顆粒(粒状)

除草剤 粒剤(顆粒タイプ)の効果的な散布タイミング

顆粒除草剤タイミング顆粒(粒状)

除草剤を効果的に使うには、散布のタイミングが大切です。この記事では、除草剤の顆粒タイプの粒剤の散布のタイミングについて、わかりやすく説明します。

スポンサーリンク

除草剤の種類

散布のタイミングの前に、除草剤について知っておきましょう。

除草剤には大きく分けて、成長した葉や茎に散布して雑草を枯死させる「葉茎処理剤」と、雑草が生える前や生長初期に、土に散布して雑草の発芽や成長を抑制したり、根から薬剤を吸収させて枯死させる「土壌処理剤」があります。

葉茎処理剤

葉茎処理剤は液体タイプに多い除草剤で、ある程度成長した雑草の葉や茎に散布して、雑草を枯死させます。葉茎処理剤の中には、薬剤が接触した葉や茎だけを枯らす接触型の除草剤と、葉や茎に薬液を散布するだけで、根まで枯らすことができる吸収移行性を持った除草剤があります。

根まで枯らす除草剤には有効成分にグリホサートが入っており、ラウンドアップなどの商品があります。また接触型の除草剤はいろいろありますが、バスタザクサなどのグリホシネート系の除草剤や、最近よく見かけるお酢の除草剤も接触型の除草剤です。

土壌処理剤

土壌処理剤は、粒剤と呼ばれる顆粒タイプの除草剤に多くあります。

雑草の発生前に土にばら撒くことで、土壌に処理層を形成して、その処理層に雑草の発芽が触れると発芽できずに、雑草の成長を阻害します。また雑草の生育初期に、土にばら撒いた薬剤は、土から水と一緒に雑草の根に吸収され、生育初期の雑草であれば、枯死させることもできます。

スポンサーリンク

散布のタイミング

粒剤は、土壌全面散布する「土壌処理剤」のため土壌処理剤の散布のタイミングについて説明します。

土壌処理剤の散布のタイミングは、雑草の生える前か雑草生育初期です。大抵の雑草は冬から暖かくなる春に向けて、成長してきます。おすすめの散布時期は、春です。雑草の生える前に1度散布し、それでも雑草が生えてきてしまったら、大きくなる前(草丈20㎝以下)の時に、もう一度散布します。(土壌処理剤は効果がでるのは遅く、3週間程度かかるので、その間は散布しないようにしましょう)

また夏を超えて冬になると、雑草は枯れますが、スギナやオオバコのなどの多年生雑草は表面が枯れたように見えても根は生きています。また一部のスズメノカタビラやオオイヌノフグリなどのように秋から発芽する雑草もあります。秋に土壌処理剤をまくことで、多年生の雑草は種を作ることを阻害したり、枯死させる効果もあります。

また長年雑草が繁っている場所では、1度の土壌処理剤ではすべてを駆除できないことあります。雑草が大きくなったら、茎葉処理剤などで処理し、翌年には土壌処理剤で雑草の発生を防ぐなどをして、根気よく続けることが大切です。

除草剤によって、年に散布できる回数は決まっているのでラベルを読んで必ず守ってください。

効果的な散布方法

除草剤には、その効果を最大限に引き出すための散布のポイントがあります。顆粒タイプの除草剤の効果的な散布方法は下記のとおりです。

  • ラベルに書かれた散布時期を守りましょう。除草剤は散布のタイミングがとても重要です。
  • 土壌処理剤は、乾燥していると効果にムラが出てしまいます。小雨、降雨後の土壌が湿った時に地面に撒くのが一番いいタイミングです。乾燥している場合は水をまいてから散布するとよいでしょう。
  • 薬剤は均等に撒くこと。ムラがでるとが残ってしまう可能性があります。
  • 土壌処理剤を散布した当日は、散布後は立ち入らないこと。ムラがでやすくなります。
  • 土壌処理剤を使う場合に、スギナが大きくなりすぎても草刈りはしないこと。土壌処理剤は雑草が大きくなったら草刈り後に散布することと書かれていますが、スギナは草刈りをすると胞子が飛び散ります。大きくなりすぎたら土壌処理剤は使わず、茎葉処理剤の除草剤を使いましょう。

使用上の注意点

土壌処理剤は非選択性の除草剤が多くあります。土から根に吸収される土壌処理剤は、薬害がでやすいので周りに守るべき植物や作物がある場合には十分注意が必要です。

  • 傾斜地では使わないこと。散布した薬剤が傾斜に沿って流れ落ちると、他の植物に薬害が生じる他、効果が劣る可能性があります
  • 大雨が降ると、薬剤が流れでてしまう可能性があるので、天気に注意しましょう
  • 樹木などの枯らしたくない植物の周りには散布しないこと。根から薬剤を吸収するため、根の先端から1m以上は離して散布してください。(根は土の中で意外と遠くまで張っています)

除草剤の選び方

除草剤にはいろいろな成分があり、植物の光合成を阻害したり、植物固有のアミノ酸の生合成を阻害して枯らすものなどがあります。その特性により雑草や、散布場所にあった除草剤を選ぶことが大切です。まずは、どのような雑草が生えているのか確認しましょう。

除草剤は、駐車場や宅地などには散布できますが、畑や山林などの農耕地は散布できないものもあります。よくホームセンターなどで見かける家庭用のネコソギシリーズや、除草王などは農耕地では使えません。除草剤を選ぶときには、自分の使いたい場所で使えるかも確認して選びましょう。

用途ごとのおすすめランキングの記事もありますので、そちらも参考にしてください。

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

皆さまに本当に有益な情報をお伝えできるよう、心を込めて運営しています。
執筆者・監修者の詳細についてはこちら

\SNSはじめました!フォローお願いします!/

掲載内容については、調査のうえ、情報の正当性、公平性に万全を期して執筆しておりますが、誤記や誤りなどが見受けられる場合には「お問い合わせ」よりご連絡お願い申し上げます。

スポンサーリンク
\良い!と思ったらシェアお願いします/
\SNSはじめました!フォローお願いします!/
農家web
タイトルとURLをコピーしました