クチナシの葉に黒い斑点やカビのようなものが生えていたら、病気かもしれません。ここではクチナシに発生しやすい病気やその対処方法について説明します。
クチナシに発生しやすい病気
褐色円星病(かっしょくまるほしびょう)
- 発生時期:9~10月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風や雨による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉
- 症状:葉っぱに褐色の斑点が発生し、病斑の上に小さな少し盛り上がった黒点ができることもある。


写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集
すす病

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集
斑点病
- 発生時期:4月~10月
- 原因:カビ(糸状菌)
- 伝染方法:風による病原菌の胞子の飛散
- 発生部位:葉
- 症状:葉に円形もしくは多角形の茶褐色の病斑が生じ、表面に小黒粒点が点在する。

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集

写真提供:HP埼玉の農作物病害虫写真集
根こぶ線虫病
- 発生時期:5~10月
- 原因:ネコブセンチュウ
- 伝染方法:土壌伝染
- 発生部位:根
- 症状:根は多数のこぶが着生する。
病気の予防・対処方法
病気の葉の除去
どの病気でも、病気にかかってしまった葉は2次感染を防ぐために切り取って処分するのが基本です。病気の中には治るもの、治らないものもありますが、変色した葉や花などは治ることはないので、まずは切り取って処分しましょう。
カビが原因の場合などは、切り取る場合には胞子が飛ばないように切り取り、ビニール袋に入れてから処分しましょう。
切り取った後は、手袋やハサミ、長靴などの消毒も忘れずに行いましょう。
病気にかからないための環境づくり
病気はそれぞれ発生しやすい状況があります。くちなしはカビが原因の病気が多いので、過湿などが原因になるため風通しをよくする、菌を飛ばさないために水やりは上から行わない等があります。
また剪定をして、風通しや日が当たるようにすることも効果があります。
またどのような病気でも、雑草の除草は効果があります。周りの雑草から菌が飛来することもありますので、周りの環境にも十分注意しましょう。
害虫の駆除
病気の中には害虫が病気を広げることがあります。すす病はアブラムシやカイガラムシ、根こぶ線虫病はセンチュウを駆除するための土壌消毒が必要です。
害虫の駆除や対策方法については、下記で詳しく説明しています。


殺菌剤の散布
くちなしの上記の病気に適用のある薬剤はありませんが、樹木類の「トップジンM水和剤」などの殺菌剤は、斑点症や紫かび病などのカビの病気に使えるため、カビ菌には有効性が期待できます。またお酢を使った薬剤なども、予防効果が期待できます。
栽培に役立つ 農家webのサービス
農家web 農薬検索データベース
作物に適用がある農薬を一覧で探したいときには、「農家web農薬検索データベース」が便利です。
検索機能は、適用作物・適用病害虫に合致する農薬を探す「農薬検索」、「除草剤検索」をはじめ、さまざまなキーワードで検索できる「クイック検索」、農薬・除草剤の製品名で検索できる「製品検索」、農薬・除草剤に含まれる成分名で検索できる「成分検索」の4つで、農薬・除草剤の作用性を分類したRACコードや特性、 効果を発揮するためのポイントなど実際の使用に役立つ情報も知ることができます。

農家webかんたん農薬希釈計算アプリ
除草剤、殺虫剤を代表する農薬の液剤は、かなりの割合が原液で、水で希釈して散布するのが一般的です。希釈倍率に合わせて水と混ぜるのですが、希釈倍率が500倍、1000倍と大きく、g(グラム)やL(リットル)などが入り混じっていて、計算が難解だと感じる方も多いのではないでしょうか。
「農家webかんたん農薬希釈計算アプリ」は、使用する農薬の希釈倍数を入力し、散布する面積などから薬量・液量を算出します。面積の単位や薬剤の単位も簡単に行えます。
ラベルを見て希釈倍率を入力するだけでなく、農薬検索データベースと連携しているので、使いたい製品・適用ラベルを選択することで、希釈倍数を自動入力することができます。

農家web かんたん栽培記録
作物を栽培するときに、植え付けから収穫までの栽培記録をつけることは、作物の安全性を守る他にも、ノウハウを蓄積し、よりよい作物を栽培するためにも大切な作業です。
農家webのかんたん栽培記録はこれひとつで、無料で作物ごとに栽培記録できるだけでなく、その作物に発生しやすい病害虫やおすすめ農薬、また農薬に頼らない防除方法も、簡単にカレンダーから確認することができます。会員登録すれば、LINEに予察情報も届きます。パソコン等が苦手でも、タップで簡単に作業日誌をつけられます。


