クミアイサキドリEWの商品紹介

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クミアイサキドリEW

種類名
ブタクロール・ペントキサゾン乳剤
メーカー
クミアイ化学工業株式会社 メーカーサイト
剤型名
乳剤
用途
除草剤

概要

サキドリは水稲の初期使用除草剤で、ノビエおよびその他の一年生雑草,マツバイ,ホタルイ,ヘラオモダカ,ミズガヤツリに対して効果が高く,SU抵抗性のアゼナ,コナギ,ミズアオイ,ホタルイなどにも有効です。 タンパク質生合成阻害剤のブタクロールと、一年生広葉雑草全般に効果の高いペントキサゾンの2つの成分が作用し、雑草の初期発生を抑えます。 性状は類白色乳濁液体です。

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有効成分情報

成分名称 含有濃度 IRAC FRAC HRAC
ブタクロール 12.0000% 15
ペントキサゾン 4.0000% 14

適用表

作物名 適用雑草名 希釈倍率 使用液量 使用時期 使用方法 本剤の使用回数 ブタクロールを含む使用回数 ペントキサゾンを含む使用回数
移植水稲 水田一年生雑草 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 マツバイ 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ホタルイ 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ヘラオモダカ 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ミズガヤツリ 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 クログワイ 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 コウキヤガラ 500mL/10a 移植時 田植同時散布機で施用 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 水田一年生雑草 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 マツバイ 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ホタルイ 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ヘラオモダカ 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ミズガヤツリ 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 クログワイ 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 コウキヤガラ 500mL/10a 植代時(移植7日前まで) 植代時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 水田一年生雑草 300mL/10a 湛水直播の代かき時(は種7日前まで) 代かき時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 マツバイ 300mL/10a 湛水直播の代かき時(は種7日前まで) 代かき時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 ホタルイ 300mL/10a 湛水直播の代かき時(は種7日前まで) 代かき時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 ミズガヤツリ 300mL/10a 湛水直播の代かき時(は種7日前まで) 代かき時に原液のまま散布し混和する。 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 水田一年生雑草 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 マツバイ 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ホタルイ 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ヘラオモダカ 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 ミズガヤツリ 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 クログワイ 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
移植水稲 コウキヤガラ 500mL/10a 植代後〜移植前7日または移植直後〜ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 水田一年生雑草 300mL/10a 湛水直播の代かき後〜は種前7日 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 マツバイ 300mL/10a 湛水直播の代かき後〜は種前7日 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 ホタルイ 300mL/10a 湛水直播の代かき後〜は種前7日 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内
直播水稲 ミズガヤツリ 300mL/10a 湛水直播の代かき後〜は種前7日 原液湛水散布 1回 2回以内 2回以内

特徴

ビエおよびその他の一年生雑草,マツバイ,ホタルイ,ヘラオモダカ,ミズガヤツリに対して効果が高く,SU抵抗性のアゼナ,コナギ,ミズアオイ,ホタルイなどにも有効

タンパク質生合成阻害剤のブタクロールと、一年生広葉雑草全般に効果の高いペントキサゾンの2つの成分が作用し、幅広い雑草の初期発生を抑えます。

SU剤抵抗性雑草に有効

SU剤抵抗性を獲得したアゼナ、コナギ、ミズアオイ、ホタルイなどの雑草にも効果があります。

使用方法

原液湛水散布します。

農家web編集部からのポイント

  • サキドリはその名の通り初期剤なので,雑草の種類や発生状況にあわせて中期除草剤や一発処理剤との体系で処理するようにしましょう。
  • クログワイ,コウキヤガラのような発生期間が長く,遅い発生の雑草には十分な効果を示さないので,必要に応じて,有効な後処理剤と組み合わせて使用するようにしましょう。

使用上の注意

注意事項

  • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
  • 使用の直前に容器をよく振ってください。
  • 雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの1葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は、生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。ホタルイ、ミズガヤツリは発生始期まで、ヘラオモダカは発生前から発生始期まで、クログワイ、コウキヤガラは発生前が散布適期です。
  • クログワイ、コウキヤガラは発生期間が長く、遅い発生のものまで十分な効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組合わせて使用してください。
  • 苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきはていねいにおこない、ワラくず等の浮遊物はできるだけ取り除いてください。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいにおこなってください。
  • 散布にあたっては、水の出入りを止めて湛水状態のまま本剤を田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、田面を露出させたり、水をきらしたりしないように注意し、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 苗が水没するような深水状態では、葉鞘部に軽い褐変症状が出るおそれがあるので水管理に注意してください。
  • 散布数日以内の梅雨明け等による異常高温では、初期生育の抑制が生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • 散布後に多量の降雨が予測される場合は、防除効果が低下することがあるので使用をさけてください。
  • 以下の水田では初期生育の抑制を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
    • 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
    • 軟弱徒長苗を移植した水田
    • 極端な浅植えや深植えの水田
  • 直播水稲に使用する場合、出芽時に湛水条件になると薬害を生じるので、水管理に注意してください。
  • れんこん、くわい、せり等の生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意してください。
  • 使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

安全使用上の注意

  • 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 皮ふに対して弱い刺激性があるので皮ふに付着しないように注意してください。付着した場合は直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 魚毒性等
    • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。
    • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
    • 散布後は水管理に注意してください。
    • 散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管…密封し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください。

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