草取り、草刈り、除草剤散布など、除草時の適切な服装について解説します!

その他
その他知りたい除草・防草
スポンサーリンク

草取り、草刈り、除草作業は危険な作業です。特に草刈機(刈払機)を使用した事故は毎年農業事故原因の一位、非常に危険な作業の一つと言えるでしょう。

ここでは、草取り、草刈り、除草剤散布など、草刈り機を使用する場合、使用しない場合の除草時の適切な服装、また注意すべきポイントについて解説します。

刈払機を使用しない場合

雑草が生い茂り、鎌などで草取り、草むしり、芝刈りが必要な時期は、害虫(マダニ、蛾の幼虫、スズメバチ、蚊など)が発生しやすい夏場が多いかと思います。このため、虫から身を守るため、肌を露出させない服装が必要になってきます。

具体的には、長袖、長ズボン、帽子、マスク、軍手は必須です。また、スズメバチが発生する場所の場合は、蜂対策のため、黒い服を身に付けない方がいいでしょう。また虫除けスプレーなど防虫することも有効です。

ワークマンやモンベル、またコメリやコーナン、カインズなどのホームセンターでもさまざまな園芸用の作業服が販売されています。特に真夏時は熱中症の危険性もあり、涼しい通気性の良い作業服を取り入れましょう。お店で一度手に取ってみるといいかと思います。

熊手やレーキなどの除草道具を使うときは、軍手がゴムでコーティングされた滑りにくい手袋や、足を守るために長靴を履くのがおすすめです。

また除草剤、特に液剤を散布する場合は、表面に付着した液体が裏面に浸透しない素材でできた手袋、防じんマスク、保護メガネを必ず着用するようにしてください。

刈払機、草刈機を使用する場合

草刈機(刈払機)の事故は、農業機械障害事故、no.1!

草刈り機(刈払い機)の障害事故は、農業機械使用における事故の中で、一番多く起こっています。

事故の内訳としては、刈刃が露出して高速回転しているため、刃に直接触れて切傷することが最も多いですが、その他にチップソーのチップや、金属刃のかけらが飛び、人体に当たる、また刃が弾いた小石が飛んで人体に当たる、などの障害事故も多数起こっています。

刈払機、草刈機を使用する場合の服装は徹底防備で

草刈り機(刈払い機)の障害事故は、チップソーのチップや、金属刃のかけらが飛び、人体に当たる、また刃が弾いた小石が飛んで人体に当たって引き起こされることが多く、これらは防備することで防ぐことができます。下記を参考に、面倒でも、作業中の服装の徹底防備を心がけましょう。

防護面・フェイスシールド

保護メガネだけでは、飛び散ったものが頬に当たり危険なので、欠かせません。

ゴーグル

目に飛散物が入ると取り返しがつかないことになります。ゴーグルはマストアイテムです。砂が気になる場合はマスクもあると良いでしょう。

革手袋

軍手は編み目が粗いので、飛来物が隙間を通って手に当たり怪我の元です。出来るだけ軍手よりも厚手の、滑り止めが付いたものが良いでしょう。

長靴

とにかく足の切傷が多いため、必ずゴム引きの長靴を履いてください。ゴム引きの厚みのあるもののほうが足の保護にはよいが、重いので疲れやすくなるため、夏は作業時間を短くしましょう。疲れは事故を引き起こします。スパイク付きだと滑りにくくて安心です。

長袖・長ズボン

飛び散るものが体に直接当たるのを防ぐため、暑くても、必ず長袖、長ズボンで。また、作業中の蜂などの害虫からの防除もできます。

前掛け

飛び散るものが体に直接当たるのを防ぐため、前掛けもマストです。(脛当て(すね当て)でもOKです)

また、日光が強い夏場の作業などでは、日射病の危険性なども考慮し、麦わら帽子などのつばの広い帽子や、首を冷やすためにタオルなどの装備も重要です。日焼け止め、こまめな水分の補給も忘れずに。

その他 刈払機、草刈機を使用する上での注意点

(前提)疲労、不安がある状態で草刈り作業をしない

草刈り作業に限らないですが、刃物を扱うなど危険な作業を行うときは、何よりも自分の体力、体調が万全であることが重要です。前日、睡眠不足である、また病気明け、他に心配事があり集中できないような場合は、刈払機を使用しての農作業は控えるのが無難です。

疲労を軽減する、安全な動かし方で草刈りする

刈払機の動かし方は、右→左、1.5m程度の範囲内を守る

刈払機の刃は、左(時計と逆方向)回りのため、刈払機を左から右に向かって動かしたり、刃の右側を障害物に当ててしまうと、大きな振動が発生して、腕や腰の負担が増したり、反対方向に跳ね返されてキックバックが起こり、事故の原因となってしまいます。

キックバックとは、回転中の刈刃が障害物や地面に当たって、回転方向と反対側に刈刃が跳ねてしまうことを言います。キックバックが起こると、作業者自身だけでなく、周りの人にも刈刃が跳ね返り当たる危険性があり、事故の原因になります。

このため、刈払機は必ず、図のように、体の右側にセットし、右から左に1.5m程度の範囲内を動かすことを繰り返すようにしましょう。

そして、キックバックを防ぐため、刈刃を当てる箇所は上部の左「3分の1」を心がけてください。

前進しながら刈る・こまめにスイッチを切る

後退しながら刈ると、足元などの危険源に気付けず、大変危険です。必ず前進しながら刈るようにしてください。また、作業の都度、こまめにスイッチを切ってください。スイッチを切らずに体制を変えて事故が起こるケースが非常に多いです。

疲労を軽減するには

草刈り作業の疲労を軽減するには、以下の点がポイントになります。

  1. 刈払機の動かす範囲を限定する。右から左へ横に1.5m程度スライドさせる
  2. くれぐれも刈払機を振り回したり、上下に動かさない
  3. 広い範囲を刈る時は、思い切って肩掛式から背負式の刈払機に変える

まとめ

毛毛と生える雑草をしっかり除草、駆除する、また芝生をしっかり刈り、手入れすることは、害虫の発生も防ぎます。できれば定期的な草刈り、草取りを行ればベストです。

また、滑り斜面、傾斜地など危険な場所での草刈りは是非下記記事もご参考にしてみてください。

また庭や果樹園での剪定や伐採、果樹、庭木の手入れでチェンソーなどを使用する場合も、危険性は変わりません。チェンソーを使用するのに適切な服装を心がけましょう。

また、手で雑草をむしるのは非効率で体力を消耗します。下記の記事を参考に、鎌や鍬、電動器具を使って、効率的に刈り取る、草木をかき集めるようにしましょう。

(補足)各メーカー毎の草刈機(刈払機)の説明

各メーカー毎の草刈機(刈払機)が気になる方は、下記をぜひご参考にしてみてください。

この記事を書いた人
農家web編集部

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。
皆さまに本当に有益な情報をお伝えできるよう、心を込めて運営しています。

\SNSはじめました!フォローお願いします!/

掲載内容については、調査のうえ、情報の正当性、公平性に万全を期して執筆しておりますが、誤記や誤りなどが見受けられる場合には「お問い合わせ」よりご連絡お願い申し上げます。

スポンサーリンク
\良い!と思ったらシェアお願いします/
\SNSはじめました!フォローお願いします!/
農家web