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クエン酸で除草剤を手作りする方法と使い方

クエン酸除草その他

お掃除などにもよく使われるクエン酸ですが、実は除草剤の代用として使うことができます。この記事ではクエン酸を使った除草剤の手作り方法や、効果的な使い方を、クエン酸の基礎情報とともにわかりやすく説明します。

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クエン酸とは

そもそもクエン酸とは何なのでしょうか。クエン酸はレモンミカンなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる有機化合物。酸味成分の一種で、酸性の性質を持っています。昔から疲労回復の効果があるといわれ、調味料や健康飲料水などに使われています。最近では水回りの掃除に効果があるとして、100均などでも販売されています。

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除草剤としての効果

食品や掃除でも使われる安全なクエン酸ですが、なぜ除草効果があるのでしょうか。クエン酸が植物の表面に付着すると、酸の力で、植物の緑色の天然色素である、葉緑素(クロロフィル)を退化・減少させて光合成を阻害し、植物の生長を阻害して枯死させます。

クエン酸がかかった部分にのみ、効果があります。浸透移行性はないので根は枯らすことはできません。速効性はありますが、効果は長く続きません。農耕地での使用できません。農耕地では「特定農薬(特定防除資材)」に認定されている食酢は、使用可能です。

クエン酸除草剤の作り方

では、クエン酸除草剤を家庭で手作りする方法を説明していきます。材料は、水道水とクエン酸だけ。クエン酸は、食用とお掃除用がありますが、食用はクエン酸の純度が高いですが除草には、安価な掃除用で大丈夫です。濃度は5%程度で作ります。

【材料】

  • 水道水 
  • クエン酸(掃除用)25g
  • ペットボトル 500ml
  • スプレーボトル

【作り方】

  1. 500mlのペットボトルに水道水を入れます
  2. クエン酸を25gを水にいれ、よく溶かす。
  3. スプレーボトルに移し替えます

クエン酸除草剤の使い方

除草剤は、種類にもよりますが、基本的には「晴れてる午前中」にまくとよいといわれています。クエン酸で作った除草剤は、雑草の茎葉にかけることで枯れます。雨が降ると、せっかくまいた除草剤が全部流れてしまうので、夕方に雨が降りそうな日はやめておきましょう。

使い方は、簡単です。枯らしたい雑草にスプレーボトルでかけるだけ。広範囲にわたる場合はジョウロなどで、まいてもよいでしょう。他の枯らしたくない植木などにかからないように注意しましょう。

その他の除草剤について

除草剤というと、あれだけ生命力の強い雑草が枯れるのだから危険というイメージを持たれている人も多いのではないでしょうか。しかし、除草剤は毒をまいているわけではなく、植物の光合成を合成するシステムや生長ホルモンを止めるシステムをターゲットにして、それを攻撃することで枯死させています。よってほとんどの農薬に登録されている除草剤は、動物に対しては「普通物」(食塩と同程度の毒物)に分類されています。

しかし、身近で子供やペットに安全なものを使いたいという人も多いと思います。クエン酸以外でも手軽に使えて安全な除草剤について、いくつか説明します。

クエン酸と同様に食酢も、除草効果があります。しかも食酢は農薬取締法により安全性が認められた特定防除資材(特定農薬)で、畑などの農耕地でも自由に使用が可能で、人体にも安全です。

酢の主な成分は、酢酸でクエン酸とほぼ同様の性質を持ちますが、違いは酢のほうが、ツンとしたにおいがあること、しかし揮発性が強いので臭いはすぐ消えますが、近隣の方に迷惑がかからないように気をつけましょう。

食酢の大抵酢酸濃度は5%ほどのため、そのまま希釈せず(水に薄めず)に使います。また酢をつかった除草剤も販売されています。食酢より安価で使いやすく加工されていますので、そちらもおすすめです。

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重曹

クエン酸と同様に、お掃除に使われる重曹ですが、除草に重曹は有効なのでしょうか。結論から言うと、除草効果はあるが市販の除草剤のような雑草を駆除する程の効果は期待できないです。

重曹の主成分であるナトリウムは、多量に吸収されると植物に害を及ぼす(細胞壊死の進行、また気孔からの水分蒸発を促進させて雑草を枯死させる)ので、ある程度の除草、雑草抑制効果があります。しかしながらそれは、雑草が傷つけられた茎、葉から多量に浸透、吸収した場合で、通常の散布では雑草そのものを完全に枯らす程の威力はありません。クエン酸やお酢の方が効果が期待できます。

実際に重曹で雑草を抑制したい場合は、目安として水1L(リットル)に対し、100〜200g程の重曹を溶かした(濃度を8%以上)重曹水を散布すると良いでしょう。これくらいの高濃度であれば、繁茂している雑草を完全に枯らすことはできませんが、雑草の生長を半減させる抑制効果は期待できます。(実際にやってみると、ある程度雑草が黄色に変色したりしました。)

その他の除草剤

除草剤はいろいろと種類がありますが、土表面に散布して雑草の発芽を抑制したり、発芽直後に枯死させる「土壌処理剤」と、すでに伸びている雑草の葉や茎に直接かけて枯らしてしまう「茎葉処理剤」の2パターンがあります。

クエン酸は根まで枯らすことができません。多年草の雑草などは、地下部の根や地下茎まで効果が効いて全てを枯らす、グリホサート系の葉茎処理剤がおすすめです。グリホサート系の除草剤には、「ラウンドアップマックスロード 」や「サンフーロン」などがあります。

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熱湯や塩などを使った除草方法が、インターネットなどで紹介されていますが、お湯は効果が限定的で、熱湯や塩は土壌に悪影響を及ぼす可能性もあります。土壌はつながっており近隣にも迷惑がかかる可能性もあるため、農家webではおすすめしておりません。

まとめ

ここまでクエン酸の除草剤の作り方や、効果などを中心に説明してきましたがいかがでしたでしょうか。掃除などで使うクエン酸の濃度は3%程度ですので、除草剤として余った分はさらに倍に水で薄めて、使うことができます。

身近にあるクエン酸やお酢などをつかって、手作り除草剤で、除草できれば、労力のかかる大変な庭や花壇のに生える雑草の草刈りから解放されます。ぜひ除草剤をうまくつかってお庭を美しくキープしましょう。

執筆者・監修者情報
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農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
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