シャコバサボテンを美しく咲かせる育て方のポイント!

栽培
栽培花菜類

冬に大ぶりの鮮やかな花を咲かせるシャコバサボテン、9月中旬頃になると、ホームセンターやお花屋さんに数多く並びます。冬に美しく咲かせるためには、どのように育てたらよいのでしょうか。この記事ではシャコバサボテンを美しく咲かせるための育て方のポイントについて、わかりやすく説明します。

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シャコバサボテンとは

園芸分類多肉植物
学名SchlumbergeraZygocactus
原産地ブラジル南東部
草丈・樹高15㎝~50㎝
耐寒性等耐寒性 弱い 耐暑性 普通
花言葉「一時の美」「美しい眺め」「つむじまがり」

シャコバサボテンの特徴

シャコバサボテン は、サボテン科カニサボテン属シュムルベルゲラ属(シュルンベルゲラ属)に属するブラジル原産の多肉植物で、自生地では森林や樹木、岩などに着生しています。サボテン(仙人掌)といってもトゲはありません。シャコバサボテンは、葉の形が蝦蛄に似ていることからシャコサボテンと呼ばれることもあります。

シャコバサボテンは、多肉質の小判型の形状の葉茎節が連なったギザギザの形状の枝先に、鮮やかな大きな花を咲かせます。冬咲きのサボテンとして有名で、開花期は11月~3月でクリスマス時期に咲くことから、別名「クリスマスカクタス」デンマークでいろいろな品種が導入されたことから、「デンマークカクタス」と呼ばれカニバサボテンもシャコサボテンの一種です。

シャコバサボテンの種類(品種)

シャコバサボテンの花期は11月~3月までですが、花期の異なる品種をえらんだり、短日植物であることを利用して、開花調整することで、長い間楽しむことができます。品種も多く毎年新しい品種が作られています。

花色も赤、ピンク、白、オレンジ、黄色、紫色と豊富です。花色と主な品種については、詳しい記事がありますので興味のある方は読んでみてください。

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シャコバサボテンの育て方 年間スケジュール

シャコバサボテンは、春から夏に生育し、冬に休眠する多肉植物の夏型です。年間のスケジュールを書きにまとめました。

シャコバサボテンの年間スケジュール
  • 花の時期が終わり、冬の休眠期から覚めた4月は、植え替えや切り戻しの適期です。夜の温度が15℃前後になっていれば一度に行えます。
    肥料は、植え替え時に元肥を施しましょう。梅雨前に一度追肥しておきます。

    暖かくなったら、屋外で日光に当てます。水やりは、休眠期から生育期に入りますので土の表土が乾いたら、鉢底から水がでるまで与えます。

  • 真夏の直射日光は苦手ですので、葉焼けしないよう半日陰で管理しましょう。日本の夏は多湿ですので、風通しの良い場所で株を蒸らさないように注意します。

    水やりは春と同様に、土の表土が乾いたら鉢底から水が出るまで与えます。しかし頻度は春より減らします。 夏に根腐れすることが多いので梅雨と夏は、土が乾いたと思ったらもう2~3日まってから水やりをするとよいでしょう。

  • 9月頃には先端の新芽を摘みとる芽摘みを行いましょう。植え替えも可能ですが、できれば春がおすすめです。水やりは、10月下旬から蕾が大きくなる時期ですので、水やりは控えず春と同様に土の表土が乾いたら、鉢底から水がでるまであたえます。

    梅雨以降は肥料は必要ありません。霜が降りる前に室内で管理します。蕾が小さなうちは移動させると蕾が落下する恐れがあるので気をつけましょう。

  • 開花の時期です。まだ蕾が付いていない場合は、夜遅くまで明るい場所に置くと花芽やつぼみが付きにくくなる場合もあるので、短日処理をします。

    花がしぼんだら、花がら摘みを行いましょう、花が終わったら水やりの回数を減らして、乾かし気味にして休眠させます。

シャコバサボテン 育て方

栽培環境

生育期の春から梅雨までは日当たりのよい、風通しのよい屋外で管理します。梅雨明けからは直射日光のあたらない半日陰で管理しましょう。場所を移せない場合などには寒冷紗などで遮光します。真夏の直射日光は葉焼けの原因にもなるので、気をつけましょう。

