病害虫別

バラ 根頭がんしゅ病の予防につかえる農薬やその他の対処法

病害虫別

バラの地際の枝や根に「こぶ」ができたら根頭がんしゅ病の可能性があります。ここではバラが根頭がんしゅ病にかかってしまった対処法の他、原因や予防に使えるおすすめの薬剤について説明します。

この記事の執筆者・監修者
農家web編集部
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バラの根頭がんしゅ病の特徴・症状

根頭がんしゅ病原因・特徴

根頭がんしゅ病(こんとうがんしゅびょう)は、古くからバラやなどの花木やブドウやナシなどの果樹に発生しやすい病気で、土壌の細菌が原因の土壌感染病です。

土壌中や、発病した株の残渣に残った病原菌が根や茎の傷口に入ることで発病します。土壌感染の他、接触感染もするので、感染した株を切ったハサミなどからも感染が広がります。

温度は25℃前後の多湿な環境を好み、バラでは初夏から秋にかけて発生が増えます。そのため排水不良の温室栽培の他、ロックウールなどを使った水耕栽培で多発しています。

発病してもすぐに枯れるということはありませんが、発病すると治療方法がない厄介な病気です。そのため予防が重要です。

根頭がんしゅ病の症状

バラの根頭がんしゅ病の初期症状は、地際の茎や根に小さな白いこぶができます。はじめはカルスと似ていますが、そのこぶは次第に表面がゴツゴツとした大きな白い塊となり、古くなると褐色から黒色に変色します。

こぶは削りとっても、また新たに発生して大きくなります。すぐに枯れることはありませんが、放置してこぶが大きくなると生育が悪くなり、花付きが悪くなります。多発するとシュートが発生しなくなり秋に葉が黄化し枯死することもあります。

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バラが根頭がんしゅ病にかかってしまった時の対処法

バラが根頭がんしゅ病にかかってしまった場合は、発病してしまった株は治りません。二次感染を防ぐために、抜き取って廃棄しましょう。土に埋まった根も丁寧に取り除きます。その時に使ったハサミはエチルアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどをつかって消毒をしましょう。専用の薬剤もあります。

その後は、苗木は微生物殺菌剤に浸漬してから植え付けします。多発している場合には、土壌くん蒸剤をつかった土壌消毒剤が有効です。

一般家庭では農薬の使用は難しいため、周りの土ごと廃棄し、しばらくその場所には植え付けを控えましょう。その後は土壌改良をし、善玉菌を増やすことで悪玉菌を抑制することができます。根頭がんしゅ病にはパウダーが効果があるといわれます。

また発病した株は原則廃棄ですが、一般家庭などではすぐに枯死するわけではないので、鉢植えなどに植え替えて隔離し栽培すれば、花を楽しむことができる場合もあります。ただし他のバラや果樹等にうつるリスクはありますので、推奨はしません。

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バラの根頭がんしゅ病に使える農薬

バラの根頭がんしゅ病に使える農薬は下記の3つだけです。浸漬して使う農薬はバクテローズは生産が終了しましたが、新たに2026年からエコアークが発売されています。

農薬名希釈倍率使用液量使用期間使用回数使用方法FRACコード備考
エコアーク5000倍移植時又は定植時苗の根部を希釈液に
1〜24時間浸漬する。
ばらの根頭がんしゅ病に唯一使える
微生物殺菌剤
ガスタード微粒剤 20〜30kg/10aは種又は植付前1回本剤の所定量を均一に散布して
土壌と混和する。
8F花き類・観葉植物に適用のある土壌消毒剤
微粒剤なので散粒機または手(手袋着用)
で簡単に散布できます。
バスアミド微粒剤20〜30kg/10aは種又は植付前1回本剤の所定量を均一に散布して
土壌と混和する。
8F花き類・観葉植物に適用のある土壌消毒剤
散布には、「バスサンバー」や「バスこまき」という
専用散布機を使用すると効率的に散布ができます。

農薬を使用する際は必ず登録内容を確認の上、希釈倍率、使用量、回数を遵守しましょう。

予防の対策について

黒星病は予防が重要です。黒星病に1度かかってしまったら、今後もかかる可能性があるので毎年予防をしっかりと行いましょう。

ハサミ等の消毒

接ぎ木や挿し木、剪定などの前には必ず使用するハサミなどの刃物は、消毒をしましょう。薬剤をつかったものの他、煮沸消毒や火炎消毒も有効です。

無病の苗を植え付けする

当然ですが、植え付ける前には苗をよくみて、病気が発生していないか確認してから植え付けましょう。すでに根頭がんしゅ病にかかっている苗を購入した場合には、お店に問い合わせしましょう。

農薬による予防

すでに発生している場合には予防として、農薬を土壌消毒が有効です。また植え付け時には、微生物殺菌剤に浸漬してから植え付けすることで、病気を予防します。

土壌改良

バラは有機物をつかった土壌改良をすることで、土壌がふかふかになり、バラの生育をよくするだけでなく、病害虫に強いバラを栽培することができます。庭などで栽培している場合には、竹パウダーなどをつかった土壌改良の他、有機肥料をつかった栽培がおすすめです。

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