農業用会計ソフトウェア

農業の会計ソフト 個人・法人向け会計ソフトの選び方とおすすめソフト

会計ソフト農業用会計ソフトウェア

農業会計は、通常の会計処理とは別に農業独特の勘定科目が使われ、農業簿記として資格もわかれています。この記事では農業を営まれている個人や、法人におすすめの会計ソフトについてわかりやすく説明します。

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農業会計ソフトの選び方

農業簿記と商業簿記との違いは、それほどありませんが農業特有の「勘定科目」が必要です。農業用の会計ソフトであれば、勘定科目はすでに設定されているので余計な手間はいりません。しかし通常の会計ソフトでも、勘定科目をカスタマイズして使うことは可能ですので、農業用の会計ソフトでなければいけないということでもありません。

個人の方は、確定申告に決算書が必要なため会計ソフトを導入を検討されている人は、農業申告対応の確定申告ソフトを選びましょう。一つのソフトで確定申告に必要な申請書と決算書の作成が可能です。

法人の方は、税務申告は通常会計ソフトとは別に法人税申告のソフトが必要になりますので、通常の会計ソフトに農業用の勘定科目が設定できるソフトであれば、使いやすい会計ソフトを選びましょう。

クラウド型とインストール型について

会計ソフトには、パソコンやサーバーにインストールして使うタイプと、インターネットにつながればどこでも使えるクラウド型があります。

以前は会計ソフトはインストール型が主流で、パソコンが壊れたり入れ替えたりするたびにもう一度設定しなければなりませんでした。また会計や税務が変更になりバージョンアップをするたびに、ソフトを更新しなければならず、追加料金が必要な場合もあります。

その点、クラウド型の会計ソフトはインターネットがつながる状況であればいつでも、IDとパスワードで会計ソフトにログインすることができ、税制改革やシステムのアップデートも自動で行われいつでも最近の会計ソフトを使うことができます。

テレワークやアウトソーシングにもぴったりで、最近はクラウド型に乗り換える企業も多くあります。税理士さんに頼む場合も、IDをとればすぐに共有することも可能。バックアップもクラウド上にあるので安心して使えます。またインストール型はwindowsしか使えないものがほとんど。クラウド型ならmac派の人にも使うことができます。

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個人におすすめ農業会計ソフト3選

個人向けの青色申告ソフトは基本会計ソフトとセットになっています。個人の青色申告ソフトは数多くありますが、農業申告に使われる青色申告決算書は、農業所得者用として様式が一般の青色申告とは異なります。農業の青色申告の決算書がつくれるソフトウェアを選びましょう。

クラウド会計ソフト freee(フリー)

まずはクラウド型の会計ソフトfreee(フリー)を紹介します。

クラウド型の会計ソフトは、こちらのfreeeとマネーフォワード会計がシェアを占めていますが、農業申告に対応しているのはfreeeのみ(2022年11月現在)。勘定科目は別途取り込む必要があります。個人の方にはfreee会計(確定申告)のスタンダード以上が農業申告に対応しています。

口座やカードなどの自動連係や自動仕訳など、簿記などの知識がなくても仕訳が簡単にできる仕組みがあり、サポートも充実しています。スマホのアプリもあり隙間時間に、作業できるのも魅力。とりあえずソフトを試してみたいのであれば、30日無料で使うこともできます。

らくらく青色申告農業版

らくらく青色申告農業版は、農業の青色申告に特化したインストール版の青色申告ソフトです。Windowsのみ対応でMacにはインストールできません。

「農業所得用」の青色申告決算書に特化しており決算書のフォーマットも同じ形です。口座の自動連係や自動仕訳などの機能はついていませんが、シンプルなつくりにすることで価格を抑え、手書きのような感覚で、パソコンに不慣れな人にも使いやすいように作られています。

とはいえ画面の構成や、言葉などは会計ソフトですので少し難しく感じるかもしれません。出納(現金出納、預金出納帳、売掛金、買掛金、振替伝票)ごとに記載が必要になるので、慣れが必要です。大手サイトのようなサポートもないので、自分でヘルプなどを見て解決していく必要があります。

2022年版 らくらく青色申告 農業版
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¥ 8,800(2022/12/01 17:48時点)

ソリマチ 農業簿記11

ソリマチ農業簿記11は、会計ソフト大手のソリマチが作った、農業簿記に特化した青色申告ソフトになります。インストール型の会計ソフトでWindowsのみ対応でMacにはインストールできません。農業の青色申告にも対応しています。

ソリマチは主に中小企業・個人事業主向けの会計・青色申告ソフトとして定評があり、大手会計ソフトメーカーで農業簿記に特化したソフトを提供しているのはソリマチだけで、JA全中推奨製品となっています。