日が当たらないと、シャコバサボテンはヒョロヒョロと弱って徒長して枯れてしまうこともあります。屋内で育てる場合もできるだけ窓辺などに置き、日当たりには十分注意して、なるべく庭やベランダにだして、日に当ててあげましょう。

サボテンは元々メキシコなど日差しが強く温暖な地域に生息しているため、耐暑性はありますが、耐寒性は弱いです。霜の降りる冷え込む前には室内で管理してください。シャコバサボテンは短日植物で、日照時間が短くなると、花芽をつけ始めます。夜遅くまで明るい場所に置くと花芽やつぼみが付きにくくなる場合もあるので、段ボールで鉢ごと覆うなどして、明るさにも注意してください。夜、窓際に置いておくと気温が下がり寒くなります。置き場は温度が5℃以下にならない場所で管理すれば冬越しは可能です。暖房が効きすぎると花芽が落ちる原因となるので、注意が必要です。

水やり

多肉植物は、雨が少ない場所や岩場などに生育するものが多い植物で、乾燥した過酷な環境を生き抜くために、根や茎、葉などを肉厚にして水分を蓄えるようになっています。だからといって、水やりが必要ではないわけではありません。

サボテンの水やりのポイントは、生育期と休眠期で水やりの方法を変えることです。サボテンは多肉の夏型なので、基本的には生育期の3月〜9月は、表面の土が乾いたら水やりをします。この時の水やりはジョウロで根本に水を与える灌水で、底から水が流れでるくらい与えます。サボテンは休眠期にはいる10月〜2月は水は徐々に控えめにして水を減らしますが、シャコバサボテンは10月下旬から蕾が大きくなる時期ですので、水やりは控えず生育期と同様の水やりをします。花が終わった12月から3月頃までは水やりの回数を減らし、乾かし気味で管理します。

シャコバサボテンは、自生地は熱帯性森林で霧が多い環境ですが、温度は夏でも25℃から30℃程度なので、日本の夏は暑すぎるといえるでしょう。夏に根腐れすることが多いので梅雨と夏は、土が乾いたと思ったらもう2~3日まってから水やりをするとよいでしょう。

用土

一般の草花や観葉植物では、鉢植えの場合は、赤玉土と鹿沼土を基本用土として、ピートモス、バーミキュライト、パーライトやココヤシチップといった改良用の土を基本用土にプラスして使います。

しかし、多肉植物は休眠を伴うものが多く、休眠中の多肉植物は、根もほとんど給水しないので、根腐れを防ぐために鉢土を完全に乾燥させる必要があります。

シャコバサボテン専用の培養土が販売されていますので、そちらが便利です。専用の培養土を使う場合も鉢底には鉢底石を敷きましょう。自分で配合する場合には、赤玉土4・腐葉土3・軽石3や、赤玉土・腐葉土・鹿沼土の等量配合など水はけや通気性のよい土がよいでしょう。根腐れ防止にくん灰を少量混ぜてもよいでしょう。

サボテンは乾いた土に植え替えするのが基本ですが、シャコバサボテンはある程度湿らせた土に植え替えをします。新しい土は配合した後に半分程度濡らしてビニール袋に入れ、日向に2時間ほど放置した湿った土を使うとよいでしょう。

サボテンは、水栽培(水耕栽培)で育てることもできます。また土の代わりにハイドロコーンやハイドロボールなどを使って、ハイドロカルチャーで育てることもできます。しかし植え替え時に苗を鉢ごと全部土から水栽培へ移行することは避けましょう。さし木で増やす際に、発根させた後に水栽培やハイドロカルチャーで育てましょう。

ハイドロカルチャーで使う素材はいずれも一定の保水力のある素材なので、正しく肥料を使うことで、観葉植物をしっかりと生育することができます。植え替え時には元肥料として緩効性肥料を入れると元気に育ちます。

水栽培やハイドロカルチャーについての肥料についての記事もありますので、興味があればお読みください。

肥料

砂漠などの栄養の少ない土でも育つサボテンですが、肥料をあげることで元気にすくすくと育ちます。

シャコバサボテンは花つきをよくするために肥料が大切です。元肥は植え付けや植え替え時に行います。 植木鉢などで栽培する場合は、元肥をしっかりと施し、適期に追肥を行っていきます。追肥はシャコバサボテンは3月〜6月頃まで行います。梅雨以降は肥料を与えないようにします。

