アベイル粒剤 − 適用表・使用方法など詳細情報

概要

アベイル粒剤は、性状が褐色細粒の殺虫剤です。 ネオニコチノイド系のアセタミプリドとジアミド系のシアントラニリプロールを含有する混合殺虫粒剤で、幅広い害虫に対し、速効性と残効性で作物を守ります。

有効成分情報

特徴

幅広い殺虫スペクトラム

2成分の混合剤で、幅広い害虫に効果があります
ナス、きゅうり、トマト、レタス等に発生するアブラムシ類、コナジラミ類、ハスモンヨトウ、コナガ、アオムシ、オオタバコガ、ハイマダラノメイガ、ヨトウムシ、ミナミキイロアザミウマ、ネギアザミウマ、トマトハモグリバエ、ナモグリバエ、ネギハモグリバエに対して優れた効果を発揮します。

速効性と残効性

速効性もあるため害虫の媒介する病害の蔓延を抑制する効果もあり、残効性にも優れています。

使用方法

そのまま株元散布するか、土壌混和します。

農家web編集部からのポイント

抵抗害虫にも効果的

2種類の成分が混合された殺虫剤で、異なる作用を持つ抵抗性害虫にも効果があります。

育苗期後半のセルトレイやポット苗で害虫防除

育苗期後半のセル苗やポット苗に株元処理することで、各種害虫の防除の効果が期待できます

使用上の注意

効果・薬害などの注意

• きゅうりに使用する場合、葉縁に褐変などの薬害を生じる場合がありますが、その後の生育に対する 影響はありません。
• 本剤を使用しただいこんは、つまみ菜、間引き菜として食用に供さないでください。
• 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にかからないようにしてください。
• 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、 病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

安全使用上の注意

• 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  治療法：アセタミプリドの中毒に対しては、動物実験で L－メチオニン製剤、グリチルリチン製剤及びグルタチオン製剤の注射投与が有効であるとする報告もあります。
  保管：密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、小児の手の届かない、冷涼・乾燥した所に保管してください。

農薬をご使用の際は

• 使用前にはラベルをよく読んでください。
• ラベルの記載以外には、使用しないでください。
• 小児の手の届く所には、置かないでください。
• 空容器・空袋は圃場などに放置せず、適切に処理してください。