ヤギで除草? ヤギを使った除草について解説します!

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成人のヤギは1日3〜5kgの雑草を食べ、また除草剤のような薬剤を散布する必要もなくエコ、とのことで、新たな除草手段として、日本各地でヤギを牧場ではない草地、水田の畦などに放牧しての除草実験が行われています。

もし、ヤギを放牧するだけで、草刈り機などでの草刈り労働から解放されれば、非常に助かります。

ここでは、実際にヤギ除草は、どんな効果があるのか、また行う場合の注意点、やる場合にどんな選択肢があるのか、詳しくみていきたいと思います。

ヤギ(山羊)の除草とは?どんな効果があるの?

ヤギの除草とは?

ヤギによる除草とは、その名の通り除草したい場所にヤギを放牧し、ヤギに雑草を食べてもらうことを言います。

成人のヤギは1日3〜5kgと、思っている以上に雑草を食べること、このため、除草剤を撒いたり、人の手で刈払機(草刈機)などで除草作業をする必要がないこと、またヤギによる人に対しての癒し効果、などから、除草の新たな選択肢として、様々な箇所で実験がなされています。

また、浜松市の「浜松市ヤギ等環境保全型除草事業について」のように、ヤギによる除草を推進しようとする自治体の動きもあります。

ヤギの除草効果は?

成人のヤギは1日3〜5kg、広さでいうと大体1日10㎡程度の草を、習性で歩きながら食べ続けます。
また、下草やクズやイタドリ、セイタカアワダチソウなどの難防除と言われる広葉雑草など、大概の雑草を好んで食べてくれます。実際に多くの実験結果が発表されていますが、除草効果はかなりあると言えるでしょう。

ヤギの除草の注意点、デメリット

ヤギの除草には、主に以下の注意点、デメリットがあります。

ヤギは家畜にあたります

ヤギは生き物の中でも家畜にあたり、飼料安全法・家畜排せつ物法・家畜伝染病予防法など様々な法令が絡み、例えば飼料も、A飼料、ヤギ用飼料以外は与えることはできません。(つまり、残飯などを与えるのはNGです。)

また、伝染病のリスクもあり、家畜保健衛生所等に届け出、定期報告書を出す必要があります。

またヤギは鳴くため、近隣に民家が近い場合は、鳴き声の騒音問題も気にする必要があるでしょう。

しっかりした日常管理が必要です

エサ、水やり

毎日の世話として、エサ、水やりが必要です。雑草だけだと栄養な足りないので、鉱塩が必要になります。また、水が確保できない箇所では、綺麗な水をタンク等で確保し、常時ヤギが飲めるようにする必要がありますし、ヤギが雨を凌ぎ、睡眠を取れる小屋、厩舎が必要になります。

糞尿の処理

山羊を飼育するときはヤギ舎を設けますが、ヤギ舎に糞尿が溜まると、ヤギの健康を害する危険性も高まりますし、臭いや虫が発生し、近隣に迷惑をもたらします。
このため、こまめに糞尿の処理を行う必要があります。

ヤギの健康チェック

また、日々ヤギの食欲や歩き方などの様子をチェックする必要があります。数ヶ月に一度の剪定バサミを使っての削蹄や去勢も含めた繁殖の回避、除角など、健康に纏わる大事なこともしっかり行う必要があります。

脱走の防止

ヤギを飼うのに注意しないといけないのは、脱走させないようにすることです。ネット、ロープだけでは不十分で、柵が必要になってきます。脱走すると近隣に迷惑が生じますので、脱走対策はしっかり行う必要があります。

ヤギにとって有害な植物、毒草に当たる植物もあります

ヤギは草であればなんでも食べれるわけではありません。例えば、アセビ、ツツジ、ナンテン、チョウセンアサガオ、ヒガンバナ、キツネノボタン、スイセンなどを食べると、中毒症状を出し、最悪の場合、死に至ります。

これに該当する植物がある場合は、ヤギを放牧する前にしっかり除去するようにしましょう。

また、ヤギは斜面の雑草も難なく食べてくれますが、大きく生長した雑草を全て平らげてくれるかというと、流石にそうではなく、雑草生え始めが、ヤギ除草の適期になります。このため、放牧する時期にも注意が必要です。

ヤギはどこで手に入るのか

現在では、ヤギのレンタルを行なっている業者はたくさんあります。WEBで「ヤギ レンタル」などのワードで検索すると、たくさんヒットするかと思います。お近くのレンタル業者を探してみてください。

値段については、調べてみたところ、かなり幅がありますが、イメージ 1ヶ月で1頭、1万円前後です。業者によって、輸送費が含まれるのか、資料はどれくらい含まれるのか、柵や厩舎はどうか、などが大きく異なります。オプションもしっかり確認して、比較検討するようにしましょう。

まとめ

ヤギの除草について、気になる点をまとめてみました。家畜を管理することになるので、みている以上に大変ではありますが、ヤギ除草が出来れば、草刈り、雑草を刈り取ることから開放されますし、傾斜地の雑草もなんなく食べてくれるので、安全性も高まります。

またガソリン等の化石燃料も使わず、エコと言えます。さらに、ヤギのような愛らしい動物と触れ合う喜びは何事にも変え難いものがあり、癒し効果は計り知れません。(現在のコロナ禍ではなおさら癒になるでしょう)

周辺事情を考慮して、チャレンジできる方は、除草ヤギにふれあい、草を刈る作業から解放される以上の喜びを感じてみてください。

また、農家webは除草についていろんな記事がありますので、除草全般について知りたい方は、下記をご参考ください。

この記事を書いた人
農家web編集部

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