除草王 顆粒タイプ(粒剤)の特徴
除草王の顆粒タイプは、オールキラー粒剤があります。オールキラーは土壌処理剤で非選択性の除草剤です。土壌処理剤とは雑草の発生前や発生初期に土に散布することにより、雑草の発生を防いだり、薬剤を根から吸収させて枯死させる効果があります。
カダンオールキラーの有効成分であるカルブチレートは、非ホルモン型吸収移行性の尿素系の除草剤であり、雑草・草の光合成阻害により除草します。
一年生雑草といわれる一般的な雑草から、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、スギナといった多年生広葉雑草、ススキ、チガヤといった多年生イネ科雑草、ササ類など枯れにくい雑草まで広範囲の雑草にわたって効果を発揮し根まで枯らす効果があります。また効果が最大約6ヵ月間と長期間持続することも特徴です。400g入、900g入、2kg入、3kg入の4種類があります。
当商品は適用作物が「樹木等」のみで非選択性で全ての植物、庭木に影響を与えるため、植物、庭木を植えている、植える予定の花壇やまた畑、水田といった農地ではなく、道路や空き地、墓地等で撒けることを想定した商品です。
オールキラー粒剤の使い方
散布のタイミング
土壌処理剤ですので、大きくなった雑草には効果を発揮できません。雑草の発生前から発生初期に散布することで効果を発揮します。
散布方法
土壌処理剤は、水に溶かしたりせずそのまま土に均等にばら撒いて使います。散布する量は、除草剤のパッケージに書いてありますのでよく読んで少スペースであれば手袋をして、手でまくこともできます。
広範囲であれば、簡単に均等に散布することができる、散粒機もおすすめです。手動の散粒機であれば500円ほどで購入できるものもあります。薬剤の量もわかり簡単に均等に撒くことができるので、おすすめです。
散布量
雑草前に、1㎡あたり20gを限度に散布します。効果が薄れて雑草が伸びてきたら生えている雑草に合わせて散布しましょう。
効果的な撒き方のポイント
- 雨の後の散布がおすすめ。土壌処理剤は、乾燥していると土壌に薬剤が吸収されにくく、風などで粒剤が飛んでしまう恐れもあります。乾燥している場合は水をまいてから散布すると効果的です。
- ムラなく均等に散布します。
- 冬から春に雑草が生える前に1度、次に雑草が生えてきたら、生育初期(草丈が20㎝以下)に枯らせたい雑草に合わせた量を、散布すると効果的です。(散布は年に2回まで)
- 草丈が20㎝以上になると、枯死がむずかしくなります。雑草を草刈りなどで小さくする方法もありますが、スギナなどは草刈りをすると胞子が飛び散ってまた生えてくるリスクがあります。茎葉処理剤などと併用するとよいでしょう。
液体タイプと顆粒タイプの違い
除草剤には、液体タイプと顆粒タイプがあります。液体タイプはほとんどがある程度成長した雑草の葉や茎に散布して、雑草を枯らす「茎葉処理剤」です。顆粒タイプの除草剤は、「土壌処理剤」と呼ばれ雑草が生える前や、生育初期に土にばら撒くことで雑草の発芽を抑制したり、生育初期の雑草を枯死させる効果があります。液体の除草剤は、大きくなった雑草に薬液をかけることで枯れますが、顆粒タイプのものは、雑草を生えるのを防ぐ除草剤です。
その他の除草王シリーズの除草剤について
その他除草王には、生長した雑草の葉や茎に散布することで根まで枯らすグリホサート系の除草剤「ザッソージエース」や、除草と殺虫、虫よけなどが同時にできる「ザッソージエース」などがあります。
除草王シリーズの除草剤については、詳しい記事がありますのでそちらも参考にしてください。