アプロード水和剤 − 適用表・使用方法など詳細情報
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概要
アプロード水和剤は、性状が類白色水和性粉末の水稲・園芸用の殺虫剤です。 幼虫の脱皮を阻害して、齢末期から脱皮時に死亡させる昆虫成長抑制剤(IGR)で、有機リン系・カーバメート系・合成ピレスロイド系に属さないタイプの殺虫剤です。 殺虫作用は脱皮阻害のため、速効性はありませんが残効性は高い薬剤です。
EC | 楽天市場 | Amazon |
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画像 | ||
商品名 | 【ネコポス可 6個まで】アプロード水和剤 100g | エムシー緑化 殺虫剤 アプロード フロアブル 水和剤… |
参考価格 |
650円
(2024/10/07 23:51時点 -詳細はこちら-)
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1,555円
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有効成分情報
成分名称 | 含有濃度 | IRAC | FRAC | HRAC | 同じ有効成分の製品 |
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ブプロフェジン | 25.0000% | 16 | 検索 |
適用表
作物名 | 適用病害虫名 | 希釈倍率 | 使用液量 | 使用時期 | 使用方法 | 本剤の使用回数 | ブプロフェジンを含む使用回数 |
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すだち | ミカンネコナカイガラムシ | 1000倍 | 5㍑/㎡ | 収穫45日前まで | 土壌灌注 | 3回以内 | 3回以内 |
稲 | ツマグロヨコバイ幼虫 | 300倍 | 25㍑/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 4回以内 | 4回以内(小包装投入は1回以内) |
稲 | ウンカ類幼虫 | 300倍 | 25㍑/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 4回以内 | 4回以内(小包装投入は1回以内) |
茶 | クワシロカイガラムシ若齢幼虫 | 1000倍 | 1000㍑/10a | 摘採14日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
みかん | カイガラムシ類幼虫 | 1000〜1500倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫14日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
みかん | ミカントゲコナジラミ若齢幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫14日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
すだち | カイガラムシ類幼虫 | 1000〜1500倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫45日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
すだち | ミカントゲコナジラミ若齢幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫45日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
かんきつ(みかん、すだちを除く) | カイガラムシ類幼虫 | 1000〜1500倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫45日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
かんきつ(みかん、すだちを除く) | ミカントゲコナジラミ若齢幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫45日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
なし | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫30日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
もも | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫14日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
かき | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 開花期まで 但し、収穫45日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
うめ | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫後〜落葉前 | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
すもも | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫14日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
びわ | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫14日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
くり | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
キウイフルーツ | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
キウイフルーツ | キウイヒメヨコバイ | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
さんしょう(果実) | カイガラムシ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 収穫3日前まで | 散布 | 1回 | 1回 |
稲 | ツマグロヨコバイ幼虫 | 1000〜2000倍 | 60〜150㍑/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 4回以内 | 4回以内(小包装投入は1回以内) |
稲 | ウンカ類幼虫 | 1000〜2000倍 | 60〜150㍑/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 4回以内 | 4回以内(小包装投入は1回以内) |
小麦 | ヒメトビウンカ幼虫 | 1000〜2000倍 | 60〜150㍑/10a | 収穫7日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
きゅうり | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
トマト | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
トマト | タバココナジラミ類幼虫(シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
なす | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
なす | タバココナジラミ類幼虫(シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
なす | チャノホコリダニ幼虫 | 1000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
ふき | タバココナジラミ類幼虫(シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 | 100〜300㍑/10a | 収穫21日前まで | 散布 | 3回以内 | 3回以内 |
茶 | チャノミドリヒメヨコバイ幼虫 | 1000倍 | 200〜400㍑/10a | 摘採14日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
茶 | チャトゲコナジラミ | 1000倍 | 200〜400㍑/10a | 摘採14日前まで | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
たばこ | オンシツコナジラミ幼虫 | 2000倍 | 25〜180㍑/10a | 発生初期 | 散布 | 2回以内 | 2回以内 |
桑 | ヒシモンヨコバイ幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 発生初期 | 散布 | 4回以内 | 4回以内 |
桑 | ハゴロモ類幼虫 | 1000倍 | 200〜700㍑/10a | 発生初期 | 散布 | 4回以内 | 4回以内 |
ポインセチア | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000〜2000倍 | 100〜300㍑/10a | 発生初期 | 散布 | 6回以内 | 6回以内 |
ポインセチア | タバココナジラミ類幼虫(シルバーリーフコナジラミ幼虫を含む) | 1000倍 | 100〜300㍑/10a | 発生初期 | 散布 | 6回以内 | 6回以内 |
ガーベラ | オンシツコナジラミ幼虫 | 1000倍 | 100〜300㍑/10a | 発生初期 | 散布 | 6回以内 | 6回以内 |
特徴
強い殺幼虫力
幼虫に対して、食毒・接触毒により幼虫の脱皮時に強い殺虫効果があります。
次世代の密度抑制
成虫には直接の殺虫効果はありませんが、産卵数を抑制させたり、ふ化しない卵(不ふ化卵)を産ませる効果があるため、次世代の密度の抑制に効果があります。
抵抗性害虫に効く
有機リン系剤やカーバメート系剤に対して感受性が低下したウンカ、ヨコバイ類の抵抗性害虫にも効果が期待できます。
使用方法
水で希釈して散布します。
農家web編集部からのポイント
遅効性
幼虫の脱皮時や産卵抑制に効果がでるため、速効性はありません。
残効性が長い
強い殺幼虫力と、産卵数の抑制と不ふ化卵産下作用、さらにガス効果、若干の浸透移行性もあるため、効果が長期間持続します。
有効昆虫にやさしい
蚕、ミツバチや天敵類への悪影響も少なくて安心です。
使用上の注意
注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
- 散布液調製後はできるだけ速やかに散布する。
- 本剤を本田の水稲に対して希釈倍数300倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用する。
- 本剤は成虫を直接殺す作用がないので、幼虫主体の時期に散布するのが望ましい。また、その場合、薬剤散布後も幼虫は直ちに死亡せず、死亡までに3~7日を要するので十分留意する。
- 成虫の防除を必要とする場合には、成虫に有効な薬剤と組み合わせて使用する。
- 本剤の散布適期は、本剤の性質から害虫発生初期の比較的低密度の時期であり多発時の散布は直ちに密度を低下させることが出来ないので、その場合は速効性のある薬剤と組み合わせて使用する。
- すだちのミカンネコナカイガラムシ防除に使用する場合は、本種が寄生する土壌中の細根部にしっかり薬液が行き渡るよう樹冠下の地面に灌注するのが効果的である。
- かきに使用する場合、幼果期以降に散布すると果皮に薬害を生じるおそれがあるので、必ず開花期までに使用する。
- かきに使用する場合は、施設栽培での散布は薬害を生じるおそれがあるのでさける。
- なしの萌芽期から新梢伸長期に使用する場合、薬液が乾きにくい条件下では、葉に褐色斑点等の薬害が生じるおそれがあるので、注意して使用する。但し、施設栽培ではこの時期での使用をさける。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意事項
- 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受ける。
- 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。