農業に特化しているので、農業でよくある取引例を選んで仕訳することも可能で、預金やカードなどとの自動連係にも対応しています。とはいえ入力画面や帳票など会計ソフト特有の難しさはあります。簿記などの知識がある程度ないと難しいかもしれませんが、サポートがしっかりしているのでそちらを活用するとよいでしょう。

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農業ソフト比較

ソフト名freee(フリー)らくらく青色申告農業簿記11
タイプクラウド型インストール型インストール型
農業申告(個人)白色・青色申告対応青色申告対応青色申告対応
自動連係×
価格スタンダード版
月額 2,380円(税抜)
新規 8,000円(税抜)
更新 4,000円(税抜)
60,000円(税抜)

3ソフトともに、固定資産管理や減価償却費に対応しているので別でソフトは不要です。

法人におすすめの農業会計ソフト

クラウド会計ソフト freee(フリー)

クラウド型の会計ソフトといえばfreee(フリー)とマネーフォワード会計の二つがシェアを占めています。筆者はfreeeもMFクラウドも仕事で使用したことがありますが、freeeの方が、複式簿記に馴染みがない人向けに作られていると感じます。

また、農業簿記特有の特殊な勘定科目(「農具費」「生物」など)を追加でダウンロードできるようになり、農業簿記仕様に2019年から対応を始めました。さらに、他社の請求、取引を簡単にしたり代行する様々なサービス、パートナーとの連携機能も豊富で、農業関係だと農業日誌などをデジタルで入力できる「Agrion(アグリオン、agri on)」と連携することができます。

またfreeeは人事システムや法人税申告システムも独自でもっているため、連携が可能。大きな会社では法人税の申告は税理士にすべて委託することもありますが、小規模の会社であればソフトがあれば自社で申請することも可能です。

また、いつでも質問、相談ができ、答えるサポートデスク、また冬の時期に農家の方向けに説明会を開いていたりと、サポートも手厚い印象です。ただ、そもそも簿記に経験がある方にとっては、仕訳の形で画面を見ようとすると、一手間かかる点などから、逆に少し使いにくいと感じるところもあります。

クラウド会計ソフト マネーフォワード会計

2大クラウド型会計ソフトのもう一つが、「MFクラウド」です。こちらも、レシートを写真に撮るだけで日付と数値を読み取ってくれて、自動で記帳してくれるOCR機能や、銀行口座・カードをシステムに連携して、その入出金データを読み取る機能を有しています。

しかし、MFクラウドは、freeeと異なり、簿記における帳簿や貸借対照表の仕組み、また仕訳を理解していることをある程度前提にした作りになっています。

このため、簿記や仕訳に馴染みのある方はfreeeよりも使いやすいですが、そうでない方には難解に感じるかもしれません。また、どちらかというと、個人事業者よりも中小企業向けに作られているため、freeeのように農業簿記特有の勘定科目に再設定するためのサポートはなく、かなり玄人向けの印象を受けました。が、その分、元帳や帳簿、台帳の閲覧などの使い勝手はよかったです。

農業法人など大規模な組織体で、ある程度簿記や仕訳に精通した方がいる場合はお勧めします。(筆者はこちらを数年使用していました。リンク先のように、MF(マネーフォワード)を利用されている農家の方は多くいます。)

弥生会計

弥生会計は昔から中小企業向けの会計ソフトとして広く使われてきました。税理士事務所などではよく弥生会計は使われています。現在は、インストール版とクラウド版の2つがあります。クラウド版はインストール版より機能が少なく小規模会社向け。

弥生会計オンラインは1年間無料で使えるため、1人社長の合同会社や株式会社など起業したばかりで、とりあえず会計ソフトを使ってみたいという方にはおすすめ。起業から2年以内でしたら2年間無料で使うことができます。

とはいえ、会計ソフトは一度導入すると変更するには手間がかかり、そのまま更新してしまうことがほとんど。翌年を見据えて、機能が不足していないか。無料期間がおわったらいくらかかるのかも考えてから使った方がよいでしょう。(フルサポート付で税抜35,200円/年額)

オンライン版は、インストール版より簿記に知識のない人ようには作られていますが、freeeよりは会計の知識が必要に感じます。しかしサポートが充実しているので、仕訳などの質問にも答えてくれます。

執筆者・監修者情報
執筆者・監修者

農家web編集部のメンバーが「農業者による農業者のための情報サイト」をコンセプトに、農業に関するあらゆる情報を丁寧にまとめてお届けしていきます。
編集部のメンバーは皆、実際に農業に携わりながら情報をまとめています。農学を極め樹木医の資格を持つ者、法人の経営・財務管理に長けている者、大規模農場の営農経験者などバラエティに富んだメンバーで構成されています。他にも農機具やスマート農業機器、ITなどのスキルも兼ね備えています。

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