カセット水和剤の商品紹介

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カセット水和剤

種類名
オキソリニック酸・カスガマイシン水和剤
メーカー
北興化学工業株式会社 メーカーサイト
剤型名
水和剤
用途
殺菌剤

概要

カセット水和剤は性状が:類白色水和性粉末(45μm以下)の野菜の殺菌剤です。 細菌性病害の予防効果の高いスターナと細菌性病害に治療効果のあるカスミンとの混合剤で、作用の異なる両剤の混合によって、病原菌に対する相乗効果が認められている殺菌剤です。

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有効成分情報

成分名称 含有濃度 IRAC FRAC HRAC
オキソリニック酸 10.0000% 31
カスガマイシン 2.9000% 24

適用表

作物名 適用病害虫名 希釈倍率 使用液量 使用時期 使用方法 本剤の使用回数 オキソリニック酸を含む使用回数 カスガマイシンを含む使用回数
ばれいしょ そうか病 30倍 - 植付前 種いも瞬間浸漬 1回 5回以内(種いも浸漬は1回以内) 4回以内(種いも浸漬は1回以内、植付後は3回以内)
ばれいしょ 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 3回以内 5回以内(種いも浸漬は1回以内) 4回以内(種いも浸漬は1回以内、植付後は3回以内)
キャベツ 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 3回以内 3回以内 4回以内
キャベツ 黒腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 3回以内 3回以内 4回以内
キャベツ 黒斑細菌病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 3回以内 3回以内 4回以内
ブロッコリー 黒腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
はくさい 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫21日前まで 散布 2回以内 3回以内 2回以内
はくさい 黒斑細菌病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫21日前まで 散布 2回以内 3回以内 2回以内
だいこん 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 3回以内 5回以内 3回以内
だいこん 黒斑細菌病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 3回以内 5回以内 3回以内
たまねぎ 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 5回以内 5回以内 5回以内
ねぎ 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 2回以内 3回以内 2回以内
にんにく 春腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 2回以内 2回以内 5回以内
レタス 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
レタス 腐敗病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
レタス 斑点細菌病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫7日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
非結球レタス 軟腐病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
非結球レタス 腐敗病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
非結球レタス 斑点細菌病 1000倍 100〜300㍑/10a 収穫14日前まで 散布 2回以内 2回以内 4回以内
ラナンキュラス 腐敗病 1000倍 100〜300㍑/10a 発病前〜発病初期 散布 5回以内 5回以内 5回以内

特徴

野菜の細菌病に効果

スターナの有効成分オキソリニック酸は、細菌のDNA複製を阻害して、病菌の増殖を抑制して増殖を抑制する予防効果を発揮します。
カスミンの有効成分カスガマイシンは、病原菌のタンパク合成を阻害すると考えており細菌病に対して治療効果が効果があります。

2つの成分で相乗効果

スターナ、カスミンの作用の異なる2つの有効成分を混合することで、細菌病に対して相乗効果が認められており、安定的な効果を発揮します。

使用方法

水で希釈して散布します。

農家web編集部からのポイント

散布時期について

抗菌活性が高い薬剤なので、病害の発生前や発病初期に散布することで効果を発揮します。
またカスミンには浸透移行性もあるので、効果が安定して続きます。

耐性菌について

混合剤なので両剤耐性菌でなければ防除効果は影響を受けにくいですが、連用すると耐性菌の発生する可能性があるので連用はなるべく避けてローテーション散布をお勧めします。

使用上の注意

効果・薬害等の注意

  • れんこんには薬害を生ずるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。
  • キャベツの軟腐病及び黒腐病に使用する場合、多発条件下では効果が劣る場合があるので注意すること。
  • ばれいしょの種いも浸漬に使用する場合、薬害が生ずるおそれがあるので、萌芽後や種いも切断後の使用は避けること。なお、本剤の 処理により、軽度の萌芽遅延を認めることがあるが、その後の生育には影響はみられない。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

  • 本剤は眼に対して弱い刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。 眼に入った場合には直ちに水洗すること。
  • 使用の際は不浸透性手袋などを着用すること。
  • 保管:直射日光をさけ、なるべく低温な場所に密封して保管すること。

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