%以上と言われています。

次に、雑草は、地面の下から、上に向かってはえるため、防草シートには、光を通さないことに加えて、土壌から生えてくる雑草を貫通させない、物理的な強度と耐久力が必要になります。

特に、チガヤハマスゲ、セイタカアワダチソウ、、オオバコ、ナズナなどの突抜け性の強い多年生の雑草、また ドクダミスギナヤブガラシ、タンポポ、ススキなど大変力が強い雑草が多数存在し、シートの隙間、穴を突き抜け、繁殖し破れます。

このため、強度の高い構造が求められます。また当然、厚みと強度があるほうが、貫通に対する防御力は増します。さらに不織布は端の切り口がほつれにくく、劣化しにくい特性もあります。

透水性(水を透すかどうか)も重要です。防草シートは野外で使用するため、水にさらされ続けることで加水分解する材質は劣化も早く、また透水性が低いと水はけが悪くなり、雨が降ると水たまりを作ってしまいます。さらに酸性、アルカリ性に弱い材質も、そうでない材質のものより劣化が早くなります。

このため、ポリエチレン(ビニール袋、マルチング)よりも、透水性が高く、酸性、アルカリ性に強い材質のポリプロピレンを使用している防草シートの方が耐久性があり長持ちします。またポリプロピレン製は、ハサミやカッターで切断し易く施工しやすい特性も有しています。

簡単にまとめると、防草シートにとって重要な機能は、

  • 遮光率が高いかどうか
  • 強度と耐久性があるか(繊維、材質、厚さや重さ)
  • 透水性が高いかどうか

と言えます。

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不織布とは?

不織布の特性とメリット、デメリット

「不織布」とは、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものをいいます。つまり、繊維を熱、機械または化学的な作用によって接着したり絡み合わせる事でシート状の布にしたものです。

不織布の代表フェルトの拡大写真

逆に織布とは、繊維を撚って糸にしたものを織ることでシート状にしたものをいいます。

織布の織り目がわかる拡大写真

このような製法の違いから、「不織布」には以下のようなメリットがあります。

  • 繊維がランダムに密着結合されているため、隙間が少なく強度が均一
  • 複数の素材を組み合わせたり、厚み、空隙を調整しやすい
  • 大量生産しやすい

逆に以下のようなデメリットもあります。

  • 強度は均一だが、織布に比べ引っ張りには比較的弱い
  • 透明なものを作りにくい

防草シートには、不織布がいい理由

防草シートは生えてくる雑草を抑える必要があります。雑草によっては非常に突き上げる力が強かったり、シートに隙間があるとその間を縫って芽が生え、繁殖し、次第に穴が空いて破れてきます。最初の数年は大丈夫でも、それ以上経ってくると太陽光の紫外線でどうしても経年劣化してしまい、隙間が生じやすくなってくるのです。

このため、織布のものより、繊維の方向がランダムになった不織布は、織布のものより高密度になると経年変化しても隙間を生みにくく、突き破られにくくなります。また不織布は厚手にし易く、メジャーな防草シートは高密度で厚手なものがほとんどです。

以上から、防草シートを選ぶときは不織布のものが突き上げに強く、よりおすすめであると言えます。(逆にある程度の厚さがないとその効果も生きないので、ダイソーなどの100円ショップで防草シートを買う場合は、ホームセンターにある他の不織布のシートと厚みなどを比較してみるとよいでしょう。)

おすすめの不織布防草シート

ここでは、数多くある防草シートの中でも、不織布のもので、とりわけ耐久性、強度、遮光率、透水性に優れたおすすめできるシートをご紹介します。

デュポン プランテックス防草シート(旧名称ザバーン防草シート)

プランテックス防草シートは米国デュポン社(dupont)が開発したポリプロピレン製の特殊不織布です。ザバーン(xavan)という旧名でも呼ばれ、最も有名な防草シート(除草シート)の名称です。

モスグリーン、ブラック色、ポリプロピレン製資材なので、水の浸透率(透水性)は十分で、シートの上から、液体肥料や液剤の除草剤も使用することが可能です。

もちろん不織布かつ多層構造により厚みがあり、雑草の突き抜けや貫通、破れを防止して、しっかりと雑草の成長を押さえ込むことが出来ます。240Gは遮光率は驚きの99.7%!トップレベルの遮光性を誇ります。