休眠期は絶対に肥料をやらないようにしてください。肥料やけを起こし、枯れる原因になります。

シャコバサボテンの肥料についての記事もありますので、肥料について興味のある方は読んでみてください。

病害虫

シャコバサボテンは、ケムシ、ヨウトウムシなどの害虫が発生する恐れがあります。梅雨にはナメクジが発生する恐れもあります。それぞれの害虫によって葉っぱを食い荒らしたり、ウイルスを伝染させたりと活動も異なり、幼虫や成虫などによって対応は変わります。見つけたら早めに取り除いてあげましょう。殺虫殺菌剤なども有効です。

また湿気の多い場所に置いておくと、根腐れ病や茎枯れ病・茎腐れ病などにかかる恐れがあります。予防には、湿気の少ない風とおしの良い場所に置いてあげましょう。

その他 気をつけるポイント

剪定(切り戻し・芽摘み)

春に新芽を切り戻しすると、背丈を調整することで株がバランスよく仕立てられ、その茎を使ってふやすこともできます。秋になっても茎葉が生長し続けているときは、各枝の先端の赤くて柔らかい新芽をひねって、摘み取ると花芽が付きやすくなります。

秋には、茎節を成熟させて翌年の花芽のつきをよくするため、芽摘みをしましょう。涼しくなった9月の上旬に茎節がのびているようなら、先端のやわらかい新芽を摘みとります。

シャコバサボテンの植え替え、増やし方

植えつけ、植え替え

シャコバサボテンは生長に合わせて、1年~2年に一度、できれば毎年植え替えをしましょう。時期は4月頃に、一回り大きな鉢に移し替えます。根から土をくずして1/2~1/3程度を落とし、傷んだ根っこや根腐れを起こしているものは、根元から切り取ります。根腐れしているものは思い切って株分けしてもかまいません。根を露出している1/3程度切り詰め、新しい土に埋めて移し替えます。

植え替えする場合は、鉢が乾いている状態で引き抜きましょう。また新しい土は配合した後に半分程度濡らしてビニール袋に入れ、日向に2時間ほど放置した湿った土を使うとよいでしょう。

シャコバサボテンの仲間であるカニサボテンの植え替えについての記事もありますので興味がある方は読んでみてください。

ふやし方

さし芽でふやすことができます。4月から7月ぐらいの生育期に行うとよいでしょう。しおれていない元気な茎節を2節ほどに切り取って、鉢に挿します。手でひねれば簡単に切れますが、切りにくい場合はハサミを使います。一鉢に10本ほど同心円状に挿し芽すると自然に丸く整った姿で成長します。

シャコバサボテンのふやし方については、詳しい記事がありますので興味のある方はご覧になってください。

まとめ

冬に大ぶりな赤やピンクの鮮やかな色の花が咲くシャコサボテンは、一般の観葉植物と比べて毎日手をかけなくても育つので、観賞用としても非常に人気のある植物です。ほかにも花が咲くサボテンとしてはクジャクサボテンや月下美人(ゲッカビジン)も有名です。

別名クリスマス・カクタスを呼ばれるとおりシャコバサボテンは冬に咲きますが、シャコバサボテンの近い仲間で、イースターカクタスがあります。花期は3月~5月ですのでシャコバサボテンの後に花を楽しむことができます。

ぜひ園芸店や花屋さんで、お気に入りの品種をみつけて美しい花を咲かせてみてください。

編集さん
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『農家web』では、この他、球根系から播種(は種)系、水生、宿根草、アサガオシクラメン、ヒヤシンス、紫陽花クレマチス、ベゴニア、ひまわり、チューリップ、ハーブ、アリウム、ポインセチアシャクヤクポトスペチュニアまたサボテンなどの多肉植物、常緑のガジュマルパキラ、クラピア、ビカクシダなど様々な観葉植物、ツツジなどの庭木、果樹、イチゴトマトなどの野菜のおすすめ記事があります。

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