殺菌剤、農薬パレードを徹底解説!

種類製品・タイプ農薬

殺菌剤パレードは、日本農薬(株)が開発した、新規のSDHI剤ピラジフルミドを有効成分として含む薬剤で、糸状菌の胞子発芽、菌糸伸長を阻害する効果があります。

ここでは、殺菌剤パレードとはどんな農薬なのか、特長や、効果と注意点を説明していきます。

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パレードとは、どんな殺菌剤?

殺菌剤パレードは、パレード20フロアブル、パレード15フロアブルという名称で販売されており、ピラジフルミドを有効成分とする水和剤です。

有効成分のピラジフルミドとは、日本農薬が開発した新規のSDHI剤で、子のう菌、担子菌類を中心に幅広い糸状菌に対して、胞子発芽、菌糸伸長を阻害する高い効果があります。

降雨の影響を受けにくいこと、また天敵や有用昆虫への影響が少ないのも特長です。

パレード15フロアブルは果樹用、パレード20フロアブルは野菜用になっています。

殺菌剤 パレード15フロアブル 250ml
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殺菌剤 パレード20フロアブル 250ml×2本セット
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パレードの有効成分、性状

  • ピラジフルミド[ Pyraziflumid(ISO) ]・・・20.0%(パレード20フロアブル)、15.0%(パレード15フロアブル)

有効成分であるピラジフルミドは既存のSDHI剤とは異なる構造を有し、SDHI殺菌剤の中で唯一ピラジンカルボキサミド骨格を持ちます。子のう菌、担子菌類を中心に幅広い糸状菌に対して、胞子発芽、菌糸伸長を阻害する高い効果があります。

性状は、類白色水和性粘稠懸濁液体になります。水和剤なので、水で希釈して散布します。農薬の希釈については下記をご参考ください。

パレードの特長

農薬パレードの最大の特長は、天敵や有用昆虫、環境生物に対する悪影響が少なく、様々な場面で使いやすいことがあげられます。

また、有効成分であるピラジフルミドは既存のSDHI剤とは異なる構造を有し、菌核病、うどんこ病、灰色かび病といった幅広い病害スペクトラムを有し、適用作物への高い安全性を示しています。菌核病菌に対し、菌核からの子のう盤形成に対しても阻害作用を示すため、二次感染防止効果も期待できるのも特長です。

さらに降雨の影響を受けにくく、葉内への浸達性があるため効果の持続性に優れているのも特長と言えるでしょう。

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使用するときに注意したい点

その他

薬剤耐性菌の出現を防ぐため、本剤の過度の連用はさけ、なるべく作用性の異なる薬剤との輪番で使用するようにしましょう。

効果・薬害・毒性

パレードは以下のように、幅広い「適用作物」と「適用病害虫名」に対応しています。

パレード20

作物名適用病害虫名
あずき
いんげんまめ
豆類(未成熟)
菌核病
灰色かび病
トマト
ミニトマト
灰色かび病
葉かび病
うどんこ病
菌核病
すすかび病
ナス灰色かび病
すすかび病
菌核病
うどんこ病
きゅうり灰色かび病
菌核病
うどんこ病
褐斑病
にがうりうどんこ病
すいか菌核病
うどんこ病
つる枯病
メロンつる枯病
うどんこ病
菌核病
はくさい黒斑病
白斑病
菌核病
キャベツ菌核病
株腐病
苗立枯病
(リゾクトニア菌)
根朽病
ブロッコリー菌核病
黒すす病
レタス
非結球レタス
菌核病
灰色かび病
すそ枯病
たまねぎ灰色かび病
灰色腐敗病
小菌核病
ねぎ黒腐菌核病
黒斑病
葉枯病
小菌核腐敗病
さび病
いちごうどんこ病
灰色かび病
ピーマンうどんこ病
黒枯病
灰色かび病
花き類・観葉植物
(ばら、きく、りんどう、トルコギキョウを除く)
うどんこ病
ばらうどんこ病
黒星病
きく白さび病
うどんこ病
黒星病
りんどううどんこ病
黒斑病
花腐菌核病
トルコギキョウうどんこ病
斑点病
※記載事項が変更、修正されている場合があります。使用する際にはラベルをよく読み、用法・用量を守ってお使いください。

パレード15

作物名適用病害虫名
りんご黒星病
斑点落葉病
輪紋病
すす点病
すす斑病
うどんこ病
褐斑病
灰色かび病
黒点病
モニリア病
赤星病
おうとう灰星病
なし黒星病
輪紋病
うどんこ病
赤星病
黒斑病
もも
ネクタリン
灰星病
黒星病
うどんこ病
小粒核果類黒星病
灰色かび病
灰星病(すもも)
すす班病(うめ)
ぶどう黒とう病
さび病
灰色かび病
褐斑病
かきうどんこ病
落葉病
かんきつ灰色かび病
そうか病
※記載事項が変更、修正されている場合があります。使用する際にはラベルをよく読み、用法・用量を守ってお使いください。

下記の有効成分を含む農薬の総使用回数(年限)は以下の通りなので、使用回数には注意してください。

  • ピラジフルミド 2〜3回

ピラジフルミドを含む農薬の使用可能回数(年限)は、適用作物によって2〜3回と変わってきます。適用作物と使用回数をよく確認するようにしましょう。また、使用時期(収穫何日前、育苗期後半~定植当日、など)もしっかりチェックしてください。

パレードの効果を高めるために

薬液を広範囲にまく際には、効果的に散布できる散布機(噴霧機)やスプレイヤーの使用をおすすめします。

まとめ

殺菌剤パレードは、日本農薬(株)が開発した、新規のSDHI剤ピラジフルミドを有効成分として含む薬剤で、糸状菌の胞子発芽、菌糸伸長を阻害する効果を発揮します。防除に非常に役立つパレードを畑地や果樹園に取り入れて、より良い作物の生育に活かしてみてください。

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