商品名ザバーン350Gザバーン240G
(プランテックス240BB)
ザバーン136ザバーン128プランテックス68
概要
ポイント2倍★【10平米分】【厚0.4mm】 耐用年数:半永久(砂利下)高級防草シート ザバーン 136G 1m×10m グリーンフィールド デュポン社 砂利下シート 雑草対策 法面 農業 プランテックス 136グリーン グリーン /C
石材・防草シート・人工芝のGA
ポイント2倍★【50平米】【厚0.4mm】 耐用年数:半永久(砂利下) 高級防草シート プランテックス 125BB 1m×50m グリーンフィールド ザバーン デュポン社 防草シート ガーデンタイプ 砂利下シート 雑草対策 法面 農業 ブラウン ブラック /E
石材・防草シート・人工芝のGA
ポイント2倍★【50平米】【厚0.27mm】 耐用年数:半永久(砂利下) プランテックス 68B 1m×50m グリーンフィールド デュポン社 砂利下シート 雑草対策 法面 農業 /F
石材・防草シート・人工芝のGA
坪量(g/㎡)35024013612868
厚さ(mm)0.80.640.40.40.27
ザバーン(xavan,xa)は、一部の商品名をプランテックスに変更しています。
お知らせ:防草シートの名称変更について|旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ ホームページ

ザバーン(プランテックス)は、上記のように非常に多くの種類がありますが、露出して使用しないことを前提とすると、240か350を選んでください。特に350は太い幅、厚手で強度抜群、4層スパンボンド不織布が驚くべき耐久性を示します。

プランテックス(ザバーン)はホームセンターにもよく置かれています。貼り方、敷き方は下記を参考にしてみてください。

アストロ 防草シート 1×10m グリーン

こちらは、不織布専門店のアストロが作った防草シートです。ポリプロピレン製なので、透水性は高く、劣化にも強く、もちろん不織布のため、雑草の貫通に強く、しっかりと雑草の成長を押さえ込むことが出来ます。

遮光率が、96.7%と、ザバーン防草シート240Gよりは劣りますが、その分単価は、10㎡あたり約2000円弱と、ザバーン防草シート240G(10㎡あたり約4000円強)よりも半額以下で購入することができます。多年生の雑草が既に生い茂ってしまった場所や、隣が雑草だらけで種子が飛来するような場所でなければ、このアストロシートでしっかり防草できます。

また、1ロールのサイズが「1×2m」「1×3m」「1×5m」「1×10m」「1×20m」の中から選ぶことができるので、必要な量だけ購入することができ、限られたスペースで使用でき、コスト的にも魅力的な商品です。

キンボシ 超強力防草シート(黒)

創業149年の農業、園芸会社であるキンボシが販売する、日本製のハイクオリティな防草シートです。ポリプロピレン製なので、透水性は高く、劣化にも強く、高密度不織布のため、雑草の貫通に強く、しっかりと雑草の成長を押さえ込むことが出来ます。

また、驚くべきは、遮光率99.9%!耐久性、耐候性にも優れる最高レベルの防草シートです。

(この他、シンセイの防草シートやエコナル防草シート、ダイオ化成のものもおすすめです。)

以上の3種類は遮光性、透水性、耐久性申し分ないですが、実はどんなに優れた防草シートでも、それだけで半永久はもちません。剥き出しで使用していると、紫外線で徐々に劣化していきます。10年以上しっかり持たせようと思うのなら、防草シートを下敷にして、砂利、砕石、人工芝、バークチップ、ウッドチップなどとうまく組み合わせてみてください。

防草シートを貼る前に

防草シートを貼るときは、雑草が生えた状態のまま上から貼ると隙間から突き上げが起こりやすくなったりと、半永久にもたなくなってしまいます。

このため、防草シートを敷くときは、できるだけ雑草を取り除き、地面に雑草がない状態にする必要があります。既に雑草が繁茂している場合は、必ず草取りや草刈り、草むしりを行って、地面を雑草がない状態にし、ならして整地しましょう。そうしないとシートがめくれやすくなってしまいます。

また、草刈りをしても、雑草が多年生雑草の場合は、地下茎、根が土壌に残っているため、またすぐに生えてきます。このような場合、使用が可能であれば、草刈り後に グリホサート系(ラウンドアップ 、サンフーロン) などの 除草剤 を散布し、土中の根や地下茎まで枯らしてしまうことが有効です。

まとめ

不織布とは何か、またどうして防草シートは布シートより不織布の方がいいのか、解説しました。防草シート 不織布の購入を検討される場合は是非シートの特性を確認していただき、使用する場所の用途に合わせて適切なシートを選ぶようにしてみてください。

また、防草シートを下地にして砂利や人工 芝などで押えることで紫外線を防いで非常に耐久期間を増やすことができます。施工の際は是非検討してみてください。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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