炭疽病

アジサイの炭疽病の原因や対策方法 葉焼けとの違いは?

炭疽病

アジサイの葉に茶色や黒色の斑点ができたら、炭疽病(たんそびょう)かもしれません。ここではアジサイの炭疽病について原因や症状、対策方法について説明します。

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農家web編集部
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炭疽病の特徴・症状

炭疽病の原因・特徴

炭疽病(たんそびょう)は、アジサイに発生しやすい病気で、カビ(糸状菌)の一種が原因で起こります。

高温多湿な環境を好み、20℃以上で発生します。アジサイには6月~10月、梅雨時期になると発生が増え、雨や風により病原菌の胞子が飛散して、他の葉や枝にも広がっていきます。

症状が終わっても被害が終わった枝に残り越冬し、翌年にまた発生するためきちんとした対策が必要です。

炭疽病の症状

炭疽病はアジサイで葉っぱに症状がまず現れます。葉っぱに1~3mmほどの小さな丸い斑点が現れます。色は斑点の外側は紫褐色で中心部は灰色になり陥没します。放置すると斑点は拡大し多数に増え、結合して大きな斑点になり穴が開いてしまうこともあります。

また花にも被害にあうこともあります。花の症状は直径1~2mmの褐色で周囲が赤紫色の斑点が生じます。

被害が広がれば、葉が枯れ花がつかなくなります。また近隣の植物にもうつり被害をひろげます。

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

葉焼けとの違い

葉焼けは、葉のふちや太陽が当たる部分が茶色になり、枯れます。炭疽病のような斑点はあらわれません。炭疽病も症状がひどくなると斑点が広がり、枯れたようになりますが、そのころにはおそらく他の葉に斑点がひろがっているはずなので、病斑の画像等を利用して見極めましょう。

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アジサイが炭疽病にかかってしまった時の対処法

炭疽病にかかってしまった場合は、まずは発生している葉をすべて取り除きましょう。胞子がとばないように注意し、袋などにいれて廃棄しましょう。

その後、炭疽病に効果のある薬剤(農薬)を散布します。薬剤は、最初の1か月は2週間おきに、その後は20日~30日に1度散布しておきましょう。炭疽病は感染してから1週間程度で症状がでるので、農薬散布後10日ほどたって、他の葉に症状がでていなければ薬剤が効いています。

その後は枝を間引いて、風通しをよくし高温多湿にならないように気を付けましょう。

農薬(薬剤)の選び方・使用方法について

農薬と聞くと、怖い、体に害があるのではないかと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、日本で販売されている農薬は、人畜や環境に影響を与えないことなどの多くの厳しい審査を通ったものだけが、登録されています。

農薬には必ず、適用表と使用上の注意がラベルに記載されています。農薬は、適用表にかかれている作物、病気にしか使えません。使い方を間違えると、作物が枯れたり、体に害が及ぶこともあります。必ずラベルを読んで正しい使い方をしましょう。

あじさいの炭疽病には、作物名に「樹木」と書かれた農薬が使えます。

また農薬は同じ系統の農薬を使い続けると、耐菌性が発生し効果がなくなることがあります。複数回散布するときはなるべく違う系統の農薬を使う、ローテーション散布をしましょう。商品名が違っても同じ系統の農薬もあるので、系統は殺菌剤にはFRACコードが違うものを選びます。

家庭ではいろいろな農薬を購入するのは難しいという場合は、1年ごとに使う農薬を変えるなどの方法をとりましょう。

また農薬は水に薄めて使うものがほとんどです。農薬の希釈の方法については下記の記事も参考にしてください。

あじさいの炭疽病に使える農薬

アジサイの炭疽病に適用のある殺菌剤をいくつか紹介します。使用回数などの制限もありますので、複数回散布する際には、回数にも気を付けましょう。

農薬名希釈倍率使用液量使用期間使用回数使用方法FRACコード備考
GFベンレート水和剤
2000倍
200〜700mL/㎡発病初期散布1花木、庭木等さまざまな作物に使用できる殺菌剤
予防と治療の効果が期待できます。
家庭用で使用回数もない使いやすい薬剤です。
トップジンM水和剤 1000〜2000倍200〜700㍑/10a発病初期5回以内散布1樹木のさまざまな病気に使える殺菌剤
予防と治療の効果が期待できます。
GFベンレート水和剤と同じ作用性を持ちます。
ベルクート水和剤1000倍200〜700㍑/10a
発病初期
3回以内散布M7多くの作物に使える殺菌剤。
予防と治療効果が期待できます。
耐病性がでている病気にも効果があります。
アンビルフロアブル1000倍200〜700㍑/10a発病初期7回以内散布
M1
果樹の病害によく使われる殺菌剤です。
予防と治療の効果が期待できます。
フロアブル剤で低薬量で高い効果があります。

農薬を使用する際は必ず登録内容を確認の上、希釈倍率、使用量、回数を遵守しましょう。

予防について

1度炭疽病が発生したあじさいは翌年も発生する可能性があります。また一度炭疽病が発生すると、毎年発生しやすくなるため、発生より前の予防に重点をおきましょう。

  • 株元が混みあっている場合は、11月~3月上旬に混みあった枝や枯れた枝の剪定をしましょう。風通しがよくなり病気を予防します。
  • 炭疽病がする前に予防として農薬を散布しましょう。
  • 高温多湿の時期は、葉をよく観察し早期発見に努めましょう

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