斜面（法面）の草刈りは、足場が不安定で刈払機での草刈りは危険が伴います。この記事では、斜面で安全に使える斜面草刈機のおすすめ製品について、ランキング形式で説明します。
斜面草刈機の種類
草刈機には、刈払機・自走式草刈機（モア―）・乗車式草刈機（乗用モア―）、ラジコン草刈機、自動草刈機（ロボット草刈機）などがあります。
斜面用では、自走式草刈機が一番お手頃でメジャーですが最近では、リモコンを使って動かすラジコン草刈機や、ルンバのように自動で草刈りをする自動草刈機（ロボット草刈機）でも、斜面につよい製品も製造されています。
斜面草刈機おすすめランキング
斜面の草刈り機は、住宅地周りで使える手がるなものから大規模農業に使えるものまで、幅広くあります。タイプ別にそれぞれランキングしました。
コンパクトタイプ
今まで刈払機を使っていた方や、手軽に使えるコンパクトなものを探している人向けのランキングです。初心者の方や力のないシニアや女性にもおすすめ。
1位 クボタ スイング式電動草刈機 しずかる GC-E300
クボタのしずかるは、電動式の自走式法面草刈機。自走式草刈機の電動式はめずらしく2015年に業界で初めて販売されたのが「しずかる」です。
電動式なので排気ガスも出ず、低騒音・低振動。住宅街でも周りを気にせず草刈りをすることができます。電動式の利点は音だけでなく、操作が簡単なこと。草刈機の使用が初めての人でもスイッチ一つで、モーターが始動します。またしずかるは、グリップを握るだけで走行を開始し、速度ボリュームを回すだけでスピード調整も可能です。法面刈角度範囲は50度と急斜面でも使用可能です。
1回の充電で約60分ほど作業できるので、ある程度除草したい範囲が決まっていて静かな自走草刈機を探している方にはぴったりの製品です。
| 製品名 | しずかる GC-E300 |
|---|---|
| 概要 | ｰ |
| タイプ | 電動バッテリー式 |
| パワー | 36V (DCブラシレスモータ) |
| ブレード(刃) | フリー刃4枚 |
| 質量(kg) | 34.8 |
| 作業面積目安 | 410㎡/h |
| 1連続運転時間 | 約60分 |
| 目安市場価格 | 約240,000円 |
2位 オーレック スパイダーモアー SP301A
斜面草刈機は、スパイダーモアーと呼ぶこともありますがスパイダーモアはオーレックの斜面用草刈機の商品名です。
軽量でコンパクトな自走式斜面草刈機。重量が30kgと軽量なので力のある人であれば、一人でトラックに積み下ろしも可能です。ハンドルの長さは1,150〜1,600mmで4段階に調整することが可能です。刈幅が300㎜と狭いので畦上や側面でも使用することができます。蓄力式リコイルスタータでエンジンスタートも軽い力でスタートが可能。共立のAZ301、ISEKIアグリのSP301Aはこの製品のOEM製品です。法面刈角度範囲は50度と急斜面でも使用可能です。
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3位 ゼノア ZGC300D-EZ
ゼノア ZGC300D-EZは、コンパクトで軽量な自走式草刈機。質量は26g と軽量なエンジン式の斜面草刈機です。
機体がコンパクトなので、狭いあぜの上面や側面も刈ることができます。パワーは25.4㏄ですが、軽量であれば持ち運びも便利で、取り回しやすさが魅力です。女性や初心者の方でも使いやすい草刈機です。ゼノアが誇る環境に優しく低燃費の「ストラト・チャージドエンジン」を搭載しています。クボタのカルモGCK-330Dと同等製品です。法面刈角度範囲は50度と急斜面でも使用可能です。
| 製品名 | ゼノア ZGC300D-EZ |
|---|---|
| 概要 |  |
| 質量(kg) | 26 |
| タイプ | エンジン式 |
| 排気量(cc) | 25.4 |
| 燃料タンク容量(L) | 1.0 |
| 刈刃形式 | フリーナイフ×4枚 |
| 刈幅(mm) | 300 |
| ハンドル伸縮 | 1500㎜ |
| 目安市場価格(税込) | 約152,000円 |
プロ農家におすすめ
1位 オーレック スパイダーモア SP853
SP852は、79.4㏄のハイパワータイプの自走式草刈機。刈幅も長い500㎜ですので長い法面でもどんどん草を効率的に刈り取ることができます。H4エンジン搭載しており、低燃費で早くパワフル。またエンジンに負荷がかかると振動してお知らせする「ストールお知らせ機能」が付いているので、事前にエンジントラブルを防ぐことができます。
| 製品名 | SP853 |
|---|---|
| 質量(kg) | 49.5 |
| エンジン出力(kW) | 79.4cc |
| 燃料タンク容量(L) | 1.45 |
| 刈刃形式 | フリーナイフ×8枚 |
| 刈幅(mm) | 500 |
| ハンドル伸縮 | 1,400～2,000㎜ |
| 目安市場価格(税込) | 約290,000円 |
2位 クボタ GC-M500
クボタの斜面草刈機の中で一番のハイスペックモデル。70.7㏄の高出力エンジンで、効率よく刈り取ることができます。作業状況に応じたエンジンの回転数の切換えが手元のスイッチで簡単にできる「マスターモード」を採用。さらにエンジンの始動はデコンプ式リコイルで楽々始動。静音マフラーを搭載しているのでエンジン音の騒音を抑えています。広範囲の法面を刈るプロの方におすすめの製品です。
| 製品名 | クボタ GC-M500 |
|---|---|
| 質量(kg) | 60 |
| パワー | 70.7 |
| 燃料タンク容量(L) | 1.9 |
| 刈刃形式 | フリーナイフ×4枚 |
| 刈幅(mm) | 500 |
| ハンドル伸縮 | 1750㎜～2400㎜ |
| 目安市場価格(税込) | 約330,000円 |
3位 ハスクバーナ オートモア 435X AWD
自動草刈機は、傾斜にはそれほど強くない製品がおおいのですが、ハスクバーナの「オートモア 435X AWD」は最大傾斜角35°（70％）までに対応するAWDモデル。4輪駆動で、起伏の多いラフな地形でも草を刈ることができます。
自動草刈機は、背の高い草刈りは少し苦手ですが一度刈り取ってしまえば、定期的にスケジュールを組んでこまめに草刈りすることができるので、草刈りから解放されます。車高も低いので、人が入りにくい場所でも、雑草を刈り取ってくれます。
| 製品名 | Automower 435X AWD |
|---|---|
| 最大傾斜角 | 35度 |
| 作業広さ | 3500㎡ |
| 製品サイズ L×W×H | 930x 550 x 290 |
| メーカー希望価格(税込) | 638,000円 |
最近はラジコン草刈機や、ロボット草刈機も開発が進み以前は外国製のものが多かったですが、国内生産のものもあります。斜面に強いラジコン草刈機やロボット草刈りの記事は、詳しい記事がありますのでそちらも参考にしてください